レジャーや運動で長い時間太陽光を浴びると日焼けしますよね。
15分程度を目安に短い時間日に当たればビタミンDを作ってくれるという良い働きもありますが、急激に大量の太陽光を浴びてしまうと、水ぶくれをともなう日焼けをしてしまうこともあります。
どれくらいの時間で日焼けをしてしまうのか? 日焼けをする時間の目安や、水ぶくれを防ぐ方法などを解説します。
日焼けになる時間の目安ってどれくらい?
日焼けというと、ネガティヴなイメージを持たれていますよね。強い紫外線を長い時間浴びすぎると、日焼けや、水ぶくれ、免疫機能が低下するなどの急性障害を引き起こします。
また、慢性的に浴びていると、シミ、シワの原因になったり、皮膚ガンや白内障など、皮膚、眼に慢性障害を起こすことがあります。
皮膚は体の最も外側にあって、太陽光(紫外線)を浴びると皮膚の水分防衛機能を担う細胞が大きなダメージを受けます。
これが日焼けです。
肌が日焼けをしてしまう時間の目安は、その人の肌の質によって様々です。
日本人に多いのは、紫外線に当たると、赤くなった後いつも黒くなるという肌質です。
日本人の30%はこのタイプだそうです。
このタイプの人は、目安として、真夏の日中に太陽光を20分〜30分浴びると、肌が赤みをともなう日焼けを起こします。
また、「日焼けするとすぐに赤くなって、黒くはならない」という肌質の人も、日本人には2割程度います。
そういう人は日焼けして肌が黒くなる人よりも、紫外線による肌の影響を受けやすいタイプですので、より短く、5分程度で日焼けをしてしまいます。
日焼けが水ぶくれになる時間の目安はどれくらい?
子どもの頃など、まだ日焼けすることをあまり気にしなかったころは、日焼け止めも付けずに無邪気にプールなんかで遊んで、鼻の頭や肩が真っ赤になっていた、という経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本人なら一般的に日焼けは、最初に肌が赤くなり、その後黒くなりますが、赤くなる症状は「サンバーン」と呼ばれます。
これは紫外線による急性炎症で、ヒリヒリと痛む皮膚のヤケドです。
このサンバーンがひどくなると、水ぶくれができてしまいます。
個人差はありますが、水ぶくれができるのは、太陽光を浴びて6時間ごろが目安とされています。
日焼けが水ぶくれになるのを予防する方法は?
日焼けによる水ぶくれができてしまうと、皮膚科へ行く必要が出てきます。水ぶくれを作らないためには、第一に、長く強い日差しに肌をさらさないように気をつけることです。
紫外線の少ない朝方や夕方は、太陽光を防御する必要はありません。日中に、強い太陽光を浴びないようにすることが重要です。
・長袖のシャツや上着を着る。
・つばの長い帽子をかぶる。
・日焼け止めクリームをつける。
・日傘を使う。
などの紫外線対策が有効です。
日焼けが水ぶくれになったらどうしたらいい?
もしも日焼けが水ぶくれになってしまった場合、火傷と同じような対処をしましょう。
まず基本は冷やすこと。水ぶくれを流水で15分〜30分冷やします。
肌にそのまま水をつけるのが痛むなら、清潔な布を一枚水ぶくれの箇所において冷やしてください。
なお、水ぶくれは、やぶったところから細菌が入り、化膿して跡が残ることがあるので、水ぶくれを潰してしまわないように気をつけましょう。
十分に冷やしたら、布に包んだ氷枕などで水ぶくれの部分を冷やし、病院へ行って皮膚科の専門のお医者様に見てもらってください。
まとめ
日焼けとは、火傷の一種です。
人によって日焼けのしやすさは違ってきます。これまでの生活の中で、自分がどれくらい日焼けをしやすいかはおおよそ分かると思います。
皮膚科を訪ねて自分の日焼けのしやすさを調べてもらうこともできます。
それをもとに、自分に最適な日焼け対策をして、水ぶくれを予防しましょう。