最近は、母乳育児を勧める産院が多いと思います。
母乳だと赤ちゃんが欲しがった時、すぐに授乳できますし、外出時に持ち物も少なく済むので楽ですよね。
ただ、出産後すぐに母乳が出るとは限りません。
母乳で育てようと思っていたのに、母乳が出ないため、ミルクや混合栄養で育てている方もいるのではないでしょうか?
母乳を出す方法にどのようなものがあるかご存知ですか?
母乳が出ないからって諦めるのは、まだ早いかもしれません。
今回は、母乳を出す方法を紹介したいと思います。
母乳を出す方法
母乳は血液から作られていて、母乳の成分の約90%は水分でできています。
つまり、母乳を出すには、「血液を作るために栄養を摂ること」、「水分を摂ること」、「血液の循環を良くすること」が大切です。
栄養とエネルギーを補給する
母乳は、ママの血液から作られているため、ママの体には、多くの血液とエネルギーが必要です。
そのため、授乳中はすぐにお腹が空いたり、食べないと母乳の出が悪くなってしまいます。
母乳を出すためには、和食中心の食事が良いと言われています。
体を温める食べ物を摂取すると、母乳の出が良くなります。
体を温める食材として根菜類があります。
特にゴボウは、乳腺を広げて、母乳の詰まりを予防する効果が期待できると言われているのでお勧めです。
水分をしっかり補給する
母乳には、たくさんの水分が必要となるので、水分はしっかり摂るようにして下さい。
母乳の出が悪いと感じる時は、意識して水分を摂ってみて下さい。
体が冷えると、母乳の出が悪くなるので、温かいノンカフェインの飲み物をお勧めします。
冷え性を改善しよう
体が冷えると、血行が悪くなり、母乳の出も悪くなります。
冷えを改善するには、お風呂で体を温めたり、足湯をすると効果的です。
東洋医学では、胃と乳房にはつながりがあり、胃を温めると乳房が温まって、母乳の出がよくなると言われています。
胃を温めるために、温かい食べ物や飲み物、体を温める作用のある食べ物を摂るようにするといいです。
ストレスを溜めない
ストレスによって、自律神経のバランスが乱れたり、血行が悪くなると母乳の出が悪くなることがあります。
ママのイライラや不安などの感情は、赤ちゃんにも伝わるので、なるべくストレスは溜めないよう心がけましょう。
母乳育児が軌道に乗るまでには、最低でも3か月はかかると思って、母乳が出ないことを悩み過ぎないようにして下さい。
それでも心配な場合は、出産した産院に相談してもいいと思います。
頻回授乳をする
出産したからと言って、誰でもすぐに母乳が出るわけではありません。
赤ちゃんが乳首を吸うことで、母乳を出すホルモンが分泌され、母乳が生産されます。
産後まもなくは、母乳が出ていなくても赤ちゃんに乳首を吸ってもらって下さい。
「赤ちゃんが泣いたらあやさず、おっぱいを吸わせなさい。」と助産師さんに言われるほど、頻回授乳は必要です。
最後に
母乳が出ない時は、今回紹介した方法を試してみて下さい。
母乳を出すためには、ママが健康でいることが大切です。
美味しいご飯をしっかり食べて、しっかり休息を取って、ゆったりとした気持ちで授乳できるといいですね。