うっかりランプをつけたまま長く駐車したら、車のバッテリーが上がった・・・車が動かない・・・。車に乗られる方の中にはそういう経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ショッピングセンターなどは店のスタッフが定期的に駐車場を巡回し、ランプがついたままの車があれば、バッテリーが上がってお客様が困らないように店内放送で車のナンバーなどを流します。

また、パチンコ店などは、駐車場でバッテリーが上がったら、店員に言えばバッテリーを交換してくれるというサービスを行っているところもあります。

それくらい、車のバッテリーが上がるということは身近なことです。

誰も頼れない場所で車のバッテリーが上がったとしても、自分でバッテリーを交換することができます。

以下で詳しく説明します。

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車のバッテリーが上がった時の状態

普段はエンジンをかければ車は動きます。車のバッテリーが上がった、とは、どのような状態なのでしょうか。

そもそも車のバッテリーとは、車のエンジンをかけるときと、エアコンやランプなど車内機器を使う時に電源として使われるものです。つまり、車の電池です。エンジンがかかっていないときでもランプが使えたりしますが、その電源は全てバッテリーが担っています。

バッテリーの発電量に対して、使う電気の量の方が多い状態が続いてしまうと、バッテリーは上がりやすくなります。

電気の消費量の多い車内機器はエアコン、ブレーキランプ、ヘッドライトなどです。これらをエンジンを止めているときや、渋滞などでエンジンがあまり回っていないときに使いすぎてしまうと、バッテリーにはかなり負荷がかかり、上がってしまうこともあります。

車を使おうとしたらバッテリーが上がった状態になっていて、エンジンがかからない・・・そんなときには、ブースターケーブルと呼ばれる線で自分の車のエンジンと同じ種類の車のエンジンをつなげば、エンジンをかけることができます。

しかし、エンジン自体がもう駄目だった場合、交換が必要になります。

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車のバッテリーの交換方法

バッテリーを交換するには、必要なものがいくつかあります。

・ゴム手袋
・スパナ
・保護メガネ

の3点です。カーバッテリーには希硫酸という刺激物が含まれていますので、保護メガネなどで注意する必要があります。

それらを揃えたら、いざ交換。まず車のエンジンを止め、すべての車内機器も消し、キーを抜きます。

交換手順は以下の通りです。

1.バッテリーのマイナスケーブルを外します。
2.プラスケーブル、取り付け金具を外します。
3.バッテリーを真上に持ち上げて外します。バッテリーが乗っていた受け皿とその周辺を綺麗にします。
4.新しいバッテリーをプラス、マイナス面の方向を間違えないように乗せ、取り付け金具で固定します。
5.プラスケーブルを取り付けます。
6.マイナスケーブルを取り付けます。

これでバッテリー交換は完了です。

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まとめ

多少の知識と道具があれば、車のバッテリーが上がった状態になってしまっても、テレビのリモコンの電池を交換するように自分で車のバッテリーを交換することはできます。

しかしどうしても機械をいじるのは不安がある、とか、手や服が汚れるのはちょっといやだな、という方は、JAFなどロードサービスに事情を説明して来てもらったり、バッテリーを売っているカー用品店で購入して交換してもらうことも可能です。別途技術料などがかかりますが、専門のメカニックの方に交換してもらえるので安心です。

バッテリーには寿命もあります。肝心なときに車が動かない!ということにならないように点検は欠かさないようにしてください。

出先でバッテリーが上がってしまっても落ち着いて対処しましょう。