海外では割と普通に使用されているおしゃぶりですが、日本では否定的な意見も良くデメリットばかりが取り上げられがちです。

新生児のうちからおしゃぶりを与えるとクセになる…とか骨格や歯並びに悪い影響を与えるなど、いい話はあまり聞きません。

年配の方に限らず若いママでも「歯並びが悪くなる」と嫌煙される方も多いです。

しかしおしゃぶりはデメリットばかりではありません。

メリットもあります。

使い方次第で、メリットにもデメリットにもなるのです。

新生児のうちのおしゃぶりは、赤ちゃんにとってもパパやママにとってもいい効果を与えてくれることもあります。

おしゃぶりを与えることのメリットも知ることで、「絶対にダメ」とは思わなくなるかもしれないですね。

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新生児におしゃぶりを与えてもいい?

結論から言うと「いい」と思います。

「吸綴反射(きゅうてつはんしゃ)」という言葉を聞いたことがあると思います。

本能的な反射行動の一つです。

口に当たった物、入ってきたものを強く吸います。

この本能的行動が精神の発達にいい影響を与えていると言われています。

おしゃべりのできない新生児はおしゃぶりをすることによって自ら精神の発達を促しているのです。

新生児におしゃぶりを与えるメリット

上でも紹介しましたが、新生児にはおしゃぶりを与えることで精神面の発達を促すと言うメリットがあります。

また新生児に限らず赤ちゃんは「吸う」ことでリラックス効果のあるホルモンの分泌を促すとも言われています。

ぐずり泣きが多かったり、夜泣きがひどい赤ちゃんはこのリラックスホルモンの分泌が少ないのかもしれませんね。

おしゃぶりをすることで赤ちゃんがご機嫌になれば、パパやママも安心しますよね。

赤ちゃんは泣くのが仕事とは分かっていても、あまりにも泣き続けていると心配にもなりますし、知らない間にストレスがたまりがちです。

赤ちゃんがご機嫌になるのであれば、少しくらいならおしゃぶりに頼ることも良いと思いますよ。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防になるとも言われています。

アメリカのバージニア大学ではおしゃぶりをしている赤ちゃんのSIDSでの死亡率はおしゃぶりをしていない赤ちゃんより30パーセントも低いと結論付けされています。

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新生児におしゃぶりを与えるデメリット

歯並びが・・・と思うかもしれませんが、まだ歯は生えていません。

要はおしゃぶりを卒業するタイミングを逃さないということです。

遅くても乳歯が生えそろう2歳頃までには卒業しましょう。

また赤ちゃんの機嫌がいいからと、何時間も与えっぱなしというのは感心しません。

お母さんとのスキンシップは赤ちゃんの発達を促すのに非常に重要です。

おしゃぶりに子守りをさせてはいけません。

また、おしゃぶりで口をふさぐことによって言葉が遅れるとも言われます。

「あー」「あうー」などと赤ちゃんが声を出すことがありますよね。

これは赤ちゃんが発声の練習をしているのです。

おしゃぶりを長時間しているとこの発声練習ができないので言葉の発達が遅れるとも言われています。

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おしゃぶりと歯並びの関係は?

歯が生えそろっているのにいつまでもおしゃぶりをしていると、当然歯並びにいい影響を与えないことは分かっていると思います。

しかしおしゃぶりを卒業するタイミングを逃してしまうと、2歳になっても3歳になってもおしゃぶりに依存するようになってしまいます。

このような事態がおしゃぶりのデメリットとして注目されているのであり、またそうなるくらいならおしゃぶりはさせないということになるのでしょう。

子供の成長の過程で必ず「イヤイヤ期」がくるのですが、そのイヤイヤ期が本格的になってくる一歳半ころ(個人差があります)までにはおしゃぶりを卒業することをおすすめします。