日光をたくさん浴びて乾いた洗濯物は、お日様の匂いがして心地よく気分も良いものです。
洗濯物にとって晴天の下、日光を浴びて乾かすのが最適なことは間違いありません。
しかし梅雨時は当然ながら、雨が降っていなくても気温の上がらない冬時も室内干しの機会が多くなるのではないでしょうか?
また最近では、花粉や黄砂、PM2.5などの微小粒子物質が気になることから室内干しにしている人も増えているようです。
室内干しにすることで気になる花粉などは防げますが、気になるのが室内の防湿や電気代です。
特に梅雨の季節や雨の日など湿度の高い日は、エアコンの除湿機能や除湿器だけでは室内の湿度をコントロールするのは難しいこともあります。
また洗濯物の為に24時間エアコンや除湿器を稼働し続けると電気代も気になるところです。
そこでエアコン、除湿器、扇風機、換気扇をそれぞれ2時間使用した場合にかかる一般的な電気代をご覧ください。
エアコン約20円、除湿器約20円、浴室乾燥機換気モード約2円、扇風機約2円。
やはり扇風機が電気代も圧倒的に安いですがそれだけではカラッと乾くのか不安だったりもします。
そこで室内干しでもカラット乾かすのに最適な環境作りをご紹介したいと思います。
室内干しはエアコン+扇風機で効率よく!
室内干しにする場合エアコンを使用する人も多いと思うのですが、除湿機能を使用することが多いと思います。
その時に気をつけて欲しいのが、干す場所です。
カーテンレールに引っ掛ける人も多いと思いますが、窓に近すぎると空気が滞るので実は洗濯物を干すのには適していません。
もしここしか干す場所がない!という方はこまめに洗濯物の向きを変えてあげると良いかもしれません。
専用の突っ張り棒や窓枠物干しなどを使用する場合はこの限りではありません。
最近ではドアやかもいの部分に引っ掛けることができるグッズが100円ショップでも販売されています。
突っ張り棒などが煩わしい人にはおすすめです。
また干し方も重要です。
首振り機能で扇風機の風がまんべんなく全体にあたるようにしましょう。
なるべく洗濯物と洗濯物の間は開けた方が乾きやすいです。
長いものと短いものを交互に干すのも良いですね。
洗濯物の間が10センチ程度あれば乾きやすくなります。
1回1回の洗濯物の量も少ない方が室内干しには適しています。
大して汚れていないものは思い切って翌日に回してしまいましょう。
エアコンと扇風機を併用すれば、さらに部屋干しに最適な空間が作れます。
普通に干した時と比べて2倍も3倍も短い時間で洗濯物が乾きます。
エアコンの除湿機能と「弱」で良いので扇風機の風をあてれば、バスタオルでさえ3時間程度で洗濯物が乾くという実験結果もあります。
室内干し。扇風機だけで洗濯物は乾く?
室内干しにしてエアコンを使うと電気代が気になると言う人へ。
扇風機だけでも室内干しは可能です。
ただその時に気をつけて欲しいのは、部屋の湿度を逃がす工夫をすることです。
密室で扇風機を使う場合は空気の流れを作ってあげる為に窓やドアを2ヶ所開けましょう。
換気扇がある場合は換気扇を使用しましょう。
洗濯物から出る湿度を部屋から排出させなければ、なかなか乾きません。
もしくは、廊下など風の動きがある空間に干すことをおすすめします。
室内干しで除湿器を使う時のおすすめの方法
部屋干しで除湿器を使う場合に一番のポイントは、気密性の高い空間で使用するということです。
そこでおすすめするのはお風呂場や脱衣所です。
程よく狭い空間に、除湿器を持ち込めば室内干しに適した空間ができます。
お風呂場で乾かす場合に電気代を抑えるコツは浴槽の水を抜き壁などについた水滴をキレイに拭き取る事です。
水を抜かない場合はぴったりと蓋をします。
このひと手間をする事で意外にも一時間も早く乾くんですよ。
前日から外干し出来ないことが分かっている時は、夜のうちにお湯を捨てて水分を飛ばしておくと朝がもっと楽になりますね。
脱衣所があるご家庭でしたら脱衣所も良いかもしれないですね。
それに扇風機をプラスできればさらに最適な環境ができます。
年中部屋干し派であれば、部屋干しの嫌な臭いを除去してくれたり、空気中に浮遊しているカビの菌を除菌してくれたりする高機能な除湿器もおすすめです。
そのような場合でもなるべく狭い空間で使用する、扇風機を併用することがおすすめです。
室内干しで気になる臭いには
先ほど室内干しすると臭いが気になると書きましたが、今は室内干し用の洗剤もありますよね。
室内干しをすると生乾きの状態が続き、それがやがて雑菌臭へと変わります。
その雑菌臭を発生させないよう菌を除去し増やさない為に、抗菌・除菌に特化しているのが室内干し洗剤です。
意外かもしれませんが商品名に室内干しと謳っていなくても洗うたびに抗菌成分が衣類に吸着し雑菌臭に強くなる洗剤もあるんですよ。
バスタオルなど濡れた洗濯物はそのまま丸めておかずに広げて乾かしておきましょう。
そうすることでグッと臭いも抑えられるはずです。
室内干しには工夫が必要
冬の場合の室内干しは、いつまで経っても乾かないことが多く、長時間家電を稼働させるのも電気代が気になるし、工夫が必要です。
そこで活躍するのが扇風機です。扇風機は夏場だけでなく、冬場の使用にもおすすめなのです。
室内の天井にたまった暖かい空気を循環させたり、扇風機の風にあてたりすることでやはり早く乾きやすくなるということです。
いつまでも乾かない洗濯物は部屋の湿度を上げるだけでなくせっかくお洗濯した物にも嫌な臭いがついたりと良くない事ばかりです。
ご家庭にある家電や洗剤をうまく組み合わせて外干しした時と同じような気持ちの良い状態にしたいですね。