水虫・・・。その名前を聞くだけでも、イヤ~な気持ちになりますよね・・・。

水虫はおじさんの病気かと思いきや、年齢、性別関係なくかかるものです。

時間をかければ水虫は治ります。

しかし自分が水虫にかかってしまったり、共に暮らす身内が水虫にかかってしまったとき、治るまでの間気になるのは、スリッパなど身に着けるものの洗濯方法や消毒が必要かどうかです。

水虫にかかってしまった足で履いたスリッパや靴下は、他の物と分けて洗濯したりしっかり消毒した方がいいのでしょうか。

ここでは、水虫の足で履いたスリッパなどの洗濯方法、水虫の原因、対処法などについて解説します。

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水虫の足で履いたスリッパの洗濯方法は? 消毒は?

水虫の原因は白癬(はくせん)菌という菌です。

家族に水虫の人がいたら、素足で履くスリッパや足ふきマットは分けるのが賢い水虫感染予防です。

スリッパや靴下などを洗濯する場合は、実は分けて洗う必要はありません。

水虫の原因菌は洗濯で洗い流されてしまいます。

なので、水虫の人が履いたスリッパでも、一緒に洗濯してしまっても問題ありません。

また、エタノールなどは水虫の菌にも効くので、消毒には殺菌の意味があります。

しかし、角質奥までには浸透しないので、すでにかかってしまった水虫は消毒できません。

家族の中でまだ水虫にかかっていない人が水虫を予防するときは、消毒とまで神経質にならなくとも、床をこまめに掃除したり、水虫の菌が角質奥まで入り込まないように、こまめに入浴して足をよく洗いましょう。

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水虫の原因はなに? 症状は?

水虫の原因である白癬菌はカビの一種で、これが足に付着し、ムレた状態が続くと、菌が皮膚のタンパク質、ケラチンをエサにして、どんどん増殖します。

足裏などに白癬菌がついても、24時間以内に洗い流せば水虫にはなりません。

水虫は、高温多湿の環境で一定の時間、菌が培養されて皮膚の角質層の奥に入りこむと感染します。

季節を問わずオシャレの一環としてブーツなど高温多湿になりやすい女性の足元にも、水虫は忍び寄ります。

水虫が感染しやすい物は、やはり素足で回し履きする回数の多いトイレのスリッパや足ふきマットなどです。

水虫が感染しやすい場所は、シャワールームがあるスポーツクラブ、裸足で利用するヨガスタジオ、温泉、サウナなどが挙げられます。

水虫には様々な症状があります。

「趾間(しかん)型」足の指が白くふやけたり、皮がむけたりします。かゆみは少なめなことが多いです。

「小水疱(しょうすいほう)型」足の土踏まずや指などに小さな水疱がいくつもでき、はじけるようなタイプ。かゆみがあります。

「角質増殖型」かかと中心に角質が厚くなり、ひび割れたり粉を吹いたようになるタイプ。自覚症状はほとんどありません。

「爪白癬」足の水虫が爪に入り込んだものです。爪が白く濁ったり、もろくなってぽろぽろ崩れることもあります。

水虫は自然治癒はしません。市販薬でも治りますが、水虫とは違う皮膚の病気である可能性もありますので、一度は病院を受診してみましょう。

まとめ

いかがでしたか。

水虫で履いたスリッパは分けて洗濯する必要はありません。

しかし水虫に感染しないようにするには、トイレのスリッパなど裸足で共用するものをこまめに消毒するなどして、清潔に保つのが賢明です。

もし水虫にかかってしまったら、しっかり薬を塗り、通気性の良いスリッパや靴下をはいて根気強く治しましょう。