右利きか、左利きかと問われたら、大半の人が右利きと答えるでしょう。

なぜなら左利きになる確率は10パーセント、たったの1割しか左利きの人は存在しないと言われているからです。

利き手はだいたい3歳から4歳頃に決まるとされています。

左利きは遺伝なのでしょうか。

確率から見ると、左利きの親から左利きの子供は生まれやすいという数字は出ているので、多少は遺伝も関係するのかもしれません。

しかしなぜ左利きになるのかは、いまだにはっきりとした答えが出ていないと言うのが実状です。

あくまでも確率で見た場合の話であり、科学的根拠はまだ実証されていないのです。

左利きの人について言われている特徴についても同じことが言えます。

左利きの人は右利きの人より寿命が短いという特徴があるとされています。

世の中の多くのものが右利き用に作られている為、左利きの人はストレスを感じやすく結果寿命が短くなるということだそうです。

しかしこれも遺伝と同じで科学的根拠は実証されていないのです。

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左利きって遺伝なの?左利きの遺伝の確率

一卵性双生児でも、右利きと左利きの子供が生まれることもあるため、遺伝とは言い切れないのが実状です。

両親が二人とも右利きの場合、10パーセントの子供が左利きになる可能性があります。

父親のみが左利きの場合、10パーセントの子供が左利きになる可能性があります。

母親のみが左利きの場合、20パーセントの子供が左利きになる可能性があります。

両親が二人とも左利きの場合、40パーセントの子供が左利きになる可能性があります。

これは遺伝の法則には当てはまらないそうです。

ということは遺伝ではないということになりますが、正確には、遺伝が関係している可能性はあるが解明されていないということでしょうか。

このように左利き発生のメカニズムがはっきりと解明されていないために、左利きの人にまつわる様々な説が存在しています。

もっとも一般的な説は「胎児が受ける脳の損傷」と言われています。

それは出生する前かもしれない、産道を通った時かもしれない、細菌性の髄膜炎によるものかもしれない、脳を損傷する可能性は意外と多いようです。

これらは病理的原因による左利き説で、左利きは後天的なものだと裏付けるものだとされています。

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左利きの人に見られる特徴

一番よく知られている特徴は「左利きの人は短命だ」という特徴ではないでしょうか。

カナダの学者の研究発表を週刊誌が取り上げたことから話題になり、その時の名残が今も残っているのでしょう。

左利きは女性より男性の割合の方が多いということは分かっていますので、平均寿命が短い男性の方が多いのですから、短命という統計になったのだということが推測されます。

この考えでいくと、短命なことと左利きは関係ないようにも思えます。

そして、右利き中心の世界の中で生きる左利きの人はストレスを受けやすいということもこの時発表されました。

そのストレスをため込むことで短命になるのだと。

しかし証明はされていませんし、別の学者が異議を唱える研究結果を発表しています。

インパクトが強かったことと、世の中の人たちが理解しやすい内容だったことから、今もこのような特徴があると思われているのです。

他にも

・数字が得意
・芸術家肌が多い
・スポーツ選手には有利
・アレルギー体質
・睡眠障害

など様々なことが言われています。

しかしどれに関しても、「言われている」「割合が高い」「考えられている」というような言い方をされるものが多く、はっきりとした根拠がないものが多いのです。

いずれにせよ、利き手というのはその人の個性ですので無理に矯正したりする必要はないとされています。

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