魅惑のリゾートシティとして知られるシンガポールですが、赤道近くに位置するシンガポールの気候は、1年を通して気温が高く湿度が高いのが特徴です。
「1年を通して気温が高い」と聞くと、「薄着で平気!」と思いがちですが、実は侮れないシンガポールの気候。
それに、女性はやっぱり旅行先でもしっかりおしゃれを楽しみたい、現地の人はどんな服装をしているの?と気になることもありますよね。どんな服装を用意すれば良いのかを知っているのといないのでは、荷物の量もずいぶんと変わってきます。
そこで、これから旅行の計画を立てる人にも間に合うように、 1月2月3月のシンガポール旅行にふさわしい服装についてまとめました。ぜひ、チェックしてみてください。
シンガポールの気候は?
1月2月3月、シンガポールの気候に合った服装は?
シンガポールならではの「ドレスコード」はある?
シンガポールで肌の露出は大丈夫なのか、それともNGなのか?
シンガポールの服装で気をつけることは?
シンガポール旅行に行く上での服装のポイント
目次
シンガポールの気候は?
シンガポールまでは、日本から飛行機で約8時間。東南アジアのほぼ真ん中に位置するシンガポール。 シンガポールの北緯は1度17分と赤道のすぐそばにあります。シンガポールは、赤道直下の国なのです。
赤道直下に位置するシンガポールが属する気候は、モンスーン気候で、日本のようなはっきりとした四季はありません。
1年を通して30度を超える高温の日が続き、湿度も高めです。明確に雨季と乾季がわかれているわけではないのですが、1月2月3月は比較的降水量が多い傾向にあります。
また、シンガポールは赤道に近いため日差しも強く、紫外線も強いです。日中、外を歩くとあっという間に日焼けをしてしまいますので注意が必要です。
シンガポールの服装を考える上で注意が必要なのが「スコール」です。じりじりと太陽が照りつけ、傘を持っていく心配もなさそうな天候であっても、急に雲行きが怪しくなり、雷とともに大粒の雨が降ってくることがあります。
これを「スコール」と呼びます。
スコールがあると一時的に気温がぐっと下がります。日本でいう「ゲリラ豪雨」のような存在で、1月2月3月には特に多い傾向にあります。
スコールは、1日中降っていることはなく、長くても2〜3時間で止みます。しかし、一度降り始めると外を歩くことができないほどの大雨となることも多く、その日の予定が狂ってしまうということにもなりかねません。
スコールが多いシンガポールでは、日傘と雨傘としても使える晴雨兼用の傘があると安心です。
1月2月3月、シンガポールの気候に合った服装は?
1月2月3月のシンガポールは、高温の日が続き、湿度も高く、スコールが起きやすい傾向にあります。それらをふまえた上で、どのような服装がふさわしいか見ていきましょう。
シンガポール旅行の服装は、基本的には日本の夏の服装と同じで問題はありません。
ただ、日本よりもかなり紫外線が強いため、特に日焼けを気にすることが多い女性は、サングラスや、帽子、日傘、UVカット加工のある羽織ものなどで、しっかりと紫外線対策をする必要があります。日焼け止めも忘れずに塗りましょう。
1月2月3月のシンガポールの女性の服装は、 Tシャツやノースリーブにショートパンツやスカート、クロップドパンツなどが一般的です。
また、気軽におしゃれを楽しむことができるサマーワンピースを着ている人も多く、ワンピースは現地の女性にも人気のようです。シワになりにくく、汗をかいても乾きやすい素材のものが便利です。
シンガポールは常夏のリゾートシティですから、日本であまり着ないようなショートパンツやミニスカートのファッションを楽しむのも良いでしょう。
シンガポールならではの「ドレスコード」はある?
「ドレスコード」という言葉を聞いたことがあるという人も多いと思います。「ドレスコード」とは、その場所にふさわしい服装のこと。時間帯や場所、用途やイベントなどによっても変わってきます。
その基準は、国、文化によっても変わってくることもあります。では、シンガポールのドレスコードはどうでしょうか。
シンガポールに旅行で訪れる人がドレスコードに気をつけなければならない場所は、
①ホテル、レストラン
②ショー、観劇
③カジノ、バーなど
でしょう。ホテルのレストランでディナーの予約がある場合や、アフタヌーンティーを楽しみたい場合、バーやカジノでのナイトライフを楽しみたい場合も、「ドレスコード」に気をつけなくてはなりません。
これらの場所を訪れる際に、絶対に避けなければいけない服装は、ビーチサンダル、ショートパンツ、スポーツウエア(ジャージ)です。
男性の場合は、ノースリーブなど肩の出ているものは不可とされ、襟付きのシャツが必須となっている場合が多いですが、男性ほど厳しくはない女性のドレスコードでも、やはりビーチサンダルは不可とされる場合が多いです。
では、実際にはどのような服装であれば良いのでしょうか。
シンガポールでドレスコードがある場所に行く場合、女性は、膝丈のワンピースにサンダルまたはパンプスという服装が一般的です。
男性では不可とされているノースリーブも、女性の場合は問題ありません。昼間のイベントやアフタヌーンティーなどでは、スカート丈は膝上でも問題ない場合が多いですが、ディナーや夜間のイベントの際には膝丈のものが無難です。
シンガポールはリゾートシティという位置付けから、それほど厳しいドレスコードを定めていない場合が多いですが、服装がその場所にふさわしくないと判断されると、入場を断られる場合もあります。
ドレスコードが定められている場合には、最低限のマナーとして気をつけましょう。
シンガポールで肌の露出は大丈夫なのか、それともNGなのか?
シンガポールは気温も高く暑い国ですので、ノースリーブやショートパンツなどを日常的に着用している人が多く、普段の生活では肌の露出についてそれほど気にすることはありません。
しかし、シンガポールには、中華系、マレー系のほか、イスラム系、インド系など多様な文化背景を持つ人たちが暮らしています。多様な文化や宗教を受け入れ、共存しているのがシンガポールの魅力のひとつでもあります。
そのため、イスラム系の人が多いことで知られる、アラブストリートのモスク周辺など、場所によっては肌の露出を控えた方が良い場所もあります。ストールやカーディガンなど、さっと羽織れるものがあると安心です。
シンガポールの服装で気をつけることは?
日本では、クールビズと言って冷房の温度を高めに設定する運動が行われていますが、シンガポールは違います。
室外の気温が高く汗を掻くことが多いため、訪れる人を快適におもてなしするようにホテル、レストラン、ショッピングセンター、公共交通機関などの冷房の設定温度はかなり低いです。
そのため、あまり強い冷房に慣れていない多くの日本人女性は寒いと感じることが多いと思います。カーディガンや薄い生地のジャケットなど、さっと取り出していつでも羽織れるように用意しておきましょう。
シンガポール旅行に行く上での服装のポイント
シンガポールの1月2月3月の気候は、高温で多湿、紫外線が強く、降水量も多めです。スコールのように急激な天候の変化が起こり、一時的に気温がぐっと下がる場合があります。
冷房もしっかりときいており、室内と室外の気温の差が激しく温度調節が難しいことがありますので、いつでも気温の変化に対応できるように軽く羽織れる上着を必ず持って出かけるようにしましょう。
ドレスコードの設定がある場所では、服装に気をつけなければならないことがあります。ホテル、レストラン、カジノなどでは、ドレスコードについてホームページに記載されていますので、事前に確認しておきましょう。
服装は、周りに不快な思いをさせない最低限のマナーです。シンガポールの天候を知った上で、それにふさわしい服装を準備することで、より楽しい旅行になるはずです。1月2月3月にシンガポール旅行を計画している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。