子供はよく熱を出しますよね。
でも数日間、子供の熱が下がらない状態が続くと不安になりませんか?
しかも、その熱の原因が風邪ではなくほかの病気の可能性もないとは言い切れないと気付いた時、どのような対処法が浮かびますか?
子供の下がらない熱は親にとって、とても心配なことです。
だからと言って、熱が出るたびに病院へ行くのも、とても大変なことです。
そこで、子供の熱が下がらない時の対処法やどのような状況の時に病院へ連れていくべきなのかをご紹介していこうと思います。
1.子供の熱が下がらない時の対処法!
子供は熱があっても、いつも通り元気に歩き回ったり、楽しく遊んだりしていることがありませんか?
でも、一方でちょっといつもより元気がなく、ゴロゴロしているときになって、やっとお母さん方も「あれ?」と気づく時もあるのではないでしょうか?
熱を出していても、子供のさまざまな様子や症状を見て病院へ行くか行かないかを判断するのも一つの方法ですね。
<熱があっても、元気がある時>
・食欲があり水分もとれている。
・熱以外は軽い咳くらい。
・熱があっても元気に遊んでる。
・夜睡眠をとれている。
などであれば熱は3日以内にさがるでしょう。
<熱があり、元気がない時>
熱のほかにこんな症状がないですか?
・ガタガタ震えてる。
・元気がなくぐったりしている。
・食欲もなく水分もとらない。
・けいれんしている。
・発疹が出ている。
以上の症状が1つでもあれば、すぐに病院にいってください。
よく熱を出すタイプの子供はよくいるようで、その場合、そのお母さんは、子供が熱を出すことに少しずつ慣れていき、病院へ行く判断基準が成り立っていくようになると言っています。
子供が熱を出すたびに、今回は、いったい何が原因で熱が出て下がらないのかなどを探りながら、子供が熱を出すと「いつもならこうなる!」といったような判断があれば、それと違う症状が出た場合に、病院の先生にも伝えやすいですね!
2.子供の高熱が3日以上下がらない場合
子供の高熱が3日以上下がらない場合、可能性のある病気は以下の通りです。
・突発性発疹:高熱は3~4日で下がると思われます。
特徴としては熱が下がったら発疹がでます。
・水疱瘡・ヘルパンギーナ:高熱は自然と治まりますが体中に水泡がでるので注意が必要です。
発疹はかゆみを伴うためその不愉快感からぐずってしまいます。
強いかゆみを伴うためかいてしまうことがありますがかいてしまうと跡が残ってしまいます。
3.子供の高熱が5日以上下がらない場合
5日以上子供の熱があることは稀です。
長引く場合は注意が必要です。
・インフルエンザ:インフルエンザの場合は1週間ほど熱が下がらないことがあります。
高熱が続くと体力も奪われるため熱けいれんに注意してください。
・肺炎:風邪のウイルスが肺に入り込んでしまっている状態です。
呼吸器音に注意しましょう。
「ひゅーひゅー」という音が聞こえたら要注意です。
呼吸困難になることもあるので気を付けてください。
・川崎病:原因が不明の病気です。
高熱が続き、血管やリンパが炎症を起こしてしまう病気です。
ひどい場合は冠静脈に血栓ができてしまうこともあります。
舌がイチゴのように真っ赤になりぶつぶつができる「イチゴ舌」、目、手のひら、足の裏の赤み、首元のリンパの腫れなどがないか注意深く見てください。
4.夜間や土日に熱が上がった場合
病気は曜日、時間関係なく襲ってきます。
もしお子さんが土日祝、平日の夜間に熱が出たらあわてて緊急病院に行きますよね。
緊急病院は看護師さんや医師の数も少なくだせる薬も限られています。
そんな時はここを利用しましょう。
小児緊急電話相談というところがあるのでそこに電話してください。
全国共通で#8000に電話すると小児科医や看護師さんが対処法や病院等のアドバイスをしてくれます。
5.解熱剤を使うときは
病院の先生や薬剤師さんにも言われると思いますが、子供の解熱剤を使うときは38.5度以上の発熱があり、ぐったりしていて元気がない時に飲ませてあげてください。
38.5度以上の発熱があっても、ぐったりしていなくて、比較的元気な場合は、使わなくても大丈夫です。
熱は身体がウイルスと戦っている証拠ですので、無理に解熱剤を使う必要はありません。
子供の熱で一番怖いのは原因がわからないことですよね。
かかりつけ医も大事ですが再度行く場合は違う病院をオススメします。
もしかしたら、1回目の病院とは違う病名がでてそれが原因ならもう安心ですね。
原因がわかれば対処法もわかりますよね。
そうしたらお子さんも苦しまずに済みますし、お母さんも安心ですよね。