バイオリンの弓は消耗品だから長く使用していると劣化して弓が切れるって知ってた?
演奏中に弓が切れる事もあるんだって!弓ってどれくらいもつんだろうね?
しょっちゅう弓を張り替えてたら費用がかかりそう!
でもね、バイオリンの弓は適切なメンテナンスをしていたら長持ちして切れにくくできるみたいよ。
あまりに頻繁に弓の毛が切れるようなら弓を弦に押しつけ過ぎた弾き方をしているか、弓の材質に問題があるみたいよ!
弓は手頃な物から高価な物まであるけど、バイオリンの音色や響きは弓の材質に比例するんだって!
だから正しい弓選びをしないとバイオリンも上達しないらしいわ。
弓ってただの棒に見えて奥が深いのねえ。
演奏中に弓が切れないようにするためにも弓の正しい選び方やメンテナンス、弓の張り方について調べてみたわ!参考にしてね。
目次
バイオリンの弓が切れる原因は?
バイオリンの弓は木材を加工した棒(スティック)に馬毛(しっぽ)が張られているの。
この馬毛に松脂(樹液)を塗ってなじませた弓でバイオリンの弦をこすると摩擦で弦が振動し、バイオリン本体にも振動が伝わり共鳴しあって音が出る仕組みらしいわ!
まず、バイオリンの弓が切れる原因として考えられるのは弓の毛の劣化ね。
弓の毛も演奏頻度によるけど、使い続ける内に傷んで劣化してくるの。
あとは頻繁に弓が切れるようなら弾く時に弓を弦に押さえつけすぎている事が考えられるわ。
弓の毛は消耗品だから1年を目安に定期的に張り替えた方がいいらしいわよ。
弓の張り替え時は次を参考にしてみてね。
松脂を塗っても横滑りしやすくうまく摩擦できない
弓の毛が少なくなってきている
こうなると音も出にくくなるんだって!
弓の毛が伸びきっている
毛は湿度変化でも伸びてしまうんだけど、使い続けていると張り替えたばかりの時より毛は5mmから10mm伸びてしまうらしいわ。
弓の毛が伸びた状態で使うと弓が重くなって弾きにくくなるから張り替えた方がいいそうよ。
弓の毛が黄ばんで黄色く変色している
長い間張り替えていないと古くなって変色してくるみたいよ。
弓で音色は驚くほど変わるらしいから古く劣化していたら張り替えた方がいいわよ。
弓の毛の根元が黒ずんでいる
長い間張り替えていないと手垢や松脂で黒ずんでくるみたい。
張り替え時のサインよ!
弓の張り替えは楽器店に持って行くと専門の職人が張り替えてくれるそうよ。
張り替えはとても緻密な作業を要するらしいから職人にお願いしよう!
バイオリンの弓が演奏中に切れないようにする為にもメンテナンスが大事!
バイオリンの弓は劣化するとは言っても丁寧に扱ってメンテナンスをしているだけで寿命は延びるそうよ。
じゃあ、どんな事に気をつけていればいいのかな?
演奏中に弓の毛に触れないようにする
手垢がつくと劣化を早めるので演奏中に弓を触る癖があれば気をつけよう!
演奏後に弓を緩める時は緩めすぎない
緩めすぎた状態でケースに保管すると、出し入れする時に弓の毛が引っかかって切れる事もあるんだって!弓の毛がほんの少し張った状態に緩めるのがいいそうよ。
演奏後に松脂を拭き取る時は毛に触らないようにする
毛を布で拭いてしまうと毛が乱れたりゴミがついてしまうからスティック部分の松脂を拭き取るようにしよう!
また、松脂を拭き取る布は定期的に洗濯して清潔にしておこうね。
バイオリンのケースに防虫剤を入れておく
演奏中に弓が切れなくても、ケースに保管している間に弓の毛が何本も切れている事があるのよ。
弓の毛についたとても小さな虫が原因で弓が切れるんだって。
防虫剤をケースに入れておく事で防ぐことができるわよ。
演奏中に弓が切れてしまっても毛を抜き取らない
毛が切れてプラプラしてたらブチッと抜き取りたくなるけど、無理やり抜き取ると毛を縛っている糸が緩んで他の毛まで抜けやすい状態になってしまうわ!
こういう場合は演奏後に切れた糸の根元だけはさみで切るようにしよう!他の毛に触らないように気をつけてね!
日頃から気をつけて弓のメンテナンスをしていると弓の劣化を遅らせて長持ちさせる事ができるのね。
弓の劣化はバイオリンの音質にも影響するからメンテナンスと弓の毛の張り替え時期には親も注意して目を配っておこうね!
切れにくいいい弓の選び方を知っておこう
弓は使用している木材やパーツの種類によって品質に差が出るんだって!
良質で密度の高い木材を使用していると音色もしまりのある密度のいい音色が出るそうよ。
また、使用しているパーツの違いによって弓の重さやバランスが変わるらしいわ。
少しの重さやバランスの違いで弾きにくくなる事もあるから弓を選ぶ時は手に取ってしっかり確認した方がいいわよ!
あと、コシがある強い弓を選ぶ事は重要よ!
大きな音を出す時に弓に力を加えてふにゃっとするような柔らかい弓だと正しく演奏できず上達できないらしいわ。
また、弓のスティック部分を叩いていい振動をするかで音質も変わるようだから、選ぶ時にほとんど振動しないような弓は選ばないようにね!
いい弓を使うと正しい演奏も身について上達に繋がるから弓選びはよく考えてね。
弓が変わるだけでバイオリンの音色ははっとするくらい変わるんだって!品質は音色に比例するのね!
バイオリン本体は高価でも安価すぎる弓を子供に与えて上達しなかったら本末転倒だよね。
バイオリンの弓の張り方を知っておこう
バイオリンは演奏前にネジを回して弓を張るんだけど、弓によって適度な張り方があるそうよ。
弓の張り方の目安はスティックと弓毛の間隔がスティックの太さくらいになるように張るといいらしいよ。
弓はスティックがゆるくカーブした状態がよくて、張りすぎた状態だとスティックがまっすぐになっちゃうんだって。
張りすぎた状態で弾き続けると弓の劣化を早めるから張り方にも気をつけようね!
まとめ
バイオリンの弓が演奏中に切れないようにするには、弓が劣化しないように日頃のメンテナンスや弓の張り替え、演奏時の弓の張り方に注意しよう!
弓の張り替え、張り方を変えるだけでバイオリンの音色や演奏のしやすさは驚くほど変わるから、親も目を配ってあげてね!