住むアパート、マンションを決めるにあたって重要な条件は十人十色、それぞれゆずれない条件などがあると思います。

その中でも、「騒音」というキーワードは多くの人にとって重要視されるポイントなのではないでしょうか。

子連れでアパートなど集合住宅に住んでいると、ご近所さんへ騒音の迷惑を掛けてはいけないと、とっても気を使いますよね。

上下両隣が同じ子供がいる家庭ならなんとなくお互い様と思えるけれど、単身の方やご高齢の方だと肩身が狭い思いをすると思います。

ご近所さんとうまく付き合っていくには騒音対策って大事ですよね!

騒音に対して気をつけているご家庭が大半だと思いますが、実際にこんな騒音トラブルもあるようで…

アパートに住んでいたHさんは、子供がたまたま夜遅くまでドタバタ走って遊んでしまったそうなんです。

当然真下の住人さんからクレームが…それをきっかけに下の住人さんから何かあるたびに嫌味を言われようになり、結果Hさんは引越しを余儀なくされました

子供のベタベタした足音って意外と響くんですよね。

今回はアパートにお住まいの方向けに、ご近所さんとうまく付き合っていく為の子供の騒音対策についてまとめてみました。

※今回出てくるアパートとはマンションや団地など集合住宅すべてを含めてお話することにします。

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アパート住まいでこんな騒音対策してました~体験談~

Aさん 
【当時の子供の年齢】
2歳半
【騒音対策アイテム】
厚めのパズルマット

私は当時2階に住んでいました。

お隣さんが気難しいおばさんで、旦那がベランダでタバコを吸っているとわざとらしく咳払いをされた事もあったんだよね…

だから、とにかく家にいる間は子供には静かにさせていたし、夜だって9時までには寝かせていたから自分なりに気をつけていたんだけど、壁をドンドン叩かれちゃったんだよね。

厚めのパズルマットを敷いて騒音対策したけど、早くこの環境から抜け出したくて引越しました。

いずれは戸建てが欲しいと思っていたから、良いきっかけになったと思うようにしているよ。

Bさん
【当時の子供の年齢】
2歳頃
【騒音対策アイテム】
騒音対策はしていないけど、顔を合わせたら挨拶

私は2階に住んでいたけど下がエントランスだったから騒音対策する必要がなかったなぁ。

両隣の家には挨拶まわりの時や普段会ったときに先に謝る感じ!

実家に泊まりに行った時に、最強に泣いてる日があって近所の人が何人かで『随分泣いているようだけど大丈夫ですか?虐待が心配で…』とピンポン押して来たことがあったよ。

うるさくして申しわけなかったけど、泣き止む方法を教えてください~って感じだったな。

Cさん
【当時の子供の年齢】
5歳くらい
【騒音対策アイテム】
ジョイントマット

私は団地の5階に住んでるからやっぱり下の住民の方に「元気ね~」っとサラッと嫌味を言われたことがあるよ。

でもこれと言って騒音対策はしていないかなぁ。

しいて言えば部屋の一部にジョイントマットを敷いたくらい。

今は小学生になってスポーツも始めてとにかく疲れさせようとしてるけど、やっぱり男の子って元気だし遊び方も激しくて…今でも悩んでるよ。

TOMOMI
【当時の子供の年齢】
2歳くらい
【騒音対策アイテム】
バスタオル

私は1階に住んでいてお隣さんも子供がいるご家庭だったし、交通量の多い通り沿いだったからそんなに気を使う事もなかったかな。

でもやっぱり夜泣きをされると困ったし、なんとなく話し声も外に漏れてるような気がして。

ふと部屋の換気扇をいじってみると、ペラペラなプラスチックの板をスライドして外と遮断するだけの作りだったの。

そりゃあ声も漏れるよねと、換気扇を少し分解して空洞になっている所にバスタオルを詰め込んでみたの。

それでも完全にシャットアウトできたわけではないんだけど、やらないよりはマシかな。

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AI
【当時の子供の年齢】
1歳半頃
【騒音対策アイテム】
厚手のカーペットやジョイントマット

手押し車にもなるし子供が自分でまたがって足で漕ぐ車あるじゃない?

あれを室内で乗らせていたら、2フロア下の階の方からクレームが入ったことがあったの。

間にワンフロアあるし本当にうちか分からなかったけれど、その日から手押し車は没収にしたよ。

今は1階に住んでいるけど、他人に迷惑をかけたくないしジョイントマットや厚手のカーペットを敷いて騒音対策をしています。

簡単にできる子供の騒音対策

家具の配置を変えてみる

隣家へは壁を伝って音が漏れてしまいます。

そこで背のあるタンスや本棚を隣の家との境の壁に沿って置く事で、隣家へ漏れる音が軽減されますよ。

この時、タンスや本棚をびっしりと埋めておくと厚い壁の役割をしてくれるので、効果がアップします。

ジョイントマットや厚めのカーペットを敷く

ハイハイをする赤ちゃんは膝をつく音が、歩き始めの子はベタベタと、幼児は靴下を履かずに走りまわり、小学生になったら高いところから飛び降りたり…

フローリングは木で出来ている事もあり思った以上に音が響くので、下の階の住人さんには騒音でご迷惑を掛けっぱなしだと思います。

体験談でも数名の方が実践していましたが、ジョイントマットや厚手のカーペットを敷いて対策しましょう。

ネットをみると完全には音を消せないと言われていますが、それでもやらないよりは良いと思います。

厚みがあればある分だけ防音効果も高まります

アルファベットがくりぬけるタイプのマットがありますよね?

私の体験からして、あれは隙間にゴミがたまり易いのであまりお勧めしません。

より効果を高める為にはジョイントマットの上にカーペットを敷くのも良いですね。

ご近所さんに会ったら挨拶

トラブルを起こさない為にはこれが1番効果的ではないでしょうか?

まったく知らない子供が騒いでいるよりも、顔を知っている子供のほうが同じ事をしていても寛大な気持ちになれると思いませんか?

引越してきた時は当然ですが、日頃からエントランスや駐輪場などで顔を合わせたら『いつも騒がしくてすみません。何かあればおっしゃって下さい。』と一言挨拶をするだけで、ぐっとトラブルも減ると思います。

実際に住戸数が少ないアパートのほうがこうしたトラブルは少ないそうですよ。

騒音がもれにくいアパートってあるの?

子供を連れて住むことが決まっている場合、にぎやかになるのは必然ですよね。

となると、初めから騒音が漏れにくい家を選ぶことも手だと思います。

日本のアパートは主に木造や軽量鉄骨造、コンクリートで作られています。

それぞれの造りによって、防音・遮音効果は異なります。

一般的には鉄筋鉄骨コンクリート>鉄筋コンクリート>軽量気泡コンクリート>木造の順で防音性が高いといわれています。

しかし、いくら鉄筋鉄骨コンクリートでできているアパートだからといって、簡単に「騒音対策はしなくてOK」とも言いきれないのです。

造りがコンクリートだったとしても、隣の部屋とを隔てる壁もコンクリートとは限りません。

コンクリートだから防音性が高いだろうと思い入居したのに、実は壁は安くて薄い材質で、隣の生活音に悩まされてしまう、といった事態になりかねないのです。

また、コンクリートは劣化します。

築年数が古いアパートでは、たとえコンクリートでできていたとしても、音漏れや外からの騒音に悩むことも十分考えられるのです。

逆に、防音性の低い材質で作られたアパートでも、隣の部屋との壁に防音性の高い工夫がなされていて、騒音に十分配慮してくれている物件もあります。

しかし、そういった情報は、物件を紹介してくれる不動産屋さんが知らないこともあります。

そのため、防音性の高い物件を探し当てるには、物件を見学するときに、自分で防音性を確かめるほかないのです。

防音性の確かめ方としては、

・壁を叩き、壁が防音性の高い材質や十分な厚みがあるかどうか確かめる。

・閉めきった部屋で大声や、壁をたたくなど大きな音を出してみて、反響するか確かめる。

反響すれば、音が部屋の中ではねかえっているということなので、壁が厚く防音性が高いといえます。

などがあります。

アパートを選ぶ機会があれば参考にして見てくださいね。

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まとめ

こちらが気を使っているつもりでも、子供が起こす騒音はかなり響いています。

これから引越しをする方は、1階を選ぶことも騒音で迷惑をかけない1つの方法だと思いますよ。

お子さんが小さいうちからしっかりと躾をして、ご近所さんとは挨拶や世間話をして親睦を深めておきましょう。

騒音トラブルを回避するだけでなく、育児の相談に乗ってくれる頼もしい見方になってくれるかもしれませんよ。

トラブルが起きてからではなくて、先回りで対策しておきましょう。