電気代の節約に励んでいる人は多いと思います。
電気代の節約と言えば真っ先にエアコンが思い浮かぶくらい、エアコンは電気代がかかるイメージがつきものですよね。
では、エアコン以外で電気代を節約できるのは何でしょうか。
日頃何気なくだらだら見てしまうテレビは、実は電気代が高かったのです。
テレビの音量を下げるだけでも電気代の節約になるそうです。
音量を下げるだけならリモコンのボタンを押すだけで簡単にできますよね。
テレビの電気代はエアコンより高いのか、テレビの音量を下げればどれくらい電気代を節約できるのか調べてみました。
テレビは音量を調節するとエアコンより電気代を節約できるのか
結論を先に言えば、テレビの音量を下げても年間の電気代は20円~60円の節約にしかならないのだそうです。
そもそもテレビの電気代はエアコンと比べてどれくらいなのでしょうか?電気代の計算方法は消費電力(W)×使用時間(1時間なら「1」)を1000で割り、電気料金単価(27円)を掛けます。
例えば800Wの製品を1時間使用した電気代は800×1h=800wh 800wh/1000=0.8kwh 0.8kwh×27円=21.6円になります。
テレビの電気消費量はサイズによって変わるので、ここでは32型の液晶テレビで定額消費電力が65Wとして計算してみます。
65w×1h=65wh 65/1000=0.065kwh 0.065kwh×27=1.75円になり、1時間の電気代は1.75円になりました。
1日の電気代は1.75×24=42円になります。
一方、エアコンの1時間の電気代は平均10円前後と言われています。
1日の電気代は240円。
比較すればやはりエアコンの電気代が高くかかるのがわかりますね。
しかし、エアコンの使用を控えると夏は熱中症、冬は風邪をひきかねない等健康に関わりますがテレビの使用を控えても支障はありません。
それならばテレビの音量を調節をするのもひとつですが工夫をすれば今より少しでも電気代を節約できるかもしれません。
テレビの電気代の節約術を実践しよう
最近のテレビは昔と比較すると性能が良くなり省エネ性能も格段に良くなっています。
電気代を大幅に節約したいなら省エネ性能が高いテレビに買い替えるのもいいですね。
買い替えをしなくても節約したいなら次に挙げた節約術を実践してみましょう。
①テレビの設定を省エネモードに変更する
省エネモードにすると画面の明るさが調整され暗くなります。
テレビは画面が明るいと消費電力が高くなるので暗くする事で電気代を節約できます。
ちなみに明るさを大から中に変更すると、32型の液晶テレビでは1年間に600円の節約になります。
プラズマテレビだとなんと3,340円の節約。
これは大きいですね。
②テレビの視聴時間を1時間減らす
1時間テレビの視聴時間を減らすと、年間で370円の電気代節約ができるそうです。
1時間と言わず3時間減らせばさらに節約できますよね。
③テレビをつけっぱなしにしない
これは照明でもそうですが、使用しない時はなるべく電源を切りましょう。ついついテレビをつけながら作業してそのままつけっぱなしになる事はあると思います。だらだら視聴するのは電気代が無駄にかかるのでやめましょう。
④テレビの音量を下げる
音量を調節してもさほど電気代は変わらないですが、少しでも節約になるならやらないよりやった方がいいですよね。
やはり電気代を節約したいならテレビよりエアコンの使用時間を考えよう
テレビの視聴時間を減らすだけで電気代の節約効果は高いのですが、やはりエアコンを控えた方が確実に電気代は節約できます。
エアコンの1時間の平均電気代は約10円でしたが、使用環境によって電気代は大きく変わる事を知っておきましょう。
エアコンの消費電力量が一番かかるのはエアコンを起動してから設定温度になるまでの間です。
設定温度になると安定して消費電力量も低くなります。
起動時のフルパワー状態のエアコンの消費電力量を1995Wとすると、1時間の電気代は約53.86円。
安定した状態を110Wとすると、1時間の電気代は約2.97円。
そうするといかに室温と設定温度に開きがない方が消費電力を抑えて電気代を節約できる事がわかりますね。
真夏だと気温が上がる日中、真冬だと気温が低い朝方や晩にエアコンを起動すると電気代がかかってしまいます。
そして、電源を頻繁につけたり消したりすると起動時に消費電力がかかるのでつけっぱなしにした方が電気代の節約になる場合があります。
もちろん使用しない方が電気代節約にはなりますが、長時間家を空けないならつけっぱなしの方がいいようです。
しかし、古いものより省エネに優れた物である必要があります。
まとめ
テレビの音量を下げても微々たる節約にしかなりませんが、その心構えが節約にはとても大事です。
テレビの設定やエアコンの使用時間を考えると電気代の大きな節約につながります。
今日から意識して電気代の節約に励みませんか。