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読書によるメリットが注目され、小学校などでは積極的に読書の時間を取り入れる学校も増えています。

小さい子どもの場合は、読み聞かせでも良いのです。

子どもに読書を習慣化させたいのであれば、まずは親が読書をしている姿を見せる必要があります。

読書のメリットについて理解が進んでいるご家庭では、子どもが小さいころから読み聞かせをしたり、読書の時間を設けて一緒に読書したりしていることでしょう。

読書によるメリットは数えきれないほどありますが、実はデメリットもないこともないのです。

読書によるたくさんのメリットと少しのデメリットをご紹介します。

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知らないと損する、読書のメリット

読書をすることで得られるメリットはたくさんあるのですが、中でも重要なものをご紹介します。

<メリットその1 言語能力の発達に影響を与える>

正しい日本語を習得するのに効果的なのは読書です。

語彙力や読解力が付くことも大きいメリットです。

語彙が増えると、表現力も自然とついてきます。

自分の考えや思いを相手に分かりやすく伝えることは案外難しいものです。

小さい子どもが自分の思いが上手く伝えられずに癇癪を起したりするのは、まさに語彙不足から生じるものなのです。

<メリットその2 集中力がつく>

読書をすることによって集中力が付くとされています。

逆に「集中できなくて本が読めない」と言う子どももたまにいますが、読書は「慣れ」なのです。

子どもだけでは集中して読書ができないのであれば、親が一緒に読んでも良いのです。

もしくは親子で読書の時間を設けてみてはいかがでしょう。

慣れるまでは10分、次第に20分、30分・・・と一緒に読書します。

そのうち時間も忘れてもくもくと読書をする姿が見られるかもしれませんね。

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<メリットその3 物事を多角的に考えることができる>

読書量と得られる知識の量は比例します。

知識がたくさんあると、物事について様々な角度から考えることができます。

何か問題が起こったときでも、様々な角度から考えることができ、解決する糸口を探せるような力を身に着けることができるのです。

<メリットその4 表現力や想像力が豊かになる>

物語や小説を読むことで、自然と人物や情景などを想像していると思います。

文章から具体的な場面を想像するという事を繰り返すことで、創造力や感受性が育ちます。

読書歴の中から素敵な引用文などを用いて、自分の思いを表現できるようになります。

スピーチが素晴らしいと言われているオバマ大統領もかなりの読書家だそうです。

多くの知識と語彙力を用いて、誰にでも分かりやすい表現をすることで多くの観衆の心を捉えたと言われています。

読書好きなことにデメリットはあるのか?

読書には数えきれないほどのメリットがあるわけですが、デメリットはあるのでしょうか?

あえて言うのであれば、「視力が低下する可能性がある」ということや、「運動不足になりがち」ということでしょうか。

しかし、視力が低下するような読み方をしているから視力が悪くなるのであって、読書が悪いとはいえないかもしれないですね。

長時間続けて読書をし続けたり、読書をするときの姿勢が悪かったり、暗い場所で読書をしていれば、視力は低下します。

視力の低下や運動不足になりやすいと言うデメリットは、読書が直接的な原因と言うよりは個人の心がけ次第かもしれないですね。

もう一つ考えられるデメリットは、同じような本ばかり読んでいると考え方が偏りがちになる可能性があるという事です。

実用書や自己啓発本などは特にその傾向に陥りやすいと言えます。

同じようなジャンルの本でも著者が異なるものなど、色々と手に取ってみることです。

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子どもの人生さえも左右するかもしれない読書量

昔から「頭の良い子は本をたくさん読む」と言われていますが、現代では「読書量で賢さは決まる」と断言した表現を目にすることも多いと思います。

実際はどうなのでしょうか。

一般的な小学生の1か月の平均の読書量は5,6冊です。

小学校6年間で換算すると403冊程度という調査結果があります。

では東大生が小学生の時はどうでしょう。

1か月7,4冊、小学校6年間では533冊という結果になっています。

この読書量の差をどう思いますか?

ここで大切なことは「頭の良い子どもがたくさん本を読む」のではなく「読書量の多い子どもが賢く成長していく」ということです。

言語能力が向上することによって、学習面にも良い影響を及ぼすというのが最大のメリットかもしれませんね。

読書好きのお子さんをお持ちのママへ

あるママ友の小学3年生のお子さんは、読書が本当に好きで四六時中読んでいるそうです。

学校で外で遊ぶ時間になっても、トイレに隠れて本を読むくらい好きで、布団の中に入っても見いているそうです。

親としては、読書ばかりに没頭している姿を見て、元気に友達と外で遊んでほしいなと思う気持ちが出てきたりもしますよね。

前で述べたように読書はメリットがすごくありますが、度が過ぎてしまうと、友達と遊んだり、コミュニケーションをとったりするのが苦手になったりするのではないかと、今後のお子さんの成長に不安がよぎったりもすると思います。

しかし、そこまで読書が好きなお子さんもそんなに多くはないと思いますので、際立つ個性なんだなぁ!と思って見守ってあげると、ママ自身の気持ちも楽になると思います。

世の中の成功者たちも読書家が多いと目にします。

しかもその読書量が半端ない量であるということ。

このようなクリエイティブな人たちは、徹底的に普通の人が読まない本を読んだりして普通の人から抜け出したようです。

読書は、活字を読んでいくことですが、その活字を読み広げていくことで想像力を膨らますことができます。

想像力を沸かせる力がつくと、今まだ目に見えないものを作り上げられるクリエイティブな考えを持つことができるようになるのですね。

読書好きのお子さんには、いろいろな種類の本を紹介してあげたりして、親も一緒に楽しんで本を選んであげると親子で楽しめるので良いかもしれません。

読書好きの個性を伸ばしてあげることは親子のつながりをより深くしてくれるかもしれませんね。