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「切迫早産」は妊娠中のトラブルとしてよく聞く言葉です。

切迫早産と診断されると、軽度の場合でも「あまり活動しないように」「自宅でも極力動かずに安静に」との指示が出てしまいます。

状況が深刻な場合、自宅で安静が確保できない場合は「入院」となってしまいます。

何もなくてもナーバスになってしまいがちな妊娠生活、その中で「切迫早産」「入院」となってしまったら、その不安や心配はとても大きなものになるでしょう。

入院生活での体重増加は大丈夫なの?

いつまで入院すればよいの?いつ退院できるの?

動けない日々での体重増加、終わりの見えない入院生活で退院への不安など、ストレス極まりないですね。

今回はそんな切迫早産について調べてみました。

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切迫早産で入院、動けない毎日体重増加大丈夫?

妊娠中は妊娠高血圧症候群や、妊娠糖尿病になるリスクを考えて、大幅な体重増加はよくないといわれています。

よって、妊娠中にはバランスの良い食生活や適度な運動(活動)をしながら、体重増加には注意する必要があります。

しかし、切迫早産で入院した場合、24時間子宮収縮を抑える点滴をして、絶対安静の日々が続きます。

切迫早産は、お風呂も許可がなければ入れないほどであり、動くといえばトイレだけ、それ以外の時間はずっとベットの上なのです。

ベットの上に座って本でも読もうか、ゲームでもしようかと思いますが実際は横になっていないとお腹が張ってくるので、それも出来ずにひたすら横になって睡魔と闘いながら天井を眺めているだけ、三度の食事も誰と会話をするわけでもなく仕切られたカーテンに向かって食べるのです。

そうです、病院では三食きちんとご飯が出て来るのです。

ほとんど動いていなくても、朝昼晩上げ膳据え膳。

切迫早産は、至れり尽くせりなお姫様生活・・・・と思いますが、妊娠中の身、「これ、食べて寝てばかりいるけど、体重増加大丈夫??」妊婦さんなら誰しも不安を覚えるでしょう。

ただ、調べたところ、病院食はきちんとカロリー計算されていることが多く、「食べ過ぎているつもりでも思ったよりも体重増加しなかった」という体験談が非常に多かったのです。

また、入院している妊娠後期は普通に生活していても体重増加しやすい時期ですので、多少は許容範囲ともいえるでしょう。

「揚げ物は衣を外して食べた」「デザートは残した」と自分で少し控えたりしていた妊婦さんの意見もありました。

食べることに罪悪感を感じたり、食べてしまって心配が増幅するのであれば、自分で少しの心がけをすることもよいでしょう。

妊娠中はストレスをためないことも仕事ですからね。

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切迫早産での入院生活いつまで続く?気になる退院の時期

もう一つ、切迫早産で入院中の心配は「いつ退院できるの?」ということでしょう。

妊婦さん自身のことだけで考えても、ずっとベッドの上で自由もなく、日常生活もままならない生活に加えお腹の赤ちゃんは無事に生まれてこれるのだろうか等不安な事ばかりで気分がふさぎ込んで当然です。

経産婦さんの妊娠の場合、おなかの赤ちゃんのきょうだいの心配があるのでもっと深刻です。

自分がいなくて淋しい思いをさせることを平気なお母さんなんていませんし、自分がいなくてきちんと生活は成り立っているだろうか、不安で心配で、早く退院してそばにいてあげたいと思わずにはいられないでしょう。

ただ、切迫早産の場合は、多くの場合、正産期(37週)に入るまで退院の許可がおりないのが現実です。

また、もしも退院できたとしても、自宅で絶対安静な場合が多いのです。

私の友達は34週頃に緊急入院になり、帝王切開で出産するまでの約1か月退院することが出来ず、病院で過ごしていたそうです。

これから出産の準備を始めようと思っていた矢先の出来事だったので入院に必要なものが何もなく全て実母に揃えて頂いたようで、順風な妊婦生活でもいつ入院になるかわからないから揃える物は早めに準備した方が絶対に良いと力説していました。

自分無しで生活を営む家族を思うと心配ですが、おなかの赤ちゃんを守るために、退院を焦らずにしばらく辛抱が必要ですね。

これから始まる赤ちゃんのお世話の前に神様がくれた一休憩とでも捉えられると良いですね。

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切迫早産を理解して、のんびり過ごしましょう

そもそも「切迫早産」とは、「早産をしそうな状態」つまり、妊娠22週から36週の間に早くも子宮収縮が起こったり子宮口が開いてしまったりしている状態のことを言います。

赤ちゃんが早く生まれてしまうと、赤ちゃんが元気に育たなかったり、障害が残る可能性が高くなってしまいます。

赤ちゃんにとっては、正産期になるまでお母さんのおなかで過ごすことが一番大切なのです。

お腹が張ったり、下腹部や背中が痛むという症状もあるので、妊婦さん自身もつらいですね。

色々と心配は尽きませんが、お母さんの不安は赤ちゃんにも伝わります

切迫早産と診断されても、あわてずに、赤ちゃんがお母さんのおなかにいられるようにできること最優先にすること、つまり、今日は気分が良いからと張り切ったりせずにしっかり安静にしてゆったりと過ごしましょう。