ヨガのレッスンを受けると、ポーズの指導と共に、必ず呼吸法の指導があります。

ヨガを一度でも体験された事がある方ならご存知だと思いますが、ヨガに呼吸法は必然なのです。

普段、私たちの呼吸は自律神経によってコントロールされています。

呼吸を整える事で、呼吸をコントロールしている自律神経も必然的に整ってくるという事です。

ヨガでポーズをとりながら呼吸を意識的に行う事によって、筋肉や体の組織だけでなく、自律神経にまでアプローチできるという事なのです。

よく耳にする自律神経失調症による身体の痛みや不調。

実は私たちにまず一番大切なのは、私たちに一番身近な行為である呼吸を理解する「呼吸法」にあるのかもしれません。

今回は、ヨガと呼吸法、そして自律神経によりよい効果を与えられるヨガポーズを紹介します。

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ヨガと呼吸法

ヨガの呼吸法は基本的には「腹式呼吸」を使います。ただ、その時々のポーズや流派によっては「胸式呼吸」も使うよう指導されます。

他にも、「丹田呼吸法」「ハタ呼吸法」など、たくさんの種類の呼吸法があります。

ヨガではどうしてポーズだけでなく、呼吸法が重要視されているのかというと、自身の呼吸に意識を集中しながら自身の身体・心と向き合うことで、瞑想(メディテーション)へとつながっていくのです。

ヨガはもとはといえば「自身の身体と心を支配(コントロール)する」という目的があり、ただの減量目的のダイエットから生み出されたものではないのです。

ポーズで身体をコントロールし、呼吸を乱さず正しく行う事で、心の乱れをなくし、身体の状態に無心で集中できるようになるといわれています。

ヨガ呼吸法と自律神経

心を支配(コントロール)するには、呼吸法が大切です。

心と呼吸は影響されやすい関係にあります。

不安、緊張、ストレスを感じると浅く早い呼吸になり、安心感、リラックスを感じると深くゆっくりした呼吸になった経験があるはずです。

ヨガ= 心の支配(コントロール)= 呼吸法= 自律神経 と、関係してくるという事です。

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自律神経によりよいポーズ

ヨガで呼吸法をトレーニングし、ポーズとともに呼吸を整える事で、自律神経も整ってくるという事でしたが、ヨガポーズの中でも、ポーズによっては更に自律神経にアポローチできるものがあります。

実は、自律神経は背骨を中心に全身に通い広がっています。

そのため、背骨まわりの筋肉をほぐす事でも、背骨の歪みを整え、自律神経を整えられるケースがあるのです。

・ハラアサナ

両膝は立てて仰向けになり、両手は手のひらを下にし、両腕は身体にそうように下に伸ばします。

両足を天井に持ち上げ、両膝も伸ばします。

両手でおしりから腰を補助し、腰を持ち上げていきます。

おしりが持ちあがると同時に両足は頭の上の地面に向けて膝を伸ばして下さい。

アゴを引き、目線はおへそに向け、体重は首ではなく両肩にかかるようにしてください。

背骨をまるめて、背骨まわりの筋肉の伸びを感じ、しっかり鼻で大きく深く呼吸を続けポーズをとります。

ポーズをとく時はゆっくり腰からおしりと地面に戻していって下さい。

背骨まわりの筋肉の伸びを感じる間も、ヨガ呼吸法を止めず行う事で呼吸を介しても自律神経に働きかけられます。

この他にも、背骨の歪みを矯正するヨガポーズはたくさんあり、続ける事で自律神経の乱れも修復される事でしょう。

呼吸法も忘れず、しっかり効果をだせるといいですね!

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