フランス・パリ旅行に持って行くと便利な持ち物には、どんなものがあるのでしょう?
旅行の持ち物は、行き先や季節によって若干変わるものですね。今回は特にフランス・パリを冬に旅行することを考えて、パリとフランスをより深く楽しめるような便利な持ち物とはなにかを調べてみたいと思います。
まずは基本的な持ち物をチェック
海外旅行の必需品
海外旅行の必需品をまず確認しておきましょう。
まずはパスポート。有効期限が3か月以上あることを確認しておきましょう。なお、直行便利用でパリに入る場合は、ビザや入国書類は必要ありません。
次に大切なのはクレジットカードです。異なる国際ブランドのものを最低2枚は持って行きたいところです。日本ではあまりないと思いますが、外国では磁気不良になったり通信回線の不良で使えなくなることがけっこうあるからです。
観光中の現金は、持ち歩くとしても数十ユーロにとどめ、クレジットカードをなるべく使うようにすることをおすすめします。なくなっても補償がされて再発行が可能なクレジットカードは、スリや盗難の対策にもなります。
できれば、「海外キャッシング」機能もついているクレジットカードならベストです。
「キャッシングは利息がかかるから使うのは怖い」と思っている人も多いようですが、旅の達人の間では、海外で現地通貨を入手する手段としてベストな方法は「クレジットカードでのキャッシング」だというのが常識になっているそうです。
帰国したらすぐにクレジットカード会社に利用分の金額を「繰り上げ返済」することで、利息をほとんどかけずに利用することができるそうですよ。ぜひ覚えておきたいですね。
現地通貨は、ほとんどクレジットカード払いをすることを考えると、3~5万円分程度のユーロ現金を用意しておけば大丈夫だと思います。
海外旅行保険への加入も必須です。1週間程度の旅行でも、いつ突発的な事故に巻き込まれるかは分かりませんから、万一のときの備えを必ずしておきましょう。
治療費用の補償と、携行品の補償だけはどうぞ忘れないようにしてください。携行品補償は、スリや盗難の備えになるほか、スーツケースやカメラが壊れたときの修理代を補償してもらえる便利な保険です。
クレジットカードに海外旅行保険が付帯していて無料で利用できる場合も多いので、まずはそちらについている補償内容を確認するとよいです。
治療費用など補償金額が低い場合、それを補強する意味で保険会社の海外旅行保険を「バラがけ」すると、加入金額も安く済んでよいようです。
持って行った方がよいもの
個人手配旅行の場合、旅行ガイドブックは情報誌タイプではなく「地球の歩き方」のような、しっかりした地図と詳細な情報が載っているものをおすすめします。
何でもスマホで調べられるからいらないと、思いがちでしょうけれど、現地でインターネットがつながらなかったときには一切情報にアクセスできないことになります。
緊急時の連絡先、旅行に必要な会話なども1冊にまとまって載っている昔ながらの旅行ガイドブックは、困ったときに必ず頼れる存在になると思います。
旅の疲れが出てきたころ、風邪かな?と感じる症状が出ることがあります。そんなときはすぐに風邪薬を飲んでひどくならないうちに治してしまったほうがよいですね。
また、美食の街パリで、食べなれないものを食べて胃の調子が悪くなったときのために、胃腸薬も持って行っておくと安心です。
個人的にお勧めしたい持ち物は、お湯を注ぐだけでできる粉末スープやフリーズドライのお味噌汁です。おいしいものがたくさんあるパリですが、一定の味ばかりが続くと、ふと味噌やしょうゆの味が恋しくなることもあるものです。
また、旅行の途中で日本の味で舌をリフレッシュさせることで、再びパリの味を新鮮に感じて、より深く楽しめるようにもなると思います。
観光で歩き疲れた足を癒すための湿布やマッサージオイルも、あるときっと役に立つと思います。
ヨーロッパのホテルはバスタブがつかずシャワーのみのところも多いため、お風呂でゆっくり温まって足の疲れを癒すことはできないかもしれません。そんなときにも湿布やマッサージオイルがあると便利です。
冬のフランス・パリを観光するための持ち物
できるだけ暖かくして観光するために、コートやジャケット、暖かい靴、手袋、マフラー。また、帽子や耳あてなどもあったほうがよいと思います。
雨が降ることもあるそうですので、折りたたみ傘もぜひ持って行きましょう。
使い捨てカイロは、現地では手に入らないそうですから、忘れずにぜひ持参しましょう。
なお、別の記事(パリ010)でもパリの冬を暖かく観光するための対策を詳しくご紹介しています。ぜひそちらもご覧ください。
フランス・パリを存分に楽しむための便利な持ち物
朝の散歩でパン屋さんを見かけたなら、焼きたての本場のフランスパン、絶対に食べてみたくなりますよね!そんなときにあると便利なのが「パン切りナイフ」です。
フランスパンを切る目的なので、必ずしもパン切り専用ナイフでなくてもギザギザがついていればよく、小ぶりの「トマトナイフ」でも充分です。ナイフ1本あるだけで、日本では高価な珍しいパンもいろいろ買って、食べ比べて楽しむようなこともできると思います。
また、スーパーマーケットを覗けば、さすがワインの国フランス、手ごろな値段のワインがずらりと揃っていて、きっと飲んでみたくなると思います。「ワインのコルク抜き」を持って行っていれば、ホテルの部屋でワインを楽しむことができますね。
飲んでみておいしかったワイン、ぜひ日本にも持って帰りたい!そうなったときにあると便利なのは「梱包材」です。現地で買おうとしてもなかなか見つからないものなので、ぜひ日本から持って行きましょう。
液体物であるワインはスーツケースに入れて持ち帰りますが、航空会社に預けるスーツケースはたいへん乱暴に扱われるため、荷造りするにはコツがいります。
梱包材でくるみ、万一漏れたときに周りを汚さないためにビニール袋に入れてしっかり口を閉じた状態で、スーツケースの中で動かないように固定すると安心です。
固定するために、スーツケースの中を仕切れる小さめのダンボール箱をいくつか入れておくと、帰国の荷造りが便利ですよ。
なお、日本への持ち込みは、720mlのワインは1人3本まで免税です。
フランスパンのお供、もうひとつはチーズですね。輸入チーズやバターといった乳製品がたいへん高価な日本では、チーズ好きにとってパリは天国のようなところでしょう。
パリの街角にはふとしたところにチーズ専門店があり、ありとあらゆるチーズがとても気軽に、たいへん安価に売られています。
現地でもちろんお好きなだけ堪能するとよいですが、日本への持ち込みは制限されていないと知れば、絶対に日本にも持って帰りたくなると思います。そんなときに活躍するのが「保冷剤とタッパー」です。
ハードタイプのチーズならそのままスーツケースに入れるのでよいですが、新鮮でちゃんとした梱包がされていない柔らかいチーズやバターを日本に持ち帰りたい場合は、タッパーがに入れて密閉できると便利です。
型崩れしづらく、溶けて漏れたりする心配もなく、匂いも周りに移らないので安心ですね。
デリケートなチョコレートをお土産にする場合も、保冷剤で冷やしながら持ち帰ることができると安心です。
なおパリのホテルは、冷蔵庫がついていないお部屋も多いようです。そんなホテルに泊まった場合、保冷材を冷やすのはホテルのフロントにお願いしてみましょう。カフェやレストランが併設されているホテルなら、厨房の冷凍庫で冷やしてもらえるはずです。
ちなみにチョコレートですが、パリの空港のセキュリティチェックで「液体物だから」と係員に没収されてしまったという話を聞いたことがあります。
夏だったのかもしれないし、他の国ではそんな話は聞いたことがありませんが、持ち帰る場合は念のため、機内持ち込み手荷物ではなく、スーツケースに入れて航空会社に預けることをお勧めします。
あると便利なもの、小さくてかさばらないなら持参しよう
持ち物を考えただけで、パリ旅行が楽しみになってきましたね!
今回ご紹介したものには、買おうと思えば現地で買えるものも含まれていますが、限られた時間しかない現地で、探しまわる時間と労力を節約するためにも、小さくてかさばらない、あると絶対に便利なものは、ぜひ日本から持って行きましょう。
忘れ物がないようにして、便利に快適に旅行を楽しんでください!