車は、法律によって乗車定員が決められています。

乗車定員は、車の種類や形状によって異なりますが、それだけではなく大人と子どもで数え方が異なります。

もしも定員オーバーしていた場合は、法律に違反していることになりますので、違反切符を切られて罰金を取られてしまいます。

子どもを乗せた場合の定員の数え方を知っていないと、気づかないうちに定員オーバーをしているかもしれません。

そうならないためにも、子どもが何人乗れるのかしっかり覚えておきましょう!

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車に子どもを乗せる時、定員の数え方は?

車の定員は、車検証に大人の人数が記載されています。

法律では

「乗車定員は、十二歳以上の者の数をもつて表すものとする。この場合において、十二歳以上の者一人は、十二歳未満の小児又は幼児一・五人に相当するものとする」道路運送車両の保安基準より引用→http://www.mlit.go.jp/common/000187289.pdf#search=%27%E5%8D%81%E4%BA%8C%E6%AD%B3%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E3%81%AE%E8%80%85%E4%B8%80%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%80%81%E5%8D%81%E4%BA%8C%E6%AD%B3%E6%9C%AA%E6%BA%80%E3%81%AE%E5%B0%8F%E5%85%90%E5%8F%88%E3%81%AF%E5%B9%BC%E5%85%90%E4%B8%80%E3%83%BB%E4%BA%94%E4%BA%BA%E3%81%AB%E7%9B%B8%E5%BD%93%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%27

とあります。

つまり、「12歳以上を大人1人として数える。大人1人は、12歳未満の子ども1.5人に相当する」ということです。

もっとわかりやすくいうと「12歳未満の子ども3人で、大人2人に相当する」のです。

子どもは何人乗れるの?

例えば、車検証に「乗車定員5人」と記載されていた場合・・・

運転手は大人なので、残りは大人4人が乗れますね。

これをすべて子どもにするなら、「12歳未満の子ども3人で、大人2人に相当する」のですから、子どもが6人乗れることになります。

子どもが多いとシートベルトが足りなくならない?

5人乗りの車に6人の子どもを乗せる場合、シートベルトが足りなくなります。

本来なら、シートベルトを着用せずに車に乗ると法律違反となりますが、車に装備されているシートベルトをすべて着用していれば問題ありません。

すべて着用しても足りないものは仕方がない、全員が着用しなくても良いと法律で定められています。

とはいえ、シートベルトは命を守る大切な装備です。

万が一事故が起こった場合、シートベルトを着用していない人の死亡率は、着用している人よりはるかに高くなってしまいます。

子どもの命を守るためにも、シートベルトが足りなくなるほどの子どもを乗せるのは避けた方がいいですね。

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チャイルドシートがあると数え方は変わるの?

6歳未満の子どもは、チャイルドシートやジュニアシートに乗せることが法律で定められています。

チャイルドシートやジュニアシートは、大人用の座席を一つ使ってしまいますが、その場合でも車の定員の数え方は変わりません。

そうすると、シートベルトが足りなくなりますが、こちらも先述したように「足りないものは仕方がないので問題ない」と法律で定められています。

しかし、シートベルトは命を守りますので、チャイルドシートやジュニアシートを乗せる場合にも、シートベルトが足りなくなるほどの子どもを乗せるのは避けた方がいいですね。

チャイルドシートは6歳未満の子どもに義務付けられていますが、子どもの体格によってはシートベルトを正しく着用できない場合があります。

正しく着用されていない場合、万が一事故が起こった場合に首や内臓に大きなダメージを与えてしまいます。

一般的な車のシートベルトは、身長が135㎝~140㎝以上の体格に合うよう設定されています。

6歳未満ではなくても、身長がそこまで伸びていない場合は、子どもの命を守るためにもチャイルドシートやジュニアシートを使用しましょう。

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