日本と同じ仏教国で親日国、最近では円高や日本食ブームも重なって身近に感じることが多くなったタイ。8月の夏休みや9月のシルバーウィークを利用して、更に行きやすくなったタイの首都バンコクに注目し色々調べてみました。

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バンコクの天気

007_bangkok004タイの首都はバンコクで日本から約4000kmの距離、東南に位置しています。平均気温は約30℃、熱帯モンスーン気候に分類されます。湿度は70〜80%と高温多湿になります。1年は3〜5月の暑期、6〜10月の雨期、11月〜1月の乾季の3シーズンに分けられます。

バンコクの7月から9月は雨期に相当しますが、日本のように1日中雨が降り続けるイメージではなく、スコールと呼ばれる土砂降りのような台風並みの雨が1日のうちに、数回起きる状態となります。

9月に入ると徐々にスコールの間隔が短くなり、1日に1〜2回ほどスコールが起きるような状態となります。

最近では短い時間のスコールよりも、通常の雨が長く数時間続く事も多くなってきています。電車に乗る駅では降っていたのに、降りる駅では雨が止んでいるという天気の時もあります。タイの人は、雨が降り出すとお店の軒下や、駅のホームで雨宿りすることが多いようです。

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7月から9月は雨季ですが、タイでは雨だけではなく雷も伴います。日本では聞いた事のないような、雷の音なのでビックリすると思います。雷は落ちる事も多くあるので、注意が必要です。

雷がなったら屋根の付いている場所の下や建物の中へ出来るだけ早く避難した方が安全だと思います。

タイでは、スコールで一時的に雨量が増えたり、長く雨が降ったりすると、場所によっては洪水が起こります。街中でもしばしば見られる光景なので、立ち止まっている場所の雨量が増え道路が水浸しになってきたら、すぐに建物の中へ移動した方が安全です。

綺麗なバンコクですが、洪水は下水も溢れてくるので衛生的とは言えません。

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バンコクの気温

バンコクでは1年で1番暑くなるのは、3月頃からとなり40℃位まで気温が上昇し、朝から夜まで気温の変化がほとんどなくとても暑く、風がない時には、とても屋外にいる事が辛くなるくらいです。

その時期にあるのが有名な水かけ祭りのソンクランです。水をかけて涼しくなる祭りは、暑いバンコクならではのお祭りと言えますね。

5月末頃よりタイでは高温多湿の季節に入り、7月から9月は本格的な雨季のシーズンとなります。

雨季に入ると少しだけ暑さがおさまってきますが、それでも7月、8月はまだまだ暑く30℃前後位の気温が続きますとは言え、日本の暑さとは少し違い雨季でも蒸した感じは日本の方が上かもしれません。

9月に入ると27℃位の気温となる為、少し涼しいと感じる日が徐々に増えてきます。最低気温は、7月から9月にかけてはあまり変わらず、25℃前後位となります。早朝と夜間は涼しい日が増えてくるので、早朝から観光へ行くには良い時期となります。

雨季は雨量が非常に多くなってきますので、傘やカッパの準備も必要となってきます。タイの方は、頭が雨に濡れるのが嫌いなので、コンビニやスーパーのビニール袋を裏返して頭に被って歩いている方も多く見られます。

また、バイクを二人乗りし、後ろの席で傘をさして乗っている方もいます。日本では見られない風景なのでタイならではの光景だと思います。

屋外が30℃位になる一方で、バンコクのデパートやスーパー、ホテル、カフェ、レストラン等の室内、MRTやBTS等の電車内は20〜25℃位になるため、女性は1枚長袖のカーディガンやパーカーなどの羽織るものを持っていた方が良いかもしれません。

女性は特に冷え症の方が多いので、女性やお子様連れで旅行をされる方は気温の差についていけるよう服装に注意が必要です。折角のバンコク旅行が、体調不良で台無しになっては勿体ないと思います。

バンコクでの暑さ対策

7月、8月、9月は雨季の為、タイでは雨が多く日照時間が短く思われがちですが、雨と雨の間の日差しはかなり強く、気温が高いのでかなりの暑さになります。また雨が降る前や降った後は特に蒸し暑くなります。

その際、帽子や日傘は非常に役に立ちます。日傘は晴れ雨兼用の傘の方が便利かもしれません。バンコク在住の日本人の方は、帽子よりも日傘を使われている方が多いようです。

暑さ対策としては、水分補給も非常に重要です。日本の夏と同様にタイでも、小まめに水分を摂った方が良いので外出時には必ず水筒やペットボトルを持参されることをオススメします。

お寺や王宮、市場や野外マーケット等の観光は外に出ている時間も長いので、もし可能なら、濡れてもすぐに乾いてしまいますので、首や頭に水をかけると気持ち良く涼しく感じる事が出来ます。

それでも暑い場合には無理せず、カフェやデパートでのんびり休憩する事もオススメです。デパート内には椅子がたくさん置いてあり、ソファーがあるデパートもあります。

タイならではの冷たくて甘いタイの紅茶、生のフルーツと氷で作るフロートも人気がありとても美味しく、ビタミンCやミネラルも補給できるので紫外線を浴びたお肌にも最適です。カキ氷等もありますが、気温でも書いたように室内はかなり涼しいので、冷えすぎには注意が必要です。

また、近くに室内がない場合には、外の屋台でも生のフルーツを絞ってペットボトルに詰め冷やしてたジュースやスイカ、パイナップル等のカットフルーツも売っているので木陰で休憩すると良いかもしれません。適度な休息も大切です。

雨季の虫刺され、虫よけ対策

007_bangkok0037月、8月、9月はタイでは雨季の為、虫が多く発生する時期でもあります。特に、蚊が多く出る時期でもあります。日本で売っている虫よけの薬や虫刺されの薬を持参されても良いですが、タイのコンビニでも安価で良質の虫除け薬剤が沢山売っているので、現地虫よけスプレーの方が良いかもしれません。

スーパーやブーツやワトソン等の薬局屋、セブンイレブン等のコンビニでも手に入る、虫よけは、液体タイプのスプレーやクリームタイプ、ムースタイプ等があります。

虫よけスプレーなどには、匂いがきつい商品もあるので虫よけをつける時には周囲への気遣いも必要です。コンビニでは蚊取り線香も売っているので、ホテル内で蚊が気になる時には使用するのも良いかもしれません。

ただ、海外のスプレーには強いものも中にはあるので、皮膚の弱い方はご注意ください。

特に、蚊は公園に多く見られるので、公園等の緑の多い場所や市場に行かれる時には、長袖・長ズボン等の方がいいかもしれません。出かける時には虫よけを1つ持っていると安心です。サンダルの場合には足先にも虫よけを忘れずにかけた方が良いと思います。

蚊はデング熱を始めとして様々な病気を媒介することになるので、もし蚊に刺された後、体調不良を感じたら我慢せずに、すぐに病院へ行きましょう。

同様に、ホテルやデパートの椅子やテーブルには小さな蟻が時折見られますが、蟻によっては刺されて大きく腫れることもあるので、軽く払う程度にすると良いでしょう。7月、8月の雨季は4月、5月の乾季より一層、注意が必要した方が良いかもしれません。

雨季の天気を楽しむポイント

日本で体験する6月、7月の梅雨の状態とは大きく異なり、この時期は蚊の大量発生や、街中に水たまりが出来るなど熱帯地域特有の状況も見られるかと思います。1日で晴や雨、曇り、雷、洪水など、天気が大きく変わることも雨季ならではの光景です。

現地の人と同様に、のんびり街の景色を見ながら雨が通りすぎるのをカフェやルーフトップバーのような高層ビルの屋上からバンコクの景色を眺めるのも悪くないかもしれません。