サバやサンマが青魚なのは有名な話ですよね。
青魚の種類の共通点、定義が何なのかご存知ですか?
スーパーやお寿司屋さんで良く見かける鮭は青魚?
青魚を食べてアレルギーが出ることもある?
今回は青魚の定義、鮭も青魚の種類に入るのか、青魚を食べてアレルギーが出るのか調べましたのでご覧ください。
青魚の種類って?
まず、青魚の読み方ですが「あおざかな」「あおうお」「あおもの」と呼ばれています。
「青魚」の定義ですが、はっきりとした「青魚」の定義はありません。
一般的に青魚は、背の青い魚のことを呼んでいるそうです。
海水面の近くを泳ぐほとんどの魚が青魚の種類です。
青魚は海水面の近いところを泳ぐので、海鳥に狙われやすいのですが、背が青いのであまり目立たなく、しかも海の下にいる大きな魚からは腹が白いので青魚は目立ちにくいのです。
ちなみに、青魚は寿司屋では「ひかりもの」とも呼ばれています。
一般的な青魚の種類の共通点をまとめてみました。
・ほとんどが海で取れる。
・多くの群れを作って遊泳をしている。
・主食はプランクトンである。
・背中が青色か黒色であり、お腹の色が白色の魚。
・海面の鏡面を泳いでいる魚に広く見られる保護色的な背中の色をしている。
青魚の種類は、イワシ・アジ・サンマ・ブリ・カツオ・コハダ・サバなどがあげられます。
鮭も青魚の種類?
結論からいうと、鮭は青魚の種類ではなく、白身魚に分類されます。
まず、青魚と白身魚は油の成分の違います。
食品成分表を見てもらうと分かりやすいのですが、青魚は不飽和脂肪酸が白身魚に比べて多いのです。
鮭は不飽和脂肪酸が少ないので、白身魚の種類になります。
鮭は身が赤いので、赤身と思う人が多いですが、身が赤いのは野菜や果物にも含まれるカロテノイド系の赤い色素のアスタキサンチンによるもので、赤身魚ではなく白身魚です。
青魚を食べてアレルギーが出ることもある?
青魚の種類を食べてアレルギーが出ることがあります。
青魚を食べてアレルギーの症状が出る代表的なアレルギーは「サバアレルギー」があります。
青魚のサバを食べて、その成分であるタンパク質に対して免疫反応が起こって、アレルギー状態が発生する場合は食物アレルギーです。
青魚の食物アレルギー反応はアレルゲンによる刺激を受け、自分の体の中にある肥満細胞がヒスタミンを放出することでアレルギー状態が発生するようです。
もう一つ「アレルギー様食中毒」があります。
これは青魚の食物アレルギーに症状は似ているのですが食物アレルギーではありません。
ヒスタミンがたくさん蓄積されたサバなどの青魚を食べてしまうと、食後30分ぐらいから数時間後には顔面紅潮や発疹や吐き気などの症状が出てきます。
これは免疫反応とは関係なく、誰にでもなる可能性がある反応です。
青魚のアレルギー症状をまとめたものです。
・蕁麻疹が出る
・顔面紅潮
・目が赤くなる
・まぶたが腫れる
・嘔吐
・下痢
・腹痛
以上が青魚のアレルギー症状です。
もし青魚を食べてアレルギー症状が出てしまったら、まず自分で出来る方法として水を大量に飲んでください。
なぜ水を大量に飲むかというと、尿としてヒスタミンを出すことで症状が治まると言われているからです。
自分でできるのは水を大量に飲むくらいなので、アレルギー症状が治まらない場合は最寄りのお医者さんにかかって、抗ヒスタミン注射をうってもらってください。
いかがでしたか?
青魚は背の色と関係しているのですね。
青魚を食べてアレルギー症状がでたらまずは水を大量に飲んで、治まらなければすぐにお医者さんに診てもらいましょう。