初めてバンコクを訪れる方へは、移動の時間も貴重になるかと思うのでツアーに参加されるなど効率的な観光をされても良いかもしれません。
一方、何度かタイに来られている方であれば、バンコクには、市販のガイドブックに出ているメジャーな観光地の他にも数多くの穴場観光スポットがたくさんあるので、穴場スポットを訪れてみるのも良いかもしれません。
ただ、その場合の滞在日数は何日くらいで考えたらよいでしょうか?
少し時間はあるものの、遠く離れた観光地へ行くほどの時間がなかったり、今回の観光するエリア付近に、一ヶ所穴場スポットがどこかあればいいな、という方は参考にされてみてくださいね。
バンコクの穴場スポット
バンコクに何度も訪れていると、「メジャーな観光地以外で違う観光地はないか」、「観光客の少ないローカルな穴場な場所はないか」、「落ち着ける場所はないか」等と考えると思います。そして、バンコクでも少し違う観光地を冒険をしてみたくなる方もいると思います。
そんなバンコクの少し穴場な観光地、ローカルな観光地を含めて紹介します。付け足しにも丁度良いと思います。もしかすると、今回のバンコク観光は、いつもより日数を少し延長したくなるかもしれませんね。
のんびりできる穴場
MRTサムヤーン駅には、ワット・ファランポーンという煌びやかなお寺があることで有名ですが、その近くには、タイの東京大学と言われるチュラロンコン大学があります。大学内へは、学生以外でも自由に入る事ができます。構内の敷地はかなり広く、電気で動くバスが何台も走っています。
大学の中には、自由に使えるジムがあったり、お洒落な外観の本屋があったり、いろんな屋台が出ていたりします。食堂は学部ごとに分かれており、学部の個性がでている食堂です。学生にまじって食事する事ができるので、違った雰囲気も味わうことができる穴場といえます。
チュラロンコン大学の近くには赤十字病院があります。その敷地内に、毒ヘビ研究所のスネークファームがあります。そこでは世界各地の蛇の展示はもちろん、骨格標本、蛇の中身や皮、蛇の毒に対する説明もあります。時間帯によっては、蛇のショーもあり、蛇に触れたり、首に蛇を巻いて一緒に写真を撮る事も可能です。
その隣には、予防接種をうける事ができる施設があります。ヨーロッパ製インフルエンザワクチンも格安で接種できます。また、インフルエンザワクチン以外にも、様々な予防接種があり、それらは日本で打つワクチンと同じ商品にも関わらず、日本で打つワクチンよりも劇的に安くなっています。
ルンピニ公園もその近くにあり、MRTルンピニ駅から徒歩5分の距離にあります。よく聞く名前かもしれませんが公園という事もあり、観光地としてはわざわざ足を運ばない場所です。しかし、朝は屋台が出てタイ人で賑わい、運動設備もあり、ジョギングコースもあります。
ここの池の周りには、大きな水トカゲも生息しており、日向ぼっこしている姿を見る事ができ、のんびり過ごす事ができます。ただ、最近増えすぎた為、大量の捕獲がされ数は減っているので、なかなか見る事が出来なくなっているかもしれません。イベントも行われるので、イベント時にはかなりの人で賑わいます。
お寺などの穴場
ワットマハーブットは、ここはタイ人で知らない人は居ないお寺で、メー・ナークという女性の霊が祀られています。バンコクにあるお寺の中では少し地味なお寺になります。タンブンも出来、恋愛運アップ、宝くじの当選番号がわかる神木もあるお寺です。BTSオンヌット駅から、タクシーやソンテウで行く事が出来ますが、プラカノン運河を走行するロングテイルボートで行く事もできるので、ローカルな気分を味わう事も可能です。
トリムルティの祠は、恋愛成就の神様と言われ、BTSチットロム駅の伊勢丹の前にあります。以外とセントラルワールドやエラワンの祠等に目が行くので、デパートの近くにありながら穴場でもあります。木曜の21時にお祈りすると叶いやすいようです。ラクシュミーはヒンドゥー教の代表的な女神の一神で、美と幸運の女神と言われていて、BTSチットロム駅のゲイソンプラザにあります。
ワット・サケットは黄金の丘のお寺で、緩やかな階段を昇った場所には金色の仏塔とバンコクの景色が待っています。見上げると、空の青と金色に雲の白の景色です。階段途中には、植物や大小の鐘があり、鐘は鳴らす事もできます。タクシーかセンセーブ運河のロングテイルボートで行く事も出来ます。
お寺はバンコクのあちこちで見る事が出来るので、見つけたら入ってみて、他の観光客の知らないお気に入りの穴場を見つけるのもいいかもしれませんね。
マニアックな穴場
飛行機が好きな方には、ドンムアン空港の近くに、タイ王立空軍博物館があります。戦闘機がたくさん展示されており、輸送機やヘリコプターもすぐ側で見る事ができます。年代の古い戦闘機に触れる事もでき、中に入れる戦闘機にもあります。世界に一台の日本製の飛行機も展示されていて、人もすくないので穴場です。
バンコク最古のドゥシット動物園も楽しめます。バンコクに来て動物園と思うかもしれませんが、日本の動物園とはかなり違います。かなり広い敷地内は日本の動物園のように色んなエリアに分かれており、トラムで周る事ができます。日本の動物園と違う所は、動物にエサがあげれるところです。ウサギやヤギへのエサやりではなく、クマやカバにもエサがあげれるので、なかなか出来ない体験です。
また、バンコクではチャイナタウンが有名ですが、インド人街のリトルインディアもあります。チャイナタウンのさきにあります。インドのお寺から、サリーの洋服にインド料理屋と並んでおり、その横にはパフラット市場があります。洋服や生地、雑貨が安く売っており、かなりの穴場でもあります。
バンコクの広いデパートを一気に味わうなら、BTSウドムスックの駅から無料のシャトルバスが出ているメガバンナーがあります。メガバンナーはアジア最大級のショッピングセンターで、平日は比較的空いており穴場となりますが、夕方頃から学生や仕事終わりの方で少し混雑してきます。
メガバンナーには、ブランド店等の洋服や靴、アクセサリーに雑貨はもちろん、両替屋、マッサージ、映画館、アイススケートリンク、ボーリング、ロビンソン、ホームプロ、ビックCにIKEAも入っています。また、飲食店もフードコートにタイ料理・韓国料理・日本食・イタリアンまであり、1日いても飽きない場所だと思います。
バンコク近郊の穴場
バンコク近郊のプラプラデーンは、タイ人の方が多く、ピクニック感覚で楽しめる観光場所です。タクシーかワットポー近くからバスとソンテウ、バンナー方面からは船で渡って行く方法もあります。プラプラデーンには、バンナムプン水上マーケットがあります。
たくさんのお店があり、飲食店も充実しているので、定番のタイ料理から魚介類にデザートまでフルコースで食べれますし、お値段も安いです。観光客がほとんどいないのでローカル度が他の水上マーケットに比べグット高くなります。
自転車を借りる事ができるので様々な場所を自転車で周る事が出来ます。公園もあり公園内には、池や沢山の植物、蟻塚もあります。水上マーケットで食事をせずに、自転車で周り、自分で見つけた飲食店で食事をする楽しみもあります。夜には、ボートで蛍ツアーも出ています。
もう一つの近郊観光地はクレット島で、焼き物とお菓子の島と言われ中洲にあり、タクシーで行き渡し舟で島内へ渡ります。焼き物とお菓子の島と言われるだけあり、たくさんの焼き物とタイの伝統菓子が売っており、焼き物に入ったお菓子もあります。焼き物は体験もできます。
クレット島でも自転車を借りる事ができますが、道が狭い為、歩いて散歩の方がオススメです。値段も安く、雰囲気も良く、のでのんびりできる観光場所です。
バンコクの滞在日数とポイント
バンコクの滞在日数を何日にするか、かなり迷うかと思います。初めてであれば、無理せずメジャーな観光地を周りるだけでも良いかもしれません。休みがあまり無い場合には、最低2泊〜3泊でも観光する事もできます。休暇、休日に余裕があれば、4泊〜5泊の方が1日を穴場の近郊に行く事もできます。
5泊〜7泊あるとかなり余裕のある日数になりますメジャーな場所も穴場も無理なく観光できると思います。バンコクへ何度も来ている方は、全ての穴場の観光地を3泊〜4泊で周ることが出来ると思います。
ただ、バンコクは一年を通じて非常に暑い時期が長いので、動物園やお寺巡り、近郊の観光地を歩く際は、かなり体力を消耗します。水分をこまめに摂ることが重要です。また、場所によってはクーラーのある建物が少なく、自然の風や扇風機だけの建物も多く存在します。観光地を半日づつにわけ、休憩を挟みつつ、無理のない日数で観光するのがポイントです。