自分自身やお子さんが、左利きで矯正した方が良いのか悩んだ経験はありませんか?

昔は左利きだと、無理矢理にでも右利きに矯正されることが多かったですよね。

鉛筆の持ち方が左利きだと、「右利きに矯正した方がいいよ。」と他人から言われることもあると思います。

今回は、鉛筆の持ち方が左利きの場合、矯正した方が良いのか調べたので参考にして下さい。

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鉛筆の持ち方が左利きの場合、矯正した方が良いの?

〈どうして左利きになるの?〉

左利きの原因として遺伝説がありますが、一卵性双生児でも一人は右利き、もう一人は左利きになることがあり、信憑性が少ないようです。

利き手が決まるのは3~4歳くらいまでで、左手を使うことが多かった子は、左利きになりやすいという環境説もあります。

他にも様々、左利きになる諸説はありますが、いまだに左利きになる原因は解明されていないそうです。

〈矯正のメリット〉

世の中の物は、ほとんどが右利き用に作られていて、左利きの人からすれば、使い辛いものが多いと思います。

日常的に使う物では、ハサミや包丁・急須などは右利きが一般的です。

また、左利きだと自動販売機の小銭が入れにくかったり、改札で切符が入れにくいと感じたりするかもしれません。

右利きに矯正すれば、日常生活で不便だと感じていたことを、減らすことができます。

矯正のメリットを一番感じられるのは、文字を書くことです。

日本語は、右手で書くことを基本にできています。

日本語の筆順が、右利きの人が書きやすいようになっていたり、横書きの時に、必ず左から右へ書くようになっています。

左手で横書きすると、書いている文字が手に隠れて見えません。

そのため、文字を見ようとして鉛筆の持ち方がおかしくなります。

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〈矯正のデメリット〉

矯正することで、今まで左手で出来ていた動作が、うまく出来なくなり大きなストレスを感じる子もいます。

また、親に「左手を使ってはダメ。」と何度も言われ続けると、「自分はダメな子だ。」と子どもがコンプレックスを感じることもあります。

そして、自信を失ったり、親に不信感を持ってしまうこともあります。

矯正することで、とっさに右と左が判断できない左右盲になったり、鏡文字を書くようになったりすることもあるそうです。

無理矢理、矯正しようとすると、子どもが委縮し、夜尿症や吃音、てんかんなどの様々な症状を引き起こす可能性もあります。

〈矯正する場合の注意点〉

矯正のメリット・デメリットを理解した上で、矯正をしたい場合はどのようにすれば良いのでしょうか。

小さい子どもに、鉛筆を左手を使わないように言葉で説明しても、理解してもらえないことがあると思います。

そんな時は、鉛筆を手渡す時に、意図的に右手に渡すようにします。

また、左手に持っていた時は、「今度は右手で書いてみようか。」と言って、右手に持たせます。

少しずつ、右手で鉛筆を持つということに慣れさせることが大切です。

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最後に

右利きに矯正した方が、日常生活を送る上では便利かもしれません。

しかし、左利きであることも一つの個性と考えて、無理に矯正する必要もないと思います。

矯正するメリット・デメリットを考慮して、矯正するかどうか決めて下さい。

矯正する時には、子どものペースに合わせることが大事です。