節約をかねて水筒を毎日使われている方は多いことだと思います。毎日ペットボトルのお茶を買うよりも断然経済的です。

しかし、毎日水筒にお茶を入れていると、やがて茶渋がついてきます。

茶渋は「ステイン」という成分でできています。コーヒー紅茶赤ワイン・・・歯磨き粉のCMでおなじみのこのステイン。タダ洗剤で洗うだけではなかなか取れないやっかいものです。

水筒の説明書には、水筒のお手入れには漂白剤を使うように書いていますが、口に入れるものに漂白剤を使うのは少し心配・・・という方もおられると思います。漂白剤には殺菌効果も消臭効果もあるので、水筒のお手入れには確かに最適なのですが、水筒は洗いにくいですし、万が一漂白剤が残留していたらこわいですよね。

実は酢でも茶渋は取れるんです! しかも酢でも除菌はできます。もともと食用のものなので漂白剤よりも安心感があります。

水筒についた茶渋を酢で落とし除菌までする方法について、以下で詳しく説明します。

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水筒の茶渋を酢で取る方法

水筒のお手入れには、通常持ち手のながーいスポンジやたわしを使いますよね。

しかし普通の洗剤とスポンジでは力を入れてこすることも難しく、茶渋はなかなか取れません。

そこで酢です。

1、まず酢を用意します。基本的に「食酢」と書いてあればなんでもかまいません。価格が手ごろな穀物酢、米酢などでOKです。ただ、砂糖やポン酢などが入っている「調味酢」は避けてください。

2、水筒にぬるま湯を入れ、10倍くらいの濃さになるよう調整して酢を入れてください。(さらにここに酢と同じ量の重曹を加えるとさらに効果が強まります)

3、あとはそのまま1時間ほど放置したら、フタをして一度シャカシャカふってお湯を捨て、水とスポンジでかるく洗ってください。奥の茶渋もピカピカになっています。

注意としては、酢と塩素系の洗剤が混ざると、有害ガスが発生してしまう点です。もし一緒に洗剤を使う場合は、塩素系でないかを確認してください。

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酢の除菌効果

酢には、水筒の手入れにはもってこいの作用があります。

〇汚れに浸透し、ゆるませて、取れやすくする作用

トイレについた黄ばみ、蛇口についた水あか、せっけんカスなどに浸透し、ゆるませて汚れを取れやすくします。茶渋もこの作用によって水筒からはがれてくれます。

〇抗菌作用

酢には食品の腐敗防止をはじめ、様々な生活シーンに役立っています。O-157(病原性大腸菌)にも効果があると言う実験結果が報告されています。水筒も、週に一回程度、酢による手入れをすることで、安全な抗菌加工を施すことができます。

水筒にお茶や水を入れて放置してしまうと、腐ってものすごい臭いを放ちます。もともと菌がいる状態で飲料を入れてしまうと、あっという間に菌が繁殖します。密閉状態ではありますが、水筒は菌の繁殖する好条件を揃えています。酢でしっかり抗菌しましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

酢の臭いはキツイ、好きじゃないという方は、一般的な酢よりも臭いの少ないホワイトビネガーか、クエン酸でも代用できます。

どちらも口に入れても問題のないナチュラルなアイテムです。

安心安全に水筒の茶渋を取り除き、健康な水筒ライフを送りましょう!