海外旅行をするときに気になることの1つがお金の持って行き方ですよね。

旅行先でお金が足りなかったり、両替できなかったりして困りたくはないですから、旅行前にしっかりと調べておかなければなりません。

ここでは、マカオでの通貨や両替、お金の持って行き方についてご紹介します。

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マカオの通貨について

マカオは一応中国に属しているのですが、通貨は中国元ではなく、「マカオパタカ(MOP)」という通貨が使われています。

1パタカは約14円くらいです(2016年11月現在)。計算するときは、15円と思って計算すると、計算しやすいでしょう。
中国元ではないのですが、お店などでは「元」と表記されていることがよくあります。

または、「$」となっています。ちなみに香港でも、しばしば香港ドルがこういった表記にされています。

パタカの補助通貨はアボス(Avos)といいます。100アボスが1パタカとなっています。

紙幣は6種類あり、小さい方から10パタカ、20パタカ、100パタカ、500パタカ、1,000パタカとなっています。

硬貨は全部で7種類。それぞれ、10アボス、20アボス、50アボス、1パタカ、2パタカ、5パタカ、10パタカとなっています。10アボスと20アボス、そして10パタカはあまり見かけることはないでしょう。

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香港ドルは使える?

マカオに行くという人は、香港がメインでマカオがついでという方が少なくないでしょう。そういった方はマカオでパカタに両替する必要はありません。何故なら、マカオでは普通に香港ドルが使えるからです。1香港ドルは1パタカとして流通しています。

また、香港ドルの紙幣と硬貨の種類も、パタカと同じようになっています。マカオにいる間、香港ドルもパタカもよく見かけますから、デザインの違う同じお金のように感じるかもしれません。

旅行客のほとんどが香港ドルを使うため、長期間マカオに居て、地元の小さい商店などにもよく行くということでなければ、パタカの必要性を感じないはずです。

ただし、マカオ内で香港ドルを使うと、おつりはパタカで来ることがあるということに注意しておきましょう。大抵の場合は、香港ドルでおつりをくれるのですが、小さいお店だとパタカでおつりがくることもあります。

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マカオで香港ドルはそのまま使用可能なのですが、パタカは香港では使えません。また、日本でパタカから日本円に両替することも不可能です。

そのため、香港ドルを中心に支払いをしていても、もしマカオ内でパタカを手にしてしまった場合には、マカオ内で使い切るか、マカオで香港ドルに両替をしておきましょう。香港でもパタカを香港ドルに両替はできないことにも要注意です。

マカオのカジノ内で使える通貨はマカオパタカではなく香港ドルです。これは、カジノに行く人のほとんどが観光客で、香港人や香港旅行と合わせてマカオに行くという人が多いからだと考えられます。

カジノには両替所があるので、香港ドルを持っていなかったとしても困ることはありません。

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両替所の場所と両替方法

マカオ内を観光しているときに両替に困ることはないでしょう。マカオ内には両替所がたくさんあるからです。マカオ旅行をするときに事前にパタカや香港ドルを準備していなくても、日本円さえ持っていれば両替は簡単にできます。

どこの両替所でも、日本円→パタカ、日本円→香港ドルのどちらも両替可能です。

上で少し触れたように、両替所はカジノ内には必ずあります。カジノ内の両替所でも、パタカと香港ドル間の両替だけではなく、日本円からの両替も可能です。

カジノがレートもよく、観光ルートにカジノを組み込むならついでに両替もできるので、両替所としてはおすすめなのですが、街の銀行もカジノと並んでレートが良いので、銀行で両替してもいいでしょう。マカオには、中國銀行と大西洋銀行という銀行があります。

もちろん、空港でも両替可能です。ホテルにも両替所はありますが、比較的割高なのであまりおすすめできません。どうしてもという時だけ、ホテルの両替所を利用することをおすすめします。

マカオ内では、ホテルや主要観光地のレストラン以外ではあまり英語は通じません。ですが、両替所なら、両替に関する英語は通じるので広東語を覚える必要はありませんので、下記の英語さえ覚えておけば十分でしょう。

「これをマカオパタカに両替してください。」= ”Can you exchange this into Macau Pataka?” 
(香港ドル両替の場合は、マカオパタカの部分を香港ドルに。ドルの発音に注意。)

「レシートをください。」= “May I have a receipt?”

レシートは要らないと思うかもしれませんが、パタカを香港ドルや日本円に再両替する際に、パタカに両替したときのレシートの提示を求められることがあります。

両替をしたときには、必ずレシートを保管しておきましょう。

マカオへのお金の持って行き方

前述のとおり、マカオ内では日本円からの両替や、香港ドルとの両替が簡単にできます。また、香港ドルも使えるので、マカオにお金を持っていく方法は、それぞれの観光プランに合わせるといいでしょう。

あまり海外旅行に慣れていないのであれば、日本円で1、2万円程度は香港ドルに両替をしてマカオに入国すると安心です。

とはいえ、本当にマカオ内には両替所が多いですし、日本国内で香港ドルに両替するよりも、マカオや香港で両替をした方がレートも良いですから、できれば日本円を数万円自分の予算に合わせて持って行き、現地で両替をするスタイルがおすすめです。

マカオ旅行で使う予算がいまいちわからなかったり、現地でお金を使いすぎてしまって日本円が足りないかもしれないという時にも、慌てることはありません。

マカオのホテルやレストラン、大きいショップなどではクレジットカードが利用できるところが多いので、クレジットカードを持っているなら心配要らないでしょう。ただし、公共交通機関や小さなお店では、クレジットカードが使えないので気をつけてください。

ATMを使う

国際キャッシュカード(インターナショナルキャッシュカード)を持っている人はさらに安心です。国際キャッシュカードとは、その名のとおり海外のATMで使えるキャッシュカードのことです。

カードの種類によりますが、ATMにPLUSマーク、もしくはCirrusマークのあるATMがあれば、国際キャッシュカードを使えるATMだということです。

マカオ内には、国際キャッシュカードを使えるATMが銀行やコンビニなどに設置されています。

この国際キャッシュカードさえあれば、マカオのATMを使って、自分の日本の口座から香港ドルやパタカを引き出すことができます。

国際キャッシュカードで一番の有名どころは、新生銀行でしょうか。新生銀行のキャッシュカードを持っていれば、申し込みなどは不要で、それがそのまま海外でも使えます。

その他にも、三菱東京UJF銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行、りそな銀行、三井住友銀行などが国際キャッシュカードのサービスをしています。自分が使っている銀行に、国際キャッシュカードのサービスがないか事前に確認しておきましょう。

まとめ

海外旅行慣れしている人は、日本円からの両替・クレジットカード・国際キャッシュカードの3種類の方法で、現地での支払いをすませています。ですから、そろそろ海外にも慣れてきたという人はこの3つの方法を準備しておくことをおすすめします。

もしも初めての海外だということであれば、大金を現金で持ち歩くのは不安ではありますが、日本円からの両替を中心にしておけば、現地で困ったり、トラブルになるようなことを防げます。