頭痛で後頭部が痛くなったことってありませんか?
また、頭痛で熱っぽくなったり肩こりがひどくなったりしたことはありませんか?
ひどい人は頭痛や熱、肩こりがひどすぎてなにもできない方もいます。
そういう場合どうすればいいのでしょうか?
そしてそのような種類の頭痛があるのでしょうか?
今回はそんな後頭部の頭痛について書いていきたいと思います。
緊張性頭痛
慢性的な頭痛の1つです。首の周りが固くなったり肩こりの症状がでます。
眼精疲労や過度なストレスでもなります。
緊張性頭痛の場合は温めるとよくなることがあります。
目や肩の周りを温めると効果的です。
後頭神経痛
首の付け根から伸びてる神経が刺激されることで生じる頭痛。
頭痛以外で吐き気などの症状はなく指圧点(指などで指圧したときに痛い場所)があるのが特徴です。
くも膜下出血
熱を伴い激しい頭痛がある代表的な病気として「くも膜下出血」があげられます。
くも膜下出血は脳を覆う3枚の膜のうち真ん中の「くも膜」で出血する病気です。
ほとんどの場合脳の動脈にできたコブが破裂することによって起こります。
くも膜下出血は死亡率が非常に高く30%~50%となっています。
すぐに意識がなくなり病院についたころには亡くなっていることが多いです。
働き盛りの人になるのも特徴です。
感染症(髄膜炎)
後頭部が痛み、首筋が硬直し、吐き気や嘔吐の症状があり、38~39℃の熱がある場合くも膜や軟膜に炎症による髄膜炎が疑われます。
ウイルス感染によるウイルス性髄膜炎は自然に治りますが細菌の感染の場合は最悪死に至るケースもあるので高熱を伴う頭痛場合はできるだけ早く病院にいきましょう。
脳腫瘍
頭全体、あるいは一部に圧迫感や突然吐いたりけいれん発作に襲われたときは脳腫瘍が疑わしいです。
脳腫瘍の頭痛は痛みで起きるほどで起きた後しばらくすると楽になるのが特徴です。
腫瘍のできた部位によって症状がかわってきます。
たとえば、視力が落ちたり、ものが二重に見えたりといた視力障害や足に力が入らない、動かせないといった運動麻痺障害などを生じることがあります。
こういった神経症状がある場合はできるだけ早く病院にいきましょう。
脳動脈解離
動脈の壁は外膜、内膜、内膜となっていますがこのうち内膜に亀裂がはいって血がはいり動脈の壁が避けてしまうことをいいます。
動脈解離は交通事故の外傷後におこることもあればスポーツや日常生活でも起きます。
動脈解離が起こるとうなじから後頭部にかけて急に痛くなり血管にコブ(解離性脳動脈瘤)ができたり血管が狭くなったりします。
そして数日以内に脳卒中(コブが破れるとくも膜下出血、血管が詰まると脳梗塞)になります。
必ずしもというわけではないのですが念のため病院にいきましょう。
慢性硬膜下血腫
頭をぶつけたりしたときなどに頭蓋骨の中にある硬膜とくも膜の間に血腫ができて出血し、血の塊ができた状態が慢性硬膜下血腫です。
小さいうちは無症状ですが血腫が大きくなると外傷後1か月から症状が出始め、血腫が大きくなると手足のしびれ、歩行障害、物忘れなどの症状がでてきます。
首を振ると痛みがひどくなるのも特徴です。
頭をそれほど強く打ってなくても症状が現れることがあるので早めに病院に行きましょう。
脳出血
脳出血は脳の動脈が破れて脳の中で出血してし、脳を圧迫してしまい頭痛を引き起こしてしまいます。
徐々に頭痛はひどくなり吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
ろれつが回らないなども危険なので早めに病院にいきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
たかが頭痛、されど頭痛ですね。
下の方に書いたものはほとんど死に至る病気ですよね。
いつもと違う頭痛がしたときは迷わず病院に行きましょう!