【パリ観光】おすすめルートと滞在日数

パリ旅行は、どのぐらいの滞在日数にすればおすすめの観光地をある程度回れることになるのでしょうか？行きたい観光地を挙げてみて、パリやその周辺の地域に位置するのか別にまとめ、ルートを選定していくと、おすすめ日数も出てくると思います。広いパリを効率よく観光するためのおすすめルートと滞在日数について、考えてみたいと思います。

個人で観光する場合、パリでの移動手段である地下鉄の使い方、路線図の見方に慣れるのに少なくとも半日はかかるものです。また、パリの道路は放射線状になっているため、地図を見ながら歩いていたとしてもたいへん迷いやすいです。これは経験から書いています。

このため、観光中の移動には、予想より時間がかかる可能性もあることを、ぜひ考慮しておいてください。今回のおすすめルート選定は、初めてパリへ行く方にも無理がないように時間的余裕を持たせる内容にしていますが、全部こなすのはきついと思った際には、潔く変更したり取り止めたりして、体に負担がかからないようにしてくださいね。

滞在時間がどれぐらいかを見極めるために、まずはフライト選定

パリへは、日本から直行便で約17時間です。現地に滞在できる時間は、フライトの選び方によって異なります。乗り継ぎ便を選ぶと間に待ち時間が入り、その分パリでの滞在時間が削られます。価格との兼ね合いもありますが、できるだけ現地に長くいられるフライトを選びたいものですね。

仮に2/1(水)発としてJAL、ANA、エールフランスのサイトで調べてみたところ、スケジュール価格とも最良なのはJALでした。往復直行便利用で、羽田発10:50、パリに15:35に着きます。

観光にかかる日数が何日になるかまだ分かりませんが、帰国便の時間だけ先に調べると、パリ発19:00、羽田着は翌日の14:55。最終日も半日観光はできそうです。

1日目(到着日)　水曜日　移動日

到着日は、順調にいったとしてもホテルに到着できるのは18:00～18:30にはなるでしょう。疲れていなければ、ホテルの近くの散策が少しできますね。別の記事でご紹介したオペラ座近くのホテルに滞在するのだとしたら、このエリアには手ごろなレストランもバーもたくさん、札幌ラーメンのお店もあって食事に困る心配もないようです。

2日目(観光1日目)　木曜日　ベルサイユ宮殿(現地発ツアー利用)

ツアー概要: ギャラリーラファイエット前7:50集合、8:00出発　所要時間4時間　催行日　火、木、日

ベルサイユ宮殿へは、電車を乗り継いで行くこともできるのですが、ここは日本人ガイドさんがつく現地発バスツアーを利用してみたいと思います。ツアー催行日の関係で、このプランでは観光初日に入れましたが、ご自身の日程に合わせて適宜移動させてください。

宮殿の敷地はとにかく広いです。日本人ガイドさんの説明がつくと、あまりベルサイユ宮殿について下調べしなかった場合も、見るべき要点が分かって楽しめると思います。また、バスの中でパリ観光のことについても聞けるそうですので、昼過ぎに戻ってきたあとは、パリ市内で行ってみたいところが増えていると思います。なお、もっと時間をかけて見学したいと感じたら、宮殿でツアーを離団してすることもできるようです。

3日目(観光2日目)　金曜日　オペラ・ガルニエと凱旋門、ショッピング

候補1　シャンゼリゼとモンテーヌ大通りでブランドショッピング

オペラ・ガルニエ　→　凱旋門　→　シャンゼリゼ大通り、モンテーヌ大通り(ブランドショッピング)
オペラ・ガルニエへは、ホテルから徒歩で景色を楽しみましょう。旅行期間中に何か上演していてチケットが取れれば鑑賞してもいいですが、こちらは豪華絢爛な建物としてもたいへん見ごたえのある名所ですので、ぜひ見学はしておきたいところです。

ホテルから最寄りのメトロの駅Opéraは、「3」「7」「8」と複数の路線が交差する便利な駅です。「8」に乗ってConcordeで「1」に乗り換え、Charles de Gaulle Etoileで降りれば、凱旋門が間近にそびえ立ちます！

その後はルート候補がふたつありますが、どちらもショッピングできるルートです。なお、旅程の早い時期にショッピングの予定を入れたのには理由があります。

どんなものが買えるか、ほしいか、ざっと見ておくと、そのとき迷って買わなかったとしても、あとで「やっぱりほしい」となったときにまだ旅程があって、再び訪れて買うことができます。また義理土産を買わなければならない人にはさっさと決めてしまったほうが、自分の旅行により集中できます。

候補1のルートはシャンゼリゼ大通り、モンテーヌ大通りを散策しながらブランドショッピングショッピングにしてみました。ショッピングにかかる時間は人それぞれですね。オペラ・ガルニエの裏手は、デパート「ギャラリー・ラファイエット」「プランタン」が並びます。ホテルに向かう前に立ち寄ってもよいですね。ホテルに買ったものを置きに戻る頃には、あたりは暗くなっているかもしれません。

この時期の日の入りは18:00頃ですので、これ以上は無理しないことにしましょうか。ちょっとドレスアップして夕食のあと、近所のバーでカクテルを飲んでみるような体験をするのもよいと思います。

候補2　ブランドショッピングしない場合はモンマルトル散策

オペラ・ガルニエ　→　凱旋門　→　モンマルトル地区のカフェでランチ　→　サクレ・クール寺院　→　モンマルトル地区散策

Charles de Gaulle Etoileから「2」に乗ってAnversで下車するとサクレ・クール寺院に一番近いところに出られます。パリの下町であるモンマルトルは、安くておいしいランチメニューを出しているカフェやレストランが多いです。

映画「アメリ」で、アメリが働いていたカフェ「レ・ドゥー・ムーラン」でクレーム・ブリュレを味見するのもいいですね。この地区でもおしゃれな雑貨や小物などのショッピングが可能です。

帰りは、Villiersで「3」に乗り換えすればOpéra に戻れます。候補1の方に書いたデパートで、引き続きショッピングしてもいいですね。

4日目(観光3日目)　土曜日　セーヌ川にかかる橋と教会巡り

ポン・ヌフ　→　コンシェルジュリー　→　サント・シャペル教会　→　ノートルダム大聖堂　→　サン・ルイ島　→　バスティーユ広場

ポン・ヌフ駅も「8」番ラインで、Opéraから乗り換えなしで行けます。この日はシテ島とサン・ルイ島に行ってみましょう。シテ島には、マリー・アントワネットが幽閉されていた「コンシェルジュリー」、ステンドグラスが美しい「サント・シャペル教会」そして、外せない観光名所「ノートルダム大聖堂」があります。

別の記事でご紹介したセーヌ川にかかる37の橋のうち、「ポンデザール」「ポン・ヌフ」「シャンジュ橋」「サンミッシェル橋」「ノートルダム橋」「アルコル橋」(以上、シテ島)「サン・ルイ橋」を渡ってサン・ルイ島へ入り、「マリー橋」「トゥールネル橋」「シュリー橋」の10つの橋も、まとめて回れます。

サン・ルイ島の小さなアイスクリームショップ「ベルティヨン」は、おすすめです。ちょうど一休みしたくなるころにお店の前を通ることになると思います。ぜひ寄ってみてください。

バスティーユ広場は、フランス革命勃発の地で、余力があればぜひ足を延ばしてみるとよいでしょう。Bastilleからは「8」に乗ってOpéraへ戻れます。

5日目(観光4日目)　日曜日　美術館巡りとエッフェル塔

ルーブル美術館　→　オルセー美術館　→　エッフェル塔　→　アレクサンドル3世橋

「芸術の都」とも言われるパリに行くのですから、1日たっぷり美術鑑賞という日もあってもよいのではないでしょうか。

Palais Royal – Musée du LouvreへもOpéraからは「8」で2駅。ルーブルからオルセーまでは、「ロワイヤル橋」を渡って徒歩13分の距離です。また、RERのMusée d’Orsay駅から3駅で、エッフェル塔最寄りのGare du Champ de Mars Tour Eiffelに着きます。ここからOpéraへ戻るには、「6」のBir Hakeimに乗ってLa Motte-Picquet – Grenelleで「8」に乗り換えしますが、Invalidesで途中下車すると「アレクサンドル3世橋」にも立ち寄ることができます。

6日目(帰国日。日本帰着は7日目)

ホテルかカフェで朝食　→　チェックアウト　→　オペラ地区散策　→　空港へ

朝はゆっくり、ホテルで朝食か近所のカフェでパリらしい朝食を取ってみてはいかがでしょうか。その後、荷造りをしてチェックアウトすればもう昼です。

シャルル・ド・ゴール空港は混雑するため、3時間前には空港に着いていなければならないことになっているそうです。ロワシーバスは空港までの所要時間1時間が目安のようですので、帰国便が19:00発とすると15:00ぐらいには移動開始するつもりでいたほうがよいですね。夕方の渋滞にはまると1時間では着かないそうですし、空港で免税手続きする時間も必要ですから、もっと早く移動開始してもいいです。

その前の時間は、お土産の買い忘れがあれば買う、ルーブル美術館のピラミッドをもう一度見る、オペラ・ガルニエの外観を見る、マドレーヌ教会、サンロック教会、フラゴナール香水博物館いずれかを見学する、パレ・ロワイヤルの外観を見て庭園を散策する、いずれか1～2つならできると思います。

以上、滞在日数は、パリで最低限の外せない見どころだけを回っても「5泊7日」になりそうだということが分かりました！ぜひ参考にしてください！