多くの人が産後のお腹のたるみが気になるはずです。

1人目と2人目の間隔をあまり空けずに妊娠すると、出産後のお腹のたるみがへこまないまま妊娠する事になるケースが多いのではないでしょうか?

3年、4年もの間自分のベストな体形を維持していない時期があると、『このお腹本当に元通りになるの?この先へこまないままだったらどうしよう…』と思いませんか?

私は1人しか出産していませんが、いつか元に戻るだろうと特に何もせずにいたら、産後5年経過した今、戻る所か逆に肥えてます。

子供が残したご飯をもったいないからと言って食べてしまったり、一緒におやつを食べたり昼寝したり…

今まで学校に仕事にで家で過ごせなかった時間を取り戻すかのように、家に引きこもりダラけた生活を送っていたら、へこむものもへこまないですよね。

こんなに時間が経ってしまった私や、2人目3人目を出産して長期間お腹の皮が伸びていた方でも産後のお腹をへこませる方法はあるのでしょうか?

出産後のダイエットに成功した方のエピソードを添えて、効率よくお腹を引き締められるダイエット方法を紹介します。

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産後のお腹がへこまない理由

お腹に入っていた赤ちゃんが出たのだから、すとんとお腹がへこんでもいいと思いませんか?

私は出産したら勝手に痩せるものだと思っていたので、今のへこまないお腹、スタイルが崩れてジーパンが似合わなくなった太い足を見ると自分が醜くて…

産後ダイエットを始める前に産後のお腹がへこまない理由を勉強しておきましょう。

1.子宮の収縮

普段はニワトリの卵程の大きさの子宮が、妊娠し出産するまでにどれくらい大きくなるか覚えていますか?

なんと約6倍の大きさです。

10か月かけて徐々に大きくなった子宮は収縮を繰り返し1日に指1本くらいずつ小さくなっていき産後6~8週間程で妊娠前の大きさに戻ります。

帝王切開の方は自然分娩の方と比べ、1~2週間子宮の戻りが遅くなります

この時に、母乳をたくさん出すと収縮が活発になり子宮の大きさが元に戻るペースも早いそうですよ。

2.筋肉が緩んだ

妊娠してお腹がどんどん大きくなると、それに伴い腹筋も引き伸ばされて緩んだ状態になってしまいます。

筋肉が緩むと変わりに皮下脂肪が内臓を守ろうと、余計にお腹周りに脂肪がたまってしまうのです。

産後1日目から仰向けに寝てつま先を伸ばしたり立てたりする軽めの産褥体操から始めましょう。

3.骨盤のゆがみ

骨盤が正常の位置にある事によって内臓も正しい位置に保たれ、キレイな姿勢を保つ事ができるのです。

産後、骨盤が開くと内臓の位置が下がり下痢や便秘、血行不良からの腰痛や冷え性が現れます。

1人目を出産した後に骨盤矯正をしないまま2人目を妊娠出産すると、骨盤がより広がってしまい、どんどん元の体形が遠のいてしまいます

1人目を出産した後にできるだけ元の体形に戻しておくことが、2人目の産後のお腹をへこませる重要なポイントのようですね。

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産後のへこまないお腹には骨盤矯正!

産後にへこまないお腹を引き締めたいのなら、自分でダイエットを始める前にまず「骨盤矯正」することをおすすめします。

おすすめというより、効率よくお腹を引き締めたいのであればするべきなのです。

まずは広がってしまった骨盤を正しい位置に戻すことから始めます。

産後1~2か月頃を産褥時(さんじょくき)と言われますが、この時期はなるべく安静にするように言われています。

2人目、3人目出産されたママさんなら「そんなこと言ってはいられない!」と思うかもしれませんが、それでも安静が第一と言われる時期ですので、身体に余分な不可はかけないようにしましょう。

産褥期におすすめなのは、骨盤矯正ベルトや骨盤矯正ガードルです。

これも苦しければ、短時間から始めて徐々に着用時間を伸ばしていく方法がおすすめです。

産褥体操というものもあります。

寝ころんだ状態でできる呼吸法や簡単な動作だけです。

無理のないようにだんだんと負荷がかかるような体操にすすめていきましょう。

呼吸を意識するだけでも効果はあります。

ゆっくりと息を吸い込み胸部を膨らませる、胸式呼吸。

お腹に意識を集中させて、胸部を膨らまさないように注意しながら息を吸い込みお腹を膨らませる、腹式呼吸。

この二つを意識して取り組むだけでも効果はあります。

産褥期の無理は禁物です。

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産後のダイエットに成功!体験談

最初に産後ダイエットの成功者の方のダイエット方法や体重の変化をお伝えしたいと思います。

産後のお腹がへこまないまま妊娠したAさんー子2人

【お腹がへこんだのはいつ?】
2人目を出産してから1年2ヶ月後

【お腹をへこませる為にやった事】
骨盤矯正、電動でない自転車を漕ぐ

妊娠で11キロ増え、産後5キロ減り、残り6キロのダイエットに成功

1人目は小さく生まれた為、母乳の吸い付きも悪く夜中に何度も起きる事があり私も睡眠不足なっていたので、時間があるなら寝たいと思っていました。

当然自分の体形に目を向ける余裕もなく、そうこうしているうちに2人目の妊娠がわかったんです。

2人目を出産してまず思ったことは、『お世話が大変だからすぐには妊娠しない!』です。

その為に産後3ヶ月で仕事を始めました。

通勤も始めは駅まで徒歩でしたが、産後1年位した頃に自転車を購入し通勤や土日に乗るようになると2ヶ月経つ頃には1人目の妊娠前の体重に戻りました!

毎日漕いでいた時間は20分位で土日は片道30分程、電動自転車ではありません。

つらい坂道でも子供を前後に乗せて頑張って漕ぎました!

産後三ヶ月以内に骨盤矯正をしていたので、体が整い痩せやすかったのかも知れません。

体重が戻る前は、電車に間に合うように走るとすぐに苦しくなった事がとても嫌だったんです。

痩せてからは走った位で息があがることもなく、そうそうこの感じ!ととても体が軽くて爽快です。

産後のお腹がへこまないまま妊娠したBさんー子3人

【お腹がへこんだのはいつ?】
3人目を出産してから1年経った頃

【お腹をへこませる為にやった事】
電動でない自転車を漕ぐ

妊娠で12キロ増え、産後3~4キロ減り、残り8~9キロのダイエットに成功

私は3人とも間隔なく出産しました。

最後の子を産んでから10ヶ月したら仕事を始める為に、子供たちを保育園に預ける事にしたんです。

そこで前後に子供を乗せ1番下の子はおんぶでの自転車通勤が始まりました。

すると、するすると体重が落ち始めなんと仕事を始めて2ケ月経つ頃には1人目の妊娠前の体重に戻りました!

通勤時間は子供3人を自転車に乗せ、自宅→保育園→職場の片道50分です。

三人の子を連れてベビーカーやバスや電車を使うと大変だったので、買い物なども自転車で頑張りました。

自転車を頑張った以外は、食事制限をしたり骨盤矯正をしたりしていませんよ。

2度の産後ダイエットに成功したCさんー子2人

【お腹がへこんだのはいつ?】
1人目は1年 2人目は2年程度

【お腹をへこませる為にやった事】
置き換えダイエット、授乳

妊娠で9キロ増え、産後6キロ減り、残りの3キロのダイエットに成功

初めての出産後は1年後に結婚式を控えていたので、それに向けて3食のうち1食をドリンクに置き換えるダイエットを試した所、無事に成功しました~!

2人目の時は授乳期間が2年と長かったので、そのせいもあってか食事制限や運動をしなくても妊娠前の体重に戻りました。

2度の産後で共通している事は骨盤ベルトをしていた事です。

上記のお2人に共通している事は電動でない自転車でした!

自転車は有酸素運動になるし、お腹周りも動かすので産後のお腹をへこませるにはもってこいなのかも知れないですね!

それにしても、Cさん!羨ましいです!!痩せやすい体質なのかダイエットで苦労したことはないと話していましたよ。

産後ダイエットでお腹を引き締める方法

産褥期が過ぎ、体調が回復してきたと思ったら本格的に産後ダイエットを始めて大丈夫です。

骨盤矯正体操を取り入れながら、お腹まわりの筋肉を鍛えていきます。

~お腹を引き締める方法1~ 
膝を立てた状態であおむけに寝ころび膝を左右に倒す

メディアでもよく紹介される体操ですし、実際にこれで産前よりスリムになったというような口コミも見られます。

ポイントは呼吸を止めずに行うということです。

つい力が入ると無意識のうちに呼吸が止まってしまったりしますが、吸ったり吐いたりを意識しながら膝を左右に倒すだけで骨盤を整えることができるのです。

これを毎日繰り返すことで、お腹も引き締まりスリムになっていくのです。

骨盤回し体操もよく紹介されています。

~お腹を引き締める方法2~ 
両足を左右に開いて、フラフープを回すように腰をゆっくり回す

この体操のポイントは、地面に対して骨盤が水平になっていることを意識して腰を回すということです。

左回り、右回りをそれぞれ30回×2セット、朝晩に行えば効果的です。

お腹のたるみは急に取れることはありません。

一度伸びてしまったものを元に戻すのは簡単なことではありません。

しかし不可能ではありません。

たるみに脂肪を溜め込まないよう食生活を心がけたり、骨盤矯正体操をしたり、お腹周りの筋肉をつけたりと努力していれば、産前のお腹に戻ったというママがたくさんいます。

食生活や体操や筋肉だけではもどりませんけど!という方はマッサージを取り入れてみてはいかがでしょう。

お風呂上りなど、身体を温めた後にクリームを使い(滑りのよいものが良)脂肪をもみだすようなイメージでマッサージします。

お腹を引き締める体操もマッサージも、何かをしながらできるものもありますし、ちょっとした空き時間にするように心がけていれば、だんだんと産前のお腹に戻っていきます。

焦らず、無理のないように産後のダイエットでお腹を引き締められると良いですね。