遠いようで意外と近い、香港・マカオへですが、近いとはいうものの、旅行に行くとなると、それなりに費用もかかります。できれば格安で行って、少なめ予算でしっかり楽しめるっていう旅行にしたいものですね。

では、費用をおさえた低予算で行ける格安香港・マカオ旅行ができるのは、いったいいつの時期なのでしょうか。また、格安香港・マカオ旅行に行くには、何をどのように見つけ出せばよいのでしょうか。香港・マカオ旅行の格安時期はいつで、その予算、費用はどのくらいなのか、くわしくご紹介します。

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香港・マカオ旅行、格安の時期はいつ?

そろそろ旅行に行きたいぞ(禁断症状)が出始めた私に火をつけたのが、お友だちから聞いた香港・マカオ旅行の話。おみやげの「減肥茶」を二人で飲みながら、「香港・マカオだったら格安で行けるから」と教えてくれたのが、格安パックツアー。

香港・マカオ旅行が格安の時期といえるのは、1月中旬以降、2月下旬から3月上旬までと11月下旬から12月中旬あたり。ゴールデンウィーク後も安い、という話もありますが、最高値の時期から見れば半額程度。

でも、最安値から見ると数万円の開きが。金額的な面から見ると躊躇してしまう額なのでおすすめできない、とのことです。なるほど、というわけで格安香港・マカオ旅行を実行するために調べてみました。

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香港・マカオに行くなら、いつの時期がお得?

香港・マカオへは、東京からだと飛行機で4[時間半ほど。わずか5時間で行けるなんて、らくちん海外ですね。しかも、格安パックツアーが年間を通じてけっこうあるのもうれしいところ。でも、ここで気をつけたいのが行く時期です。どうせ行くなら、香港で有名な「百万ドルの夜景」も見たいですし、マカオの「カジノ」もハシゴしてみたい……。

となると、香港・マカオの天候のことをちょっとだけ考えておきたいですね。香港・マカオは亜熱帯気候ですから、気温が高くて蒸し暑い、と思ったら急に雨が降ったり。落ち着いた天気がつづくのは、いつ頃なのでしょうか。

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1月中旬以降、2月下旬は香港・マカオパックツアーが格安の時期。この時期に格安バックツアーが多いのは、年末年始に海外旅行へ行く人が多いから。シーズンオフになってしまうのです。年末年始に海外旅行へ行ってしまったら、しばらくはいいや、ってことですね。シーズンが過ぎてしまうとニーズがないから安くなる、というわけです。

この時期、日本では冬ですが、香港は日本の冬ほど寒くはありません。格安バックツアーが出るこの時期、気温は最低14度、最高19度くらいですから、過ごしやすい気候といえます。しかも晴れの日が多く、空気も澄んでいる時期。空気が澄んでいれば、夜景もきれいに見られるはずです。1月は、年間を通じて降水量がいちばん少ない時期。雨具の心配をしなくてすむのもうれしいですね。

3月も雨は少ないのですが、どんよりと曇りがちな日が多い時期です。最高気温は22度くらいですから、過ごしやすいはずですが、香港は年間を通して湿度は70%以上。その蒸し暑さは、春先から夏にかけて高まり、雨季に入る頃には最高潮に。格安で香港・マカオへ行くなら、3月上旬までがよさそうですね。

香港・マカオへの格安パックツアーが多い11月下旬から12月上旬は、気温16度から24度と過ごしやすい時期。暑くもなく、寒くもない時期なのでおすすめです。

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格安な時期であったとしても、行ってはいけない時期は?

費用的に魅力的な格安なパックと思っても、すぐに飛びつかないでください。香港・マカオ旅行で避けたいのは、天候不順の時期。格安だから費用が少なくてすむはず、と思ってもお天気のせいで行きたいところにも行けないなんて、悲しいですから。

香港・マカオ旅行を天候に注目して判断すると、避けたいのは、6月、7月、8月、9月、10月。この時期は、年間を通して雨の多い時期。雨季にあたりますから、突然、大雨が降るスコールもしばしば。

ゲリラ豪雨のようなものですから、移動中に足止めされてしまうことも。この時期、格安の低予算ツアーがあるのは雨季だからなのですね。

もう一つ注意したいのが旧正月の時期で、香港でブランドショップめぐりをしたい場合には、旧正月の期間に行ってしまうとお店が閉まっていることが多いのです。旧正月など公休日は前年に発表されているので、旅行の計画を立てる前にインターネットで確認しましょう。

ちなみに2017年の旧正月は1月28日から31日までの4日間となっています。

香港・マカオ旅行に行くなら予算はどのくらい?

格安パックツアーなら、時期が合えば費用は1万円以内の超オトクなパック旅行も見つかるはずですが、何を求めるかによっても異なります。初めての旅行先だから、観光も食事もついているほうがいいのか、自分で調べて行くので航空運賃とホテルさえ取れればいいなど、自分の旅のスタイルで予算も費用も変わってきますね。

最安値の時期に航空券、ホテル予約ができれば2泊3日の香港滞在費用が1万円以下も可能。ただし、航空券は話題のLCCで、ホテル予約は予約サイトで行ないましょう。格安のホテルは、たいていドミトリーやそれに近いところになります。

香港の九龍側には、2~3泊でも一人5千円台というホテルがありますから、ぜひ予約サイトをチェックしてみてください。こんなに格安で行けるなら、サクッと行っちゃうのがいいのかも、ですね。

知っておくと便利、香港・マカオ旅行の費用

航空運賃とホテル代が1万円ぐらいの予算ですむのであれば、その他に必要なのは、支払いに便利なオクトパスカード代(地下鉄やパスの運賃も含めて)、マカオへのフェリー代、食事代(+チップ代)、枕銭(ピローチップ)、空港使用料、おみやげ代などの費用といったところでしょう。

香港で費用をおさえて安く買い物がしたい、という場合は、クリスマスシーズンから翌年旧正月前までのバーゲンセールを狙うのがおすすめ。3割引、4割引はあたりまえ、7~8割引になるお店もあります。

また、高品質な日本製の女性用アンダーウェアなどもあるため要チェック。バーゲン時期に行けば、予算より少ない費用でお買い物が楽しめそうですね。

オクトパスカードとは?

香港滞在時に持っておくと便利なのがオクトパスカードです。これは、タクシー、赤ミニバス以外の乗り物の運賃支払に使えるカード。「スイカ」や「イコカ」とおなじですね。コンビニエンスストアやファーストフード店でも使えるのでとても便利です。

地下鉄や香港トラム(2階建て路面電車…香港島のみ運行)、バス、スターフェリーなどの運賃を現金で支払っていると、どうしてもお釣りでもらう小銭がたまってきます。でも、小銭のままだと日本円に換金できませんから、使い切らないと思わぬ出費に。

オクトパスカードがあれば、増える小銭に悩まされることがありません。小銭がなくてもだいじょうぶ。ちなみに、バスや香港トラムでは現金で支払ってもお釣りは出ませんのでご注意を。

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さらに、オクトパスカードにはうれしいサービスが。地下鉄に乗る際に、カード残高が不足している場合でも、35H$(ホンコンドル)まではチャージなしで使えるのです。もちろん、次回のチャージのときに自動的に精算してくれますから手間いらず。ぜひ、ゲットしておいてくださいね。

オクトパスカードは、どこで買えるの??

オクトパスカードは、香港国際空港到着口を出たところにあるエアポートエキスプレスのカストマーセンターで購入することができます。最低入金額の100H$とカード保証金50H$、合計150H$で購入できます。150H$を用意して窓口で「オクトパスカード、プリーズ」といえばだいじょうぶですよ。

両替はどこでするのがお得?

日本円を香港ドルに両替する場合、日本国内はもちろん、日本の空港内で両替するのもあまりおすすめできません。時間的な都合で両替に行けない、という場合は、香港空港内で必要な分だけを両替しましょう。

計算しやすいようキリのよい単位で両替するのがおすすめです。パックツアーの場合、空港からホテルまでのバス車内でツアーガイドが両替サービスをしてくれることも。空港でのレートを覚えておいて、お得なようなら両替するのもいいでしょう。

両替のレートがよいと香港リピーターたちに人気なのが、九龍側のチムサーチョイ(尖沙咀)駅に近い重慶マンションに入っている両替屋さん。ただし、入口近くのお店ではなく、中に入って数件目にあるお店がおすすめです。2階に行くと、さらによいレートで両替をしてくれるお店が。重慶マンション独特の雰囲気を楽しむつもりで行ってみてください。

マカオまではいくらかかるの?

マカオへは香港からフェリーで行くのがいちばん便利。マカオフェリー乗り場は、九龍側にも香港島側にもありますが、九龍側は30分に1本、香港島側は15分に1本で運行されています。香港島側の乗り場は地下鉄・上環駅から徒歩で数分。マカオへはパスポートが必要なので忘れずに。

料金は平日昼のエコノミークラスの場合、香港からマカオまでが164H$、マカオから香港へは153H$です。行きと帰りで料金が違うのは出国税が違うから。昼間は15分間隔で運行されているので、待ち時間も気になりません。香港からマカオまでは約1時間です。

香港なら、500円でミシュラングルメも

“食のワンダーランド”とも言われている香港ですが、広東、上海、四川などの中国料理のほか、フレンチ、イタリアン、日本食にいたるまでさまざまな飲食店が建ち並んでいます。あのミシュラン・ガイドに掲載されたレストランも。といっても、格安で行く香港・マカオ旅行でしたら通常狙うのは三つ星店ではなく、一つ星レストランとなります。では、平均一皿500円ほどでいただける格安レストランとは?

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ミシュラン一つ星店めぐりはいかが

香港へ行ったらぜひ行ってみたいのが、世界一安いミシュランレストランといわれている『添好運(Tim Ho Wan)』。こちらは飲茶点心のお店。ブランチで利用するのがおすすめです。『彭慶記(Pang’s Kitchen)』は、街中のおしゃれなチャイナレストランのイメージ。お一人様用ランチが58H$とコスパ良好のお店です。

ワンタン麺の名店としてその名を知られた『何洪記(Ho Hung Kee)』は、最近、高級化しましたが味はそのままと評判です。この3店舗は「世界で最も低価格で、最も手頃な一つ星の体験を提供する」お店と、ミシュラン関係者が断言。ぜひ行ってみたいお店ですね。

このほか、香港・マカオの街中には日本の牛丼屋さん並の低価格で、おいしいおかゆ・麺のお店があちこちに。きっと、あなただけのお気に入りのお店が見つかります。

まとめ

いかがでしょうか、香港・マカオの格安旅行のシーズンを選びは、旅のスタイルにこだわらなければ、驚くほどの格安で楽しむことが出来ます。費用が安いから、低予算で行ける香港は、魅力たっぷり。ぜひあなたらしい格安の香港・マカオ旅行を楽しんでくださいね。