秋の旅行シーズンといえば、9月~10月ですね。とくに連休のある9月は、秋の旅行シーズンのスタートのようなイメージ。せっかく連休がとれるのだから、一度だけ行ったことのある香港にもう一度行きたい、ということで旅行決定。

でも、前回の香港旅行は10月下旬に行ったので9月の香港はどんな気候なのか、よくわかりません。

10月下旬の香港は平均して25℃以下なので、かなり過ごしやすかった記憶が。長袖で腕をまくって、ジーパンという服装でも暑いというほどではなかった記憶があります。

でも9月は、日本でもまだ暑い時期。9月の香港旅行、どんな服装で行くのがいいのか、ちょっと調べてみました。

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9月の香港、気候はどんな感じ?

日本では、9月といってもまだまだ暑い時期。8月7日は立秋。暦の上では秋でも、まだ夏の暑さがしっかり残っている時期。たいていの場合、日本の9月は残暑がずっとつづくという感じですね。

香港の場合は、日本の夏よりも厳しい暑さを感じる時期です。気温以外で困るのはその湿度の高さで、香港の場合は湿度が高いため、感じる蒸し暑さは日本以上。だから、汗がやたらと出ます。汗っかきの人は、シャツが肌にはりついたりしてたいへんです。

調べてみると、9月の平均気温は25℃で、最高気温は30℃を超えています! じっとしていても、 全身に汗がじっとりと吹き出すほど。

ですから、香港の市場(「街市」といいます)付近には、上半身は裸、あるいは半裸状態のガテン系の方々がたくさんいます。そのくらい暑いということですね。9月の香港は、夏の暑さが残る蒸し暑い時期と覚悟しましょう。

暑いからTシャツ1枚で。それがNGなわけは?

旅行のスタイルによもよりますが、香港旅行を9月にする場合には、汗対策とUV対策は必須です。照りつける太陽と湿気で、香港の外気に触れると数分で汗が吹き出してくるからです。

汗を吸いやすい素材を使った服装であることはもちろんのこと、タオルのハンカチなどが必要になるのはいうまでもありません。

しかし、それだけでは9月に香港旅行する際の要注意ポイントにはなりません。では、汗対策とUV対策のほかにいったいなんの対策が必要なのでしょうか。それは、寒さ対策。たとえばカーディガンかストールのようなものを持ち歩くことです。

香港に旅行にいくときには、Tシャツのような服装で、薄着なのはOK。それ以外に、1枚はおれるものを必ず用意してほしい、ということです。それはいったいなぜかというと……。

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たとえば、ツアーバスで観光地まで行き、見学・散策をして、再びバスで移動といった1日に欠かせないのがクーラー対策です。ツアーバスに限らず、香港では室内という室内はほとんどが冷房されています。

しかも、その冷房の設定温度は日本ではありえないほどの低さ。バスで30分移動するその時間だけで、体が冷え切ってしまうほど。ですから、冷房対策としてはおれるものが必要になります。

夏場に香港へ行き、この冷房のためにカゼを引いてしまったという女子が多いのもうなずけます。

歩くのが好きで、電車やバスを乗り継いで目的地に行ったり、お店でショッピングしたり、という場合でも油断は禁物。

お店はことごとく冷房され、飲食店などもオーブンエアでないかぎり、冷房がきいています。暑い→涼しい→暑い→涼しいというサイクルがつづくと、体がついていけません。

ですから、やはりはおれるものが必要というわけです。香港旅行に9月に行く場合は、薄着という服装でもいいのですが、必ずはおれるものを1枚用意しておく、というのがポイントなのです。

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9月の香港、台風が直撃したら?

019_hong-kong002香港では、6月から10月あたりまでは台風シーズン。運悪く、香港旅行中に大型台風がやってきた、という場合には注意が必要です。香港では台風警報のレベルを1、3、8の数字で表し、これを「シグナル」と呼んでいます。

シグナル1は台風接近中、シグナル3は雨風が強くなってきている状態。シグナル3の場合、まだだいじょうぶ、という段階ですが、日本人から見るとかなり激しい状態に見えます。一部の交通機関が運行休止になるのもシグナル3です。

シグナル8になると、避難勧告が出て、交通機関は一時停止、ほとんどのお店が閉まっちゃいます。

シグナルはテレビや地下鉄の改札口、ホテルなどでも掲示されますので、こまめにチェックしましょう。でも、こんなときに出歩くのは危険。では、日中の外出時に雨風が強くなってきたらどうしたらいいのでしょうか。

香港旅行中に台風が近づいてきたら?

外出中にシグナル3が発令されたら、まずはホテルにすぐ帰る、というのがいちばんの安全策。シグナル8になったら外出するのは危険です。台風直撃ですから。場合によってはシグナル9以上になることもありますが、この場合は、もうホテルから一歩も出てはいけません。

外出するのはたいへん危険です。

午前中の外出時にシグナル3になったけれど、まだたっぷり時間があると思ったら、自分が宿泊しているホテルの周辺でいちばん近いショッピングモールを探しましょう。ショッピングモールは屋内ですから、比較的安全ですが、混雑するので覚悟してくださいね。そして、盗難にも注意です。

9月の香港旅行、服装以外に注意したいこととは?

9月に香港へ旅行する場合は、比較的薄着、なかにはTシャツ1枚で、ということもあるでしょう。もちろん出かける際には、カーディガンなどはおれるものもデイバックに忘れずに。そして、もうひとつ注意してほしいのが、防犯対策です。

男性の場合、厚い札入れをジーパンのお尻のポケットに差し込んでいる人を見かけます。しかし、これはとても危険で、盗ってくださいといわんばかりの服装です。薄着だと、財布の位置などは外見からもわかりやすくなります。

すると、スリのグループなどに狙われてしまうわけです。彼らは集団で行動しているため、盗られた、と思っても混雑している場所で犯行に及ぶため、犯人を特定するのは難しいですし、もしも特定できたとしても近づくのは危険です。

女性の場合は、ハンドバッグに注意が必要で、ショルダーの部分が細い紐のようになっている場合、カッターで切られる心配があります。また、バッグの口がしっかり閉じない場合、バッグのなかに手を突っ込まれて手当たりしだいに盗まれる、ということも。

盗難に気をつけなければならないのは、横断歩道を渡るとき、地下鉄のエスカレーターに乗っているときや混雑した地下鉄車内など。犯行グループは中国系以外のアジア系外国人であることも多く、低年齢化しています。子どもだからといって注意を怠らないようにしましょう。

犯罪者に狙われない格好というのは、「お金持ちに見えないこと」「財布を露出していないこと」「バッグが小さくてショルダーベルトが幅広いこと」などポイントがいくつかありますが、実際にどんな服装がいいのでしょうか。

足りない服は、香港で現地調達しましょう

9月の香港旅行に出かける際は、自分の服は少なめに持っていき、香港で服を現地調達する、というのもおすすめです。香港のローカルブランドや世界的に有名な普段使いのブランド服を売っているショップもたくさんあります。

こうしたお店で格安の服を買ってみてはいかが。とくに香港ブランドの服は、日本で買うよりも低価格で、しかもオリジナリティのある服も。あまり見かけないおしゃれでかわいい服がけっこうあるので、おすすめですよ。

香港ブランドの服で身を包み、地元民になりきるのが、スリグループなどに狙われない秘訣。そして、どんなに気に入っていても、光り物のジュエリーなどは身につけないこと、極薄メイクで過ごすのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか。香港旅行に9月に行く際の服装については、日本の夏と同様のものでOKなので楽ですね。でもクーラー対策、台風時のこと、それに防犯にはご注意を。香港旅行に持っていく服は少なめにしておいて、服を現地調達するのはおすすめですよ。

日本より比較的物価が安く、香港ローカルブランドはけっこうおしゃれ。お店もたくさんありますから、きっとお気に入りが見つかるはずです。