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台所の換気扇のお掃除って面倒ですよね。

お掃除好きな人ならむしろ楽しみながら簡単にできるのかもしれませんが、そうでない人には頑固な油汚れは強敵でしょう。

普段は台所では見える部分だけを掃除しているという人でも、年末や年度末などの時期には普段お掃除していない換気扇等を掃除する人は多いと思います。

あまり掃除しない部分が故に手間取ってしまって時間がかかるといやですよね。

そこで今回は友達のハウスクリーニング屋さんに聞いた台所の換気扇を簡単にお掃除できる方法を紹介したいと思います。

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台所の換気扇の掃除を始める前に

意外と多いのが、換気扇のコンセントをさしたまま掃除を始めてしまう人です。

掃除に夢中になっているうちに気づかずにスイッチを押してしまうなどの思わぬ事故につながる場合もあります。

コンセントは必ず抜いてからお掃除に取り掛かりましょう。

重曹ペーストを使って簡単お掃除

<用意するもの>
・軍手とゴム手袋
換気扇を分解する時に尖った部分でケガをしてしまわぬよう、軍手で手を保護しましょう。

油汚れは直接手につくと落とすのが大変ですし、薬による手荒れを防ぐためにゴム手袋をはめましょう。

・重曹、水
 2:1の割合です

・ブラシ

換気扇のフィルターを簡単にお掃除するには、重曹が欠かせません。

重曹は水に溶かすと弱アルカリ性になります。

油汚れ(酸性の汚れ)を中和して、時間がたって落ちにくくなった油汚れを簡単に掃除できるようになるんです。

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いよいよお掃除に入ります。

まずはフィルターや整流板など

重曹2:水1を混ぜ合わせてペースト状にします。

それを汚れを落としたい部分にすり込んでいきます。

この時、手が荒れてしまうので必ずゴム手袋をはめてくださいね。

30分ほど放置した後、すりこんだ重曹を段ボールなど固い紙でサッと落とした後にお湯を使ってスポンジやブラシで洗い流しておしまいです。

大きなものはセスキ炭酸ソーダで漬け置き掃除

次に換気扇内部のお掃除です。

フィルターを外すと、ハムスターの回し車みたいな形をしたものが見えると思います。

これを換気扇ファンと言います。

この換気扇ファン、細かい隙間がたくさんあいていてこれにペーストをすり込んで~ブラシでこすって~の作業はかなり疲れそうですよね。

そんな時におすすめなのがセスキ炭酸ソーダに漬け込む方法です。

セスキ炭酸ソーダも重曹と同様にアルカリ性洗剤ですが、重曹よりも水に溶けやすい性質があります。

濡れた手で触れるとヌルつくと思いますが、これは自分の皮膚が少し溶けてしまった事によるものなので、素手では触らないようにしましょう。

それでは掃除方法です。

〈用意するもの〉
・段ボール
スーパーでもらえます

・セスキ炭酸ソーダ、お湯
2:1の割合

・ブラシ

まず、セスキ炭酸ソーダをお湯で溶かしたものへ換気扇ファンなど大きいものを漬け込んで汚れを浮かせる作業をするわけですが、なかなかそのような物が入る大きな器を持っているご家庭って少ないと思います。

お風呂の湯船や、洗面台などでも出来なくはないですが何となく嫌ですよね。

そんな時に使っていただきたいのが、「段ボール」なんです。

①大きめの段ボールを用意する

②段ボールの角の一つを切り取る

③段ボールの中にビニール袋を敷く

この中へセスキ炭酸ソーダとお湯を入れて換気扇ファンを漬け込みます。

30分漬け込むとだいぶ汚れは浮き上がり落としやすくなるので、後はブラシを使って洗剤でごしごしとこすれば簡単に汚れは落ちます。

この時に歯ブラシを使うと細かい隙間にも入るし使い終わったら汚れを落とすことなく心置きなく捨てられるし良いですよ。

漬け込んだ後は、②で切り取った段ボールの角からビニール袋を引っ張りだしてハサミで切ります。

そうすると、手が汚れずに水を抜くことができますし、ひっくり返して水を抜くような力作業が必要なくなるんです。

使い終わった段ボールとビニール袋はそのまま捨てればよいだけなのでとても簡単ですね。

漬け込んでいる間に換気扇のカバーも掃除してしまいましょう。

カバーの内側だけでなく外側にもベットリ汚れは付着しています。

この汚れにも先ほど作った、セスキ炭酸ソーダをお湯で溶かしたものを雑巾に含ませて拭き取り最後に水拭きをして完了です。

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おわりに

だれだって、ピカピカの台所で気持ちよくお料理をしたいものです。

私は台所が普段よりキレイなだけでやる気がアップし、また少しの汚れも気になるのでこまめに拭き取る程度の掃除をするようになりました。

「まだ大丈夫。まだキレイだ。」

と思って換気扇を掃除せずにそのまま使っている人も多いと思いますが、換気扇って頭の上にあるため意外とその汚さに気づきにくいものなんです。

油とほこりが混ざり合った汚れには雑菌や虫などが繁殖する場合もあるようです。

換気扇のお掃除を楽にする工夫としてフィルターにカバーを付けることをお勧めします。

カバーが油汚れを吸い取ってくれるので換気扇自体に油が付きにくくなり1年ぶりにフィルターを外した時にも思ったほど換気扇ファンまでは汚れていませんでした。

油汚れがたくさんついてしまったカバーでは吸い込む力が弱くなるので、汚れてきたなと思ったらこまめに変えてあげましょう。

台所の換気扇の掃除ってやってみると意外と簡単です。

次の日曜日にでもやってみてはいかがですか?