乳歯の生え変わり時期、お子さんから「歯がグラグラしてる」と言われてどうしたらいいのかわからなくなったことはありませんか?

グラグラしているだけなら良いけど、一本の糸のようなものが歯茎と歯をつないでるだけで宙ぶらりんだけど、引っ張って抜いたら血がドッと出そうで怖い…こんな時どうすれば良いの~!?自分の歯でないだけに痛い思いはさせたくないし、慌てふためいてしまいますよね。

乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、歯がグラグラして気持ち悪かったり、気になって触ってしまったり、場合によっては痛みを訴えたり、歯科医で抜歯!?なんてケースも…

乳歯が抜けて、永久歯が生えてくるのは成長している証拠ですよね。

嬉しい半面あのちょこんとした小さくてかわいい乳歯がなくなってしまうのは寂しいです。

やはり歯が違うだけでお顔の印象も随分変わりますものね。

成長していく過程で誰もが通る乳歯の生え変わり。

その時期がいつなのか、グラグラしたらどうしたらいいのか、経験談も添えてお教えしますね。

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乳歯の生え変わり時期はいつ?

乳歯は6歳前後で永久歯へ生え変わりはじめます。

生え変わりの最初は、下の真ん中の前歯です。

その後、数年かけてすべての乳歯が永久歯へ生え変わっていきます。

乳歯は20本あり、生え変わりが終わるのはだいたい12、13歳くらいです。

大人の歯は28本あり、それとは別に親知らずが4本生えてくる場合もあります。

乳歯が20本だったのに大人の歯は28本、ん?と思いませんでしたか?

乳歯時代にはなかった第1大臼歯と第2大臼歯と呼ばれる歯が永久歯として新たに生えてくるのです。

この第1大臼歯と呼ばれる歯はちょうど下の前歯が抜けるのと同じようなタイミングで一番奥に生えてきます

その為、歯が顔を出している事に気づきにくく歯ブラシも届きにくいので虫歯になりやすいです。

子供も乳歯が生え変わる位に大きくなってしまうと、仕上げ磨きおろそかになっていせんか?

乳歯の生え変わりを機会にお子さんの口内状況を再度チェックしてあげましょう。

一般的には6歳前後で生え変わりが始まり、13歳くらいで生え変わりが終わりますが、個人差がありますのであくまで目安と思ってください。

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グラグラしてきたら抜くべき?

グラグラしていても「抜いて良い乳歯」と「抜いてはいけない乳歯」があります。

<抜いて良い乳歯>

グラグラというよりブラブラしている状態の歯は、自分たちで抜いてしまって大丈夫です。

生え変わりの時期にグラグラし始め、徐々にグラグラが強まります。

最終的に、乳歯は歯茎と少し繋がっている状態になり、ブラブラになってきます。

この状態なら、ちょっと引っ張ればあっという間に抜けるでしょう。

しかし、自分で判断できない、子どもがとても怖がっている、抜くのが怖いなどなど、迷ったり悩んだりしたときはかかりつけの歯科医院へ行って歯科医に相談するといいですね。

<抜いてはいけない乳歯>

・乳歯が抜けていないのに、永久歯が出てきている場合。

・今にも抜けそうなほどグラグラしているのに抜けず、食事のたびに痛みを訴えている場合。

・今にも抜けそうなほどグラグラしている状態が長期間続く場合。

・乳歯が虫歯になっているような場合。

このような場合、無理やり自分たちで乳歯を抜くと、そのあと生えてくる永久歯の歯並びに悪影響を与える可能性があります

グラグラしている乳歯を抜くにはどうしたらいい?

歯科医院に行くまでもなく、自分たちで抜いてしまおう!

そう決めたらまずは手洗いをしっかりして清潔にしましょう。

次に、グラグラしている乳歯を清潔なガーゼで包み、しっかりとつかんだら真上・真下に引っ張ります。

乳歯が抜けた後は少し出血がありますので、出血が止まるまでガーゼで5分~10分ほど抑えるか、子ども自身に噛ませておきます。

出血が止まったのを確認したら、軽くうがいをさせ、抜けた後を触らないよう指導しましょう。

乳歯の生え変わりが始まらない?!

一般的に6歳前後から乳歯の生え変わりが始まりますが、個人差がありますので多少の遅れは気にすることはありません。

しかし、乳歯の生え変わる気配すらない・・・という場合、永久歯がもともとないことも考えられます。

歯科医院でレントゲンを撮ってもらって、乳歯の下に永久歯があるのか確認してもらうといいですね。

また、乳歯の生え変わりは左右対称で同じ時期になりますが、いつまで経っても左右どちらかが生え変わらない場合は歯科医院へ行きましょう。

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また一歩大人になったよ~乳歯の生え変わり経験談~

まず初めに冒頭に書いた糸一本でつながれた歯のエピソードは私自身が幼少期の頃に経験したことです。

その後どうしたかというと、小学校高学年だったこともあり医者に診てもらう事もなく自然に抜けるのを待ちました。

糸で繋がっている事の方が印象に残っているので多分痛くなかったんでしょうね。

今現在5歳3ヶ月の娘は5歳0ヶ月の時に歯科検診でグラつきを指摘されました。

幼稚園のお友達で歯が抜けた子がいるとの情報は聞いていたものの、本来は小学校入学前後で生え変わりが始まると思っていたので、『随分早い子がいるもんだな~永久歯が虫歯になったら自分の白い歯は永遠に取り戻せないから、うちはゆっくりでいいや』と思っていた所にグラつきを指摘されたので、診察室にいるのに思わず目を見開いて『えっ!?』と大きな声が出てしまいました。

この時に指摘された乳歯は生後7ヶ月で1番最初に生えた左の下顎の前歯でした。

本人も親も自覚がないほどのグラつきだったので、『ここから(抜けるまで)が長いのよ』と教えて頂いたとおり、それから2ヶ月経った今でも抜けずにいますが、お隣の歯もグラグラが始まり、痛みも出てきたようでグラグラしている歯をさけて歯ブラシをするようになりました。

Aくんは、グラグラが始まったがいつになっても抜けず永久歯も見えてきてしまった為に歯科医院で3本も抜歯をしたそうです。
Bちゃんは5歳でグラグラが始まった後すぐに痛みを感じる事なく抜けたそうです。

ただ食事時は痛かったようで、一口大に切って対処してあげたそうです。

Cちゃんはグラグラに気づいた日には気になってしまう為にそんなにグラついていなくても自分で揺らして抜いてしまうそうです。
Dくんは小学校1年生になってから乳歯の生え変わりが始まりました。

Dくんもグラグラしている歯が気になって触っているうちに抜けたのが殆どですが1本だけ…Dくんのいたずらがすぎてお母さんもつい手が出てしまったそうなんです。

その拍子にグラついていた歯もポロリと抜け落ちるという漫画に出てきそうな仰天エピソードがありました。

歯が抜けるだけでも色々なパターンがありますね。

終わりに抜けてしまった歯はどうしていますか?

これはおばあちゃんに教えてもらった方法ですが、下の歯は屋根に上の歯は地面に向かって投げるのだそうです。

丈夫で真っすぐなキレイな歯が生えますようにという言い伝えだそうですよ。

今は抜けた乳歯を保管するケースも売っていますし、取っておきたい気持ちもあるけれど、おばあちゃんに教えてもらった言い伝えも子供に伝え実践させたい気持ちもありどうしようか迷ってしまいます。