パリ旅行に憧れて旅行費用をコツコツ貯金をしてきたところで、今度1週間の有給休暇が取れそう!そうなったときに気になるのは、「1週間で足りるのか」と「費用」のことだと思います。

別の記事でパリ市内観光のおすすめルートを検討してみたところ、まず日程は1週間で足りそうだということは分かりました。こちらの記事では、その旅程でパリを実際に旅行するとどれぐらいの費用がかかるのか、具体的に詳しく調べてみたいと思います。

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航空券は、発着日が平日のほうが安い

もし有給休暇の日程を選べるのなら、パリ旅行のためには、平日に出発して平日に帰着できるような範囲で取得することをおすすめします。

それには理由があります。航空券は、金曜日・土曜日発、土曜日・日曜日帰着のフライトの方が、それ以外の日より価格が高くなる傾向があるからです。出発日を1日ずらすだけで約2万円の節約になる、といったこともよくありますよ。

別の記事で、2017年2月1日発2月7日帰着(現地発は2月6日、5泊7日)と考えた場合の価格・スケジュールの点で最良のフライトは、JALであることをご紹介しました。

それによると価格は、羽田発着シャルル・ド・ゴール空港往復直行便利用で86,470円です。(税、燃油代込)

なお、参考までに他の選択肢は以下のとおりでした。価格的にはエールフランスが一番安いのですが、帰国便の出発時刻が13:50です。このスケジュールだと最終日には、朝9:30には空港バスに乗らなければなりません。

帰国日前夜にしっかり荷造りを終え、翌朝は朝食を済ませたらすぐチェックアウト、そのまま空港へ、という忙しいスケジュールになってしまいます。

JALを選んだ場合のスケジュールなら、別の記事でご紹介したとおり、最終日はゆったり過ごせます。もう半日観光を組めることもできるため、よりよいと思いました。このへんはお好み次第ですね。なお、JALとANAは羽田発着、エールフランスは成田発着です。

2/1発2/7帰着 価格 出発時刻 パリ到着時刻 帰国便出発 到着時刻
JAL 86,470円 羽田10:50 CDG 15:35 CDG 19:00 羽田14:55
ANA 106,270円 羽田11:40 CDG 16:25 CDG 20:00 羽田15:55
エールフランス 83,410円 成田11:45 CDG 16:30 CDG 13:50 成田9:45

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ホテルの価格は?

別の記事で、オペラ・ガルニエ近くに、安くてよいホテルがあることを調査済でした。

「ホテル ウェストミンスター Hotel Westminster」と「ホテル ドヌー オペラ Hotel Daunou Opera」こちらを実際に予約すると費用はいくらになるのか、調べてみましょう。

手軽なのは海外ホテル予約サイトを利用することですが、別の記事でご紹介したとおり、上記のホテルはダブルベッド1つの部屋しか予約できないところが多いです。今回は、ベッド2つの部屋を選べるサイトからの予約に挑戦してみましょう。

運営会社が外国で、日本語に翻訳されただけの海外ホテル予約サイトは、何も起こらなければ安くてお得でよいのですが、万一問題が起こった時の対応が若干不安です。

急に旅行を取りやめることになった場合のキャンセルは無料で可能なのかどうかは、必ず確認したほうがよいです。私からは、万一のトラブルの時は直接交渉ができる「ホテルの公式サイト」をできるだけ利用することをおすすめします。

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2/1チェックイン、2/6チェックアウトの5泊で確認

「ホテル ドヌー オペラ」

公式サイトらしいところが見つかりました。

ツインルームで、直前(1/29 AM1:00パリ時間)まで手数料なくキャンセルが可能な「Free cancellation」と、朝食がつくプランは、1泊16,398円。それを5泊。それに税金が12,260円かかるそうで、合計は94,248円です。

その下に小さく「The hotel may charge additional taxes and fees: Tax per Person per Night €16.50 EUR」との記載がありました。

これは追加されると考えていた方がよいです。16.5×5泊×2人=165ユーロ。1ユーロ122円で換算とすると20,130円です。合計114,378円。一人あたり57,189円です。

「ホテル ウェストミンスター」

こちらは、公式サイトの予約では最安値でも1泊245ユーロだったため、それよりも安かったホテル予約サイトを利用します。

「シングルベッド2台、キャンセル無料、朝食付き」の条件で検索。5泊で1,096ユーロ。こちらは税込だとの記載がありますので、チェックアウト時のこの点の追加料金はかからない可能性が高いと考えてよいと思います。

日本円換算すると133,712円。一人あたり66,856円です。

うーん、5泊で9,667円の差ですか。それでホテルの設備やサービスは大幅に異なることを考えると、私からは「ホテル ウェストミンスター」をおすすめしたいです。

パリに着いてからかかる交通費

空港バス ロワシーバス 24.2ユーロ(往復) 2,710円

メトロ カルネ 10回回数券 14.5ユーロ 1,769円

空港とパリ市内の移動は、ロワシーバスを利用します。オペラ・ガルニエの横に停留所があり、上記2つのホテルはいずれも徒歩5分圏内のところにありますから便利ですね。

また、パリ観光中の移動は、主にはメトロを使う予定にしました。メトロの乗車券には「Paris Visiteパリ・ヴィジットフリーパス3日間 25.85ユーロ」という選択肢もあるのですが、ここは10回回数券、カルネをおすすめします。

別の記事で紹介したおすすめルートだけを回るなら、1人1セットで間に合いそうだからです。

これなら、観光予定の日付がずれても使えますし、多少ルートを変更して利用回数が増えたりしても、もう1セット買ってお友達と分けて使えば、パスを買うよりも費用がお得になると思います。

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観光施設の入場料

パリ・ミュージアム・パス 4日券 7,800円

オペラ・ガルニエ 10ユーロ 1,220円

エッフェル塔に登る場合 5~15ユーロ 610~1,830円

パリの主な観光施設の入場に利用できる「パリ・ミュージアム・パス」があります。4日有効のものは7,800円、日本で購入して自宅に郵送してもらうこともできます。

パリに行ってからパスが利用な可能な施設のどこかの窓口で購入することもできますが、購入するなら日本でしたほうが安心でしょうね。

なお、オペラ・ガルニエの入場料はこのパスの対象外になっています。エッフェル塔は塔に登る場合は別途入場料がかかります。サクレ・クール寺院は入場無料です。

ノートルダム大聖堂は聖堂の見学は無料、塔に登る場合は有料(ミュージアム・パス利用可能)です。それ以外の観光施設はすべて、パリ・ミュージアム・パスで入場できます。

また、このパスがあると、ルーブル美術館とオルセー美術館は行列に並ばずに済む「優先入場」も可能になるそうです。観光施設に入るための入場の行列と、事前に購入することで入場料支払いのための行列、両方を避けることができることになるのですね。

旅行時期が2月ということだとそもそもあまり混んでいないかもしれませんが、繁忙期に旅行するなら迷わずおすすめしたいところです。

なお、このパスが価格的にお得なのかどうかの比較の参考として、今回のおすすめルートを全部見て回ることにした場合の各施設の通常の入場料を調べてみました。

観光施設名 入場料(ユーロ) 日本円(=122円)
凱旋門 9.50 1,159
コンシェルジュリー 8.50 1,037
サント・シャペル教会 8.50 1,037
ノートルダム大聖堂の展望台 8.50 1,037
ルーブル美術館 10.00 1,220
オルセー美術館 11.00 1,342
ノートルダム大聖堂の展望台込の計 56.00 6,832円
ノートルダム大聖堂の展望台抜きの計 47.50 5,795円

費用だけを比較すると、パリ・ミュージアム・パスは今回の場合はお得ではありませんね。あとは手間と待ち時間のことを考えて、購入するかどうかは個人の価値観での判断になると思います。

食事にかかる費用

ホテルは、宿泊料金に朝食が込みのところを選びました。

ランチは1回20ユーロ、ディナーは40ユーロを見ておきたいと思います。軽くサンドイッチで済ませて安くなる日あるかもしれませんし、ちょっと格式の高いレストランに入ってもっと高くなるかもしれません。ランチ5回、ディナー5回として、300ユーロぐらい。37,000円にしておきましょうか。

まとめ 1ユーロ=122円で算出

航空券代 86,470円 JAL
ホテル代 66,856円 ホテルウェストミンスター
ベルサイユ宮殿ツアー 8,296円(68.00ユーロ)
着いてからの交通費 4,479円(38.70ユーロ)
入場料等 (パリ・ミュージアム・パスを買う場合) 9,020円
食費 37,000円

合計211,767円(自分のためのショッピングとお土産代は除く)

自分のためのショッピングとお土産代は、完全に人それぞれですので、費用算出の計算からは除外しました。かなり具体的に見積りして、1週間のパリ旅行の費用の例をあげてみました。旅行計画を立てる際の参考にしていただければ幸いです。