チョコレートっておいしいですよね。

特に疲れてるときなんて、あの甘さが体にしみわたりますよね。

そして「ちょっとだけ…」と思って食べ始めても気が付いたらたーっくさん食べてしまったり。

そう、食べすぎてしまうのです。

それが普通は「やだ、食べすぎちゃった!太っちゃう!ニキビが!」で済みますが、妊娠中だと途端に不安になるものです。

妊娠中は何かと心配事が増えます。これはやってはいけないのだろうか、これは食べてはいけないのだろうか…。

妊娠中の女性にとって「その心配=胎児に影響を及ぼさないのか」なのです。

おなかに赤ちゃんがいる時、お母さんはまず自分の行いが胎児にとって悪い影響がないか、それが一番心配なのです。

今回は妊娠中にそのチョコレートを食べすぎた場合、胎児に影響はあるのか調べてみました。

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妊娠中のチョコレートの食べすぎは胎児に影響がある?

妊娠中って、食べたいものの嗜好がとても偏ります。

これが食べたいと思ったらそればかり。とことん食べないと気が済まないのです。

ただ、チョコレートにはカフェインが含まれます。

カフェインを多量に摂取すると、胎盤を通して胎児へ届いてしまいます。

カフェインを体外へ排出する機能が未熟な胎児にとって、カフェインは胎児を覚醒・興奮させてしまったり、流産・死産のリスクが上がったり、発育・発達の妨げになる恐れがあります。

だから、あまりにも食べ過ぎると、悪影響がないとは言い切れないでしょう。

ただ、チョコレートのもつカフェインは、ミルクチョコレートの場合で考えると、板チョコ1枚程度で、コーヒー1杯の約1/6だといわれています。

医師の考えにもよりますが、一般的に1~2杯のコーヒーであれば妊娠中も飲んでOKと考えられています。

だから、カフェインについては「板チョコ5枚以上食べちゃう!」というわけではなければそれほど神経質にならなくてもよいでしょう。

ただ、ダークチョコレートやカカオ含有量が多いチョコレートはミルクチョコレートよりもカフェインの量が多いので気に留めておきましょう。

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妊娠中のチョコレートが及ぼす影響とは?

ただ、チョコレートは糖分や脂肪分もたくさん含んでいます。

もちろんカロリーも高い食べ物です。

胎児に直接影響がないとしても、母体の体重増加には気を付けるべきでしょう。

体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病のリスクが上がります。

母体の健康を守れないことは、胎児の健康を守れないことにもつながるのです。

ただ、最近の研究では妊娠中の適度なチョコレートの摂取にはメリットもあるようです。

たとえば、チョコレートはカカオ豆由来の食物繊維やカカオポリフェノールなどの腸内環境を整える成分も含んでいるので、妊娠中悩まされやすい便秘の解消や予防になります。

また、「テオプロミン」という成分の影響で、お母さんのリラックス効果もあります。

さらに、チョコレートには気分を高揚させる「フェネチルアミン」という成分が含まれていますが、その成分が胎盤を通して胎児に伝わると、外の世界への恐怖が軽減されてよく笑う赤ちゃんが生まれるとさえ言われているのです。

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妊娠中のチョコレートの上手な食べ方

結論として、チョコレートは過剰摂取に気を付けて、上手に楽しめば、妊娠中に食べても胎児に悪影響があることはないといえます。

食べきりサイズを買ってきたり、1日に食べる量を決めておくのもよいでしょう。

デパートで高級チョコレートを少量買ってきて、1粒ずつゆったりとした気分で楽しめば、チョコレートを食べたい気持ちも満たされるし、優雅な時間を楽しむこともできます。

妊娠中は心配事も不安なこともたくさんあってストレスをためてしまいがちです。

赤ちゃんがおなかにいる幸せをめいっぱい感じるためにも、あんまり思いつめずにやりすぎ食べ過ぎにだけ気を付けてのんびりゆったり過ごしましょう。