幼稚園と保育園の大きな違いは、幼稚園は就学前(小学校入学前)の子供の「教育施設」であり、保育園(保育所)は保護者が労働や病気等の事情により子どもを保育できない場合、保護者に代わって保育する「児童福祉施設」です。

幼稚園の管轄は文部科学省、保育園の管轄は厚生労働省となっています。

当然先生の資格も違ってきます。

幼稚園教諭の場合は「指定養成施設」として認可された学校で学んで幼稚園教諭免許状を持っていますが、保育士は受験資格を満たした上で保育士試験に合格して得られる保育士資格証明書を持っているという違いもあります。

他にも保育時間、保育料の設定の仕方、給食の有無等他にも違いはたくさんあります。

幼稚園と保育園どっちを選択するかは、各ご家庭のライフスタイルに合わせることになります。

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幼稚園と保育園の違いをしっかり理解する

幼稚園と保育園の大きな違いは、保育園は0歳児から預かってもらえる、保護者が働いていて日中保育できない(日中4時間以上働いている)、保護者自身が病気や怪我で保育できない、家族の介護をしている、出産前後である等、とにかく保護者が日中子どもを保育できない明確な理由が必要です。

幼稚園の場合は満3歳から満5歳までの子どもが入園できる、保護者が日中保育できるかどうかは関係ない、という事です。

要は幼稚園の場合、決められた年齢になれば入園できるということです。

また保育時間も大きく異なります。

一般的に幼稚園の場合、園での保育時間は9時から14時前後ですが、保育園は7時半から18時ころまで(園によって違います)が多く、さらに前もって延長保育の申請をしておけば20時まで(公立、私立によって違いますし、各園によって異なります)保育してくれる園も存在します。

お住まいの地域によっても違いがあります。

最近では幼稚園でも預かり保育が利用できる園もあります。

預かり保育の時間にスイミングや書道、英会話等の習い事をさせてもらえる幼稚園もあります。

2歳まで保育園に通園し、3歳からは幼稚園に転園するというご家庭も少なくはないようです。

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我が家は保育園と幼稚園とどっちが良いのか

まずどちらが良いというのはありません。

なぜなら園の教育方針によって保育スタイルが違うからです。

幼稚園でも保育園でも同じことが言えます。

保育園でも情操教育に力を入れていたり、講師を招いてスポーツ教室を開催していたり、児童福祉施設ではありますが、しっかりと教育をしてくれる保育園も多いのです。

違いは受け入れてもらえる年齢です。

0歳児から預かってもらえるのは保育園ですので2歳までは保育園、3歳からは幼稚園という選択肢もあるのです。

大切なのは各ご家庭のライフスタイルに合っているか、子どもが安全に快適に安心して過ごせるかということです。

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無認可・認可外の違いとは?

認可保育園は区や市町村の自治体が管理しているので、申し込みは地元の自治体になります。

認可外の保育園でも自治体から助成を受けている所はありますが、申込みは保育園に直接することになります。

無認可というとなんとなく不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、保育環境が十分に整っていて、保育時間が認可保育園より融通が利く保育園もあります。

待機児童の問題がなかなか解消されないことですし、無認可の保育園も良くリサーチして見学に行っておくことをおすすめします。

幼稚園に関しては基本的に無認可の幼稚園は存在しません。

独自の教育方針を貫くために無認可のままの幼稚園もあります。

しかし助成を受けられない為保育料が高い場合が多いです。

幼稚園や保育園は義務教育ではありませんので無認可の園でもどっちでも問題はありません。