子供はいつから一人で寝るようになるのでしょうか?
あなたは何歳から一人で寝るようになりましたか?
日本では幼少期の頃は親と添い寝するのが一般的ですが、子供が一人で寝るようになる時期というのは、家庭環境や家族構成が影響していることが多いのではないでしょうか。
「子供の自立心を養うために」と早くから一人で寝る習慣を付けたいという方針のご家庭も多く、何歳から一人で寝るようにすればよいのかと悩む親御さんも多いのでしょう。
子供が一人で寝るようになる時期にいつからが良いというのはありません。
個々の心の成長に合わせて、一人で寝ることができるようになる準備を手伝ってあげてください。
子供はいつから一人で寝るようになる?
小学校の入学をきっかけに、子供が一人で寝る環境を作るご家庭が多いようです。
ですから7~9歳のころに一人で寝るようになる子供が多いようです。
次に多いのが5~6歳のころ、10~12歳のころに一人で寝るようになる子供が多いというアンケート結果があります。
しかし子供がいつから一人で寝るようになるのか、一人で寝るような環境を作るのかは、家族構成や住んでいる家の広さにも関係してくるようです。
戸建の家を新築した機会に子供部屋を作って、一人で寝るようにしたご家庭もあります。
引っ越しを機に、子供部屋を確保できるようなところに引っ越しして、兄弟や姉妹の部屋を作ったご家庭など、子供が一人で寝る環境を作れるタイミングは様々です。
子供が一人で寝るのは何歳頃からがベスト?
海外では赤ちゃんの時から、同じベッドで寝る習慣はありません。
大人と寝ることで様々な危険があると考えられています。
また夫婦の時間を大切にするためだとも言われています。
日本ではもともと添い寝する習慣がありますし、添い寝の必要性を説く話もありますので、幼少期は親と寝室をともにしている子供が多いのです。
子供が一人で寝るのにいつから、何歳からが良いといことはありません。
子供が「一人で寝たい」「自分の部屋で寝たい」と言った時がベストタイミングです。
早くから一人で寝ることで自立心を育てられると言う話もありますが、子供一人一人性質が違いますので全員に当てはまる話ではありません。
子供が「一人で寝たい」と思い始める時期はだいたい思春期頃のことが多いようです。
精神面でも順調に成長している証です。
思春期の到来も早い、遅いがありますよね。
それと同じです。
ですから、小学生になるのだからと無理矢理一人で寝る環境に押し込めてしまうことはおすすめできません。
一人で寝る環境だけ準備しておけば、思春期頃には勝手に一人で寝るようになります。
それでもどうしても早い時期から一人で寝て欲しいのであれば、ステップを踏んで徐々に慣らしていくことです。
いきなり「一人で寝なさい」では子供は突き放されたように感じるかもしれないですし、不安を覚える子供もいるそうです。
子供が一人で寝る時期についてはこんな話も
海外では赤ちゃんの頃から寝室を別にすることは一般的ですが、こんな研究が紹介されています。
「3歳までは一緒に寝た方が非行にはしりにくい」ということです。
早くから一人で寝ている子供の睡眠の質があまり良くないということ、睡眠の質が悪いと脳の発達に悪影響を及ぼす、という事が言われています。
母親に抱かれて寝ている赤ちゃんと比べて、母親の横のベッドで寝ている赤ちゃんの心臓へのストレスは約3倍だそうです。
また母親の身体から離れて寝ていると、レム睡眠とノンレム睡眠のリズムが乱れるとも言われています。
この乱れもまた、脳の発達には悪影響だそうです。
「賢い脳の発達には質の良い睡眠を」と良く言われますが、睡眠の質という面から考えても幼少期は無理に一人で寝る必要はないと思われます。
子供の成長に合わせて、一人で寝るタイミングを作ることが良いでしょう。