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バルセロナはスペインで最大の観光客数を誇る都市であり、世界中から旅行者が集まる街として知られています。その魅力は多くの観光資源や豊富な食文化が融合したバルセロナならではの雰囲気にあります。

加えてバルセロナは世界一のフットボールチームである、FCバルセロナの本拠地でありサッカー好きからも一目を置かれている存在と言えます。

そんな人気の高まるバルセロナは、近年ではLCCの台頭や格安航空券の台頭から往復数万円のチケットも多数存在しています。

以前は移動費の高さからバルセロナへの旅行を諦めてしまった方も、気軽に旅行を楽しめる時代に突入しているのではないでしょうか。今回は、そんなバルセロナの魅力に迫りたいと思います。

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サグラダ・ファミリア

不動の人気を誇るバルセロナ観光のランドマーク。もはや説明不要の観光地ですが、バルセロナの「サグラダ・ファミリア」は1883年にガウディの設計からその歴史が始まりました。

設計開始から100年以上経過している現在でも、完成しておらず、未完成でありながらその洗練されたデザインで世界中の旅行者を魅了している場所です。

ガウディは「サグラダ・ファミリア」建設中に志半ばで交通事故で亡くなり、現在はその意思を受け継ぎ建設が進んでいます。

多くの日本人建築家も建設に携わり、日本の技術を「サグラダ・ファミリア」に注入しています。

なぜ、これほどまでに建設に時間がかかっているのかは、「建築費用が不足していた」「観光資源のためにあえて」など多くの諸説があります。

もし、仮に商業的な面で建設が遅れていたとしても、そのクオリティは疑いようがなく、世界一の建造物と言っても過言ではないのではないでしょうか。

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カサ・ミラ

こちらもバルセロナ観光を語る上で外すことのできない場所です。バルセロナの高級ショッピング通りである「パセジ・デ・グラシア」にカサ・ミラは存在しています。

なんと、現在でも実際に住民がおり、通常の民間住宅として使用されています。地中海をイメージしたと言われている、その独特のフォルムと色使いは世界を見渡しても珍しいもの。

ガウディの遊び心とユニークさが溶け込んだ、完成度の高い建造物です。

グエル公園

バルセロナ観光に欠かせない場所のひとつであり、テレビなどでも多く取り上げられている「グエル公園」は、ガウディが設計した失敗作のひとつと言われています。

というのも、「グエル公園」はグエル伯爵の依頼によりガウディが設計を始めました。その奇抜なデザインと色使いは当時のスペイン人には理解ができず、グエル公園には約60軒の住宅がある中で、たった2軒しか購入されなかったのです

しかも、その購入者はガウディ本人と依頼者であるグエル伯爵のみなのです。あまりに人気がなかったため、市に寄贈され現在に至ります。

現在は、世界中から観光客が集まるバルセロナのランドマークとされ、現地の子供たちで賑わう場所となっています。

その独特の世界観は、好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、グエル公園はバルセロナを一望できる場所に位置しているため、バルセロナ観光へ訪れた際には、まずグエル公園に足を運び、バルセロナの街並みを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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ボケリア市場 (サン ジョセップ市場)

「ボケリア市場 (サン ジョセップ市場)」はバルセロナの中心街に位置する、バルセロナの食が集まる観光名所です

多くの観光客はもちろん、現地の方にとっても新鮮な食材を購入できる、生活に欠かすことのできない場所です。

ちなみに「ボケリア市場」は現地の言葉で「胃袋市場」という意味で、地元の方から愛される、欠かすことのできない存在となっています。

市場と名前は付いていますが、観光客の多いバルセロナの重要な観光資源のため、市場内はとても綺麗で、女性一人でも気軽に足を運ぶことができます

また、海鮮物やフレッシュジュースなど新鮮な食材をその場で楽しむことができるため、バルセロナの味を知るために、ぜひとも足を運びたい場所のひとつです。

スペインはヨーロッパ圏の中では物価が安く、国民食である生ハムなどは日本とは比べものにならない安価な値段で楽しむことができます

しかも、そのクオリティは本場の味であり、多くの種類から選ぶことができ「ボケリア市場 (サン ジョセップ市場)」に出向けば、お得感と満足感を同時に味わうことができること間違いなしです。

ピカソ美術館

バルセロナには多くの美術館があり、美術館巡りができることでも人気の観光地なのです。特に「ピカソ美術館」はファン以外の方もバルセロナを訪れた際には必ず足を運びたい場所のひとつ。

しかし、ピカソの人気は高く、いつもチケット売り場には長い行列が作られています。そのため、日本からのツアーに参加したり、比較的空いているお昼時に出向くなどの対応が必要になることも確かです。

このピカソ美術館が人気が高いのは、様々な要因がありますが、一番はピカソが幼少期に描いた絵が展示されていることではないでしょうか。

ピカソは独特な描写で知られていますが、晩年期までは全く異なる画風の画家だったのです。ピカソの歩んだ人生を感じ取ることができる魅力的な場所です。

月曜日がお休みのため、実際に出向く際には注意しましょう。

ミロ美術館

バルセロナ観光で楽しめる美術館はピカソ美術館だけではないのです。

ピカソ美術館と並んで人気の高い「ミロ美術館」。立地は街の中心地からは少し外れていますが、近くにはバルセロナオリンピックの競技場や展望台などがあり、ゆっくりと過ごしことができます。

ミロ美術館には、絵画やオブジェが約150点展示されているだけでなく、常に芸術家の作品展も行われており、見所が多い美術館としても知られています。

併設されたカフェもあり、ゆったりとした時間を過ごしたい方にお勧めです。こちらも月曜日休みです。

ダリ美術館

日本でも大人気の「ダリ」。バルセロナから特急電車で1時間と中心観光地は離れてしまいますが、フィゲラスという土地に「ダリ美術館」があります。

フィゲラスは田舎町なのですが、ダリの世界観が詰まった美術館が突如として表れます。こちらのダリ美術館は、美術館としては珍しく、写真を撮影しながら見学することができます

ダリはアートにあまり興味がない方にも人気が高く、その独特の感性に魅了されること間違いなしです。

モンセラット

モンセラットは日本人旅行者にはあまり知られていない場所ですが、ヨーロッパではパワースポットとしてバルセロナ観光の中でも人気の高い観光地です。

「黒いマリア像」が持っている球に触りながら願い事をすると、願いが叶うと言われています。このパワーをもらいに世界中から観光客が集まるのです。

こちらもバルセロナから電車と登山鉄道で1時間半と、バルセロナの中心地は離れてしまいますが、街の中心地とはまた違った魅力を見せてくれる場所です。

交通手段として、ケーブルカーも利用することができ、その大迫力の景色は圧巻の一言です。
モンセラットは通称「のこぎり山」と呼ばれ、あのガウディも幼少時代には何度も訪れイメージを得ていたと言われています。

バルセロナ観光に必要な日数

010_barcelona002十分に満喫したいなら4日間
見所の多いバルセロナ旅行はどのくらいの日数が必要なのでしょうか。もちろん、訪れたい観光地により、異なりますが、4日間ほどあれば十分だと考えています。

「サグラダファミリア」「カサ・ミラ」「ボケリア市場 (サン ジョセップ市場)」などは歩いて1日で回ることができますし、サッカー観戦や美術館を巡りたいと考えても、4日間あれば余裕を持って行動できるからです。

また、バルセロナは食も楽しむことができるため、毎日のディナーを楽しむためにも4日は確保したいところです。

「4日間でのツアー例」、サグラダファミリア ー カサ・ミラ ー グエル公園 ー ボケリア市場 (サン ジョセップ市場) ー 美術館巡り ー モンセラット

2日間でも主要は周れる

ツアーでバルセロナ旅行に参加した場合は、バスツアーになり、2日間ほどでも十分に主要観光地を訪れることができると思います。

ツアーのメリットでもありますが、滞在時間が限られていたり、決まった場所での食事になってしまうため、個人的には自己手配でのバルセロナ旅行をお勧めします。

「2日間でのツアー例」、サグラダファミリア ー カサ・ミラ ー グエル公園 ー ボケリア市場 (サン ジョセップ市場) ー どちらかの美術館 (ディナーを楽しむためには、少し余裕のある、旅程が良いと思います)

女性一人でも楽しめる

スペインは観光地化されているため、公的交通機関が充実しているだけでなく、日本語のパンフレットや案内所など多くのサポートがあります。

海外旅行に慣れていない方でも安心して旅行を楽しむことができる場所と言えるのです。しかし、ヨーロッパはスリが多いため、盗難には十分注意しましょう。

まとめ

バルセロナは世界が誇る観光地として、その地位を不動のものとし、毎年多くの観光客が訪れる場所です。

歴史的な建造物や食文化、アートなど多くの分野で魅了するバルセロナへ1度足を運んでみてはいかがでしょうか。