日本から近いのに、異国情緒たっぷりの旅行先としての人気の香港・マカオ。香港では、グルメとショッピング、マカオでは世界遺産巡りが有名ですね。そんな香港・マカオをしっかり楽しむ観光には、どのくらいの日数が必要なのでしょうか。

それと気になるのが、ビザ。香港・マカオへ行くにはパスポートはもちろんですが、ビザも必要なのかどうかが気になります。また、日数によって、ビザの必要・不要ということが決まっているのでしょうか。

海外の観光旅行ビギナーに、香港・マカオ観光に適した日数、あるいは必要となる日数はどのくらいなのでしょう。さらに、日数にかかわらず、ビザは必要なのでしょうか。しっかりご紹介します!

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香港・マカオ旅行にそもそもビザって必要なの?

パスポートを持っていて香港での滞在が3か月以内であれば、ビザは必要ありません。ただし、自分が香港に滞在する期間の後、有効期限が少なくとも1か月間は残っていることが必要です。香港入国が観光目的であれば、基本的には香港入国時にビザは不要というわけですね。

ビザがなくても、どのくらいの日数を滞在できるかというと、7~180日間。その日数は入国者がどの国から訪れたかによって異なります。日本人の場合は、観光目的であれば、基本的にビザは必要がない、ということですね。

香港からマカオに行く場合でも、必要なのはパスポートだけ。日本人の場合、ビザは必要ありません。

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香港・マカオ2泊3日パックツアーの初日って?

どんな旅行をしたいかによって、旅行の日数は違ってきます。もちろん、お休みを取れる日数や、予算によっても変わってくるでしょう。たとえば、あなたが2泊3日の香港・マカオ格安バックツアーを見つけたとします。

そのときには必ず、日本の出発時刻、帰国(香港の出発)時刻をチェックしてください。というのも格安ツアーには、午後出発の午前帰国という場合が多いからです。

それの何がいけないの? と思ってしまったあなた。ここは大切なところなので、しっかり確認してくださいね。このパターンの場合、香港・マカオ旅行を楽しめる最低限の必要日数になってはいますが、問題はその内容なのです。

たとえば、午後4時に日本を出発(2時間前の集合なので、午後2時には空港に到着していなければなりません)すると、約4時間半のフライトで、香港の空港に到着するのは、日本時間の午後8時半頃です。

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日本と香港の時差は1時間。日本のほうが1時間進んでいますから、香港に午後8時半頃(日本時間)に到着したとすると、香港での現地時刻は午後7時半頃ということになります。

飛行機から降りて税関を通り、ツアー客全員がバスに乗り込むのを待ちます。そしてバスが出発し、香港市内のあちこちに分散したホテルまで旅行客を送ってくれるわけです。

運悪くあなたの泊まるホテルが、行程上、いちばん最後になったとすると香港の現地時刻午後七時半頃に到着してもホテルに着くのが八時半過ぎ、ということも考えられます。

場合によってはもっと遅くなってしまうことも。すると、ようやくホテルに着いてチェックインをすませて部屋に入ったら、もう夜9時を過ぎていたということもありえるわけです。

そんな時刻になってしまうと、夜景を見に行くには遅すぎますし、毎晩午後8時から見られる13分間の幻想的なイルミネーション、「シンフォニー・オブ・ライツ」も見られません。パックツアーの場合、その時間から食事ということもありませんから、自分でお店を探すことに。

日本を午後出発する場合のパックツアーには、こんなリスクも考えられるのです。

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香港・マカオ2泊3日パックツアーってどんな感じ?

では、2日目はどんな感じになるのでしょうか。朝食をすませると、すぐにツアーバスで香港市内観光(買い物)へ。午前中にマカオへ出発し、マカオで軽い夕食。香港市内で食事、解散という日程だとしましょう。

これはかなりギュウギュウ詰めの日程といえます。3日目の帰国の日は朝7時に集合、10時過ぎに香港を出発ということになると、にはほとんど何できませんね。

こうしたスケジュールだと、香港・マカオ観光をしたのは滞在の2日目の1日だけだったということに。まさに弾丸ツアーです。もちろん、2泊3日のパックツアーのすべてがそうだというわけではありません。行程によってはそうなってしまうかもしれない、ということです。

では、香港・マカオ観光は、2泊3日ではムリなのでしょうか。そんなことはありません。2泊3日パックツアーでも香港・マカオに行けます。ただし、パックツアーでなければ、さらに自由度の高い旅行ができますよ。その方法とは?

2泊3日で満足度の高い香港・マカオ観光をするには?

それには、2泊3日という日数をオールフリープランにすることです。そして日本を午前中に出発し、香港発は午後便となるプランにすること。これなら、2泊3日を有効に使うことができるでしょう。

香港に午後1時頃(現地時間)に到着したら、バスなどで香港市内へ行き、ホテルにチェックイン。3時頃には香港市内の繁華街で、夕食前のウインドウショッピングなどが楽しめるはずです。夜はレストランでの食事の後、夜景を楽しむ時間もあるでしょう。

2日目は飲茶のあとマカオへ行き、夕方前に香港へ戻り、行きたかったブランド・ショップやレストランに行ってもいいですし、散策を楽しむのもいいでしょう。

そして3日目は、朝は香港式お粥専門店で朝食をすませ、デューティフリーショッパーズへ。それから空港へ向かっても、余裕で間に合います。つまり、香港・マカオの観光に適した日数というのは、2泊3日ということもできます。

ただし、オールフリープランで、出発便・帰国便の出発時刻に注意してくださいね。

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3泊4日なら、ちょっとゆったりの香港・マカオ旅行に

2泊3日でギュッとつまった香港・マカオ旅行を楽しむのもいいのですが、2泊3日は、ほんとうにあっという間。ちょっと慣れたかな、という頃に帰りのしたくをしなければなりません。そこがちょっとさみしいところ。

そこでおすすめしたいのが、3泊4日のプラン。間にまる2日間あるのは、うれしいですよ。2日目は香港、3日目はマカオで、といったように、1日単位で香港・マカオを楽しむことができます。というわけで、2泊3日もいいけれど、3泊4日も、ということをぜひ検討の一つに加えてみてください。

まとめ

いかがでしたか。香港・マカオの観光旅行には、ビザが不要だということ。そして、必要な日数というのは楽しみ方によって変わる、ということです。

ぎゅっと詰まった2泊3日の日程で楽しむのか、ちょっとゆったりとした3泊4日で楽しむのか、それによって適した日数が変わってくるということですね。どちらにしても、もう一度行きたくなる香港・マカオになるはずです。