きちんと洗ってしまっておいたはずなのに、少し使わなかっただけで水筒のパッキンがカビ臭い!
喉乾いた~ちょっと一口って時に水筒から変な臭いが漂ってきたら嫌ですよね。
私たちが使う時に変な臭いを感じたら飲むことをやめますが、元気いっぱい遊びまわっている子供は臭いなんて気にせずにがぶ飲みする事と思います。
飲み物を入れる前に臭いチェックが出来れば良いけれど、忙しい朝に余裕はない。
でも、それが原因でお腹を壊されたら…
なんとかこのカビの臭いを取って、なおかつ予防がしたいところですね。
除菌といえばハイターが一般的ですが、子供も口に運ぶものですしそういった薬品に頼らず、重曹や酢などのナチュラルなアイテムでも水筒のパッキンのカビ臭さは対策、予防ができるのでしょうか。
また、水筒のパッキンのカビや臭いの予防に最も効果的なのはどういった方法なのでしょうか。
紹介します。
水筒がカビ臭い!原因はなに?
そもそも、なぜ水筒からカビの臭いがするのでしょうか。
水筒の中はステンレスでできていて、本来カビは生えません。
となると、金属以外のところ、飲み物がこぼれるのを防ぐゴムのパッキンが主なカビの温床ということになります。
家で保管してあった水筒の説明書には、パッキンの手入れ方法は「使った後はすぐに本体から取り外し、流水・つけ洗い・漂白剤などで汚れを落としてよく乾燥させるように」とあります。
ここで乾燥がうまくできていなかったり、汚れが十分に落ちていなかったりすると、カビが生え、臭いの原因になります。
また、説明書では水筒から異臭がする場合「漂白剤を使って洗ってください」と書いてあります。
水筒メーカーがカビなど臭いを取るために推奨する方法はハイターなどの「漂白剤」ということになります。
しかし、口に入れるものに対して漂白剤を使うのは少し怖い、という方もいらっしゃると思います。
ましてや子供に使うものなら尚更ですよね。
最近掃除や消臭用品として度々紹介されている酢や重曹は口に入れても害がないので子供が使用するものに対しても安心、安全に使用することができますよね。
これを水筒のカビの臭い対策にうまく使えないでしょうか?
次の見出しで紹介しますね。
パッキンのカビの臭いに酢や重曹は効くの?
酢は汚れを落とす作用のほか、抗菌効果もあります。
水アカやせっけんカスなど、アルカリ性の汚れを溶かす働きや、魚やたばこ、尿などのにおいを中和する働き、雑菌の繁殖を抑える抗菌作用・・・どれをとってもカビには効きそうです。
普段なにも気にせず調理に使っているお酢にこんな作用があるとは驚きですね!
また重曹には、油を吸い込んでべたつきを落とす中和作用、こげつきやこびりつきを落とす研磨作用があります。
また、消臭効果が強くアメリカではほぼ万能の消臭剤のように言われています。
水筒のパッキンのカビの臭いには、この酢と重曹をそれぞれ大さじ2杯ずつ、50℃程度のお湯に溶かしたものに付け込めば、おおよその緩和はなされます。
家にちょうど臭いが気になる子供の水筒があったので上記の方法で試してみようと思った所、重曹を使い切ってしまっていたので同じアルカリ性だし代用できるかな?とセスキ炭酸ソーダを使用しました。
子供が使っている水筒は、プラスチック製なのでステンレス製のものより飲み物の臭いを吸収しやすいようでパッキン部分はもちろんですが本体の臭いも気になっていました。
重曹とお酢を溶かしたものに一晩漬け込んだ結果、パッキン自体に汚れは付着したままでしたがティッシュで簡単に拭き取る事が出来ました。
本体の臭いも無臭になっていて正直なリアクションを見せる子供に臭いを嗅がせてみたところ『ん~いい匂い』とにっこりしていました。
いい匂いなんてしないはずですが、変な臭いがなくなった事に素直に喜んでいる反応ですね。
しかし! 臭いがなくなったからカビを完全に死滅させたのかと言えば残念な事にそうではなく、一度生えたカビを完全に除去することはできないとされています。
いくら酢や重曹が万能と言えど、完全にカビを消し去ることは難しいです。
パッキンのカビの臭いを防ぐには?
パッキンがカビくさいということは、やはりカビが生えているからにほかなりません。
このカビを防ぐためには、やはりまずは説明書に書いている通り「使ったらすぐ洗う」「よく乾燥させる」という手入れ方法に忠実に従うべきでしょう。
酢や重曹は、完全にカビを除去することができなくても、カビを予防する効果は十分にあります。
普段の手入れに加え、週に一回、上記の酢+重曹+お湯に2時間ほどつけ置きをして風通しのいい場所でしっかり乾燥させれば、防カビ効果は十分発揮されます。
キッチン回りでも浴室でもそうですが、濡れたら乾かす!
これは場所が変われどカビを抑制させる為には1番大事なポイントかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一度生えたカビは完全に落とすことが難しいとされています。
また、パッキンは飲み物がこぼれることを防止するものなので、破損しているとそこから飲み物が漏れ出す危険性があります。
カビの臭いが取れなかったり、少しでも亀裂や傷などが見受けられたなら、パッキンごと替えてしまうという手もアリでしょう。
説明書を見るとたいていパッキンの購入方法が記載されていると思います。
パッキンもタダではないので、正しいお手入れでカビを防ぎ、長く使うことを目指しましょう!