布団は毎日付き合うものです。生きている中で寝ている時間が最も幸せという方もいるのではないでしょうか。

布団で寝るときには季節を問わず寝汗をかいてしまいますが、寝汗や、肌からはがれた人の皮膚はダニの大好物。布団とダニは切っても切れない関係なのです。

布団のダニはどうすれば退治できるのでしょうか。干す?叩く?乾燥機?はたまた掃除機?

布団のダニ退治には何が一番効果的なのか。干す、叩く、乾燥機など、布団のダニ退治で考えられる様々な方法の効果を解説します。

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布団のダニは干すと退治できる?

布団は寝汗などによりダニが発生しやすくなっています。

布団の手入れといえば、昔ながらに最もよく行われるのが「干す」という行為。いい天気には洗濯物を干すのと一緒に布団も干すもの、という考えは一般的です。

表を向けて干して、時間が経ったら裏を向けて・・・なんて工夫をされている方もいらっしゃるかと思います。

干すという行為で、布団のダニは退治できるのでしょうか。

実は、できません。

晴れている日にどれだけ念入りに布団を干しても、ダニは死にません。

それくらい、ダニの生命力は強いということなのですね。

ちなみに、叩くと潰れて死ぬダニも出るかもしれませんが、布団の奥深くに死骸が入り込むので、ダニ退治にはおすすめできません。

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布団のダニ退治に最も効果的なのは乾燥機

殺菌力の強いイメージを持つ太陽ですが、その光のもと布団を干してもダニは死なない・・・となると、次に思い浮かぶのはそう。布団乾燥機ですね。

最近の布団乾燥機は「ダニ対策」という機能がついたものが多くあります。

ダニは、50℃の高温に20分間さらされてやっと死にます。太陽光の下で布団を干すのでは、なかなか布団を50℃で20分間温め続けることは難しいのです。そのため、ダニを死滅させるには「干す」という行為ではできないのです。

布団乾燥機の「ダニ対策」機能は、ダニの死滅する条件をしっかり把握したメーカーによるものです。布団を50℃で20分間温め続け、しっかりダニを死滅させることができます。

ここで注意が必要なのは、布団乾燥機をただ掛け布団と敷布団に差し込むだけでは、布団全体を暖めることができず、ダニの好物である湿気を飛ばすことはできますが、ダニを完全に退治することはできません。布団乾燥機で熱しても、乾燥機と接していない部分にダニが逃げてしまうからです。

ダニを布団乾燥機で完全に退治しようと思ったら、布団乾燥機でふくらむ部分に横にした布団を巻きつけるようにして、コンパクトに布団と布団乾燥機を密着させます。その上に掛け布団をかぶせます。ちょうど布団全体が蒸し焼きになるようにすれば、布団のダニは逃げ場がなくなり完全に死滅します。

炎天下の車の中も50℃は軽く超えますから、その条件の車の中に放り込んで放置しておけば布団乾燥機で得られる効果と同じようにダニを死滅させることができます。

あとは、布団全体に掃除機をかけます。布団に掃除機をかけて取れるのはダニの死骸だけなので、布団を熱していないダニの生きている状態では、掃除機をかけてもダニは吸い込まれまいと爪を使って布団の繊維にひっかかり、しぶとく布団に居続けるのです。

30分~1時間ほどきっちり熱してダニを死滅させた布団に、表と裏両面からゆっくりとしたスピードで掃除機をかければ、ダニ退治は完了です。掃除機のノズルにストッキングをかぶせると、布団を吸い込まずにダニや汚れを取ることができます。お試しください。

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まとめ

布団のダニ退治が最も効果的にできるのは「乾燥機」であることがお分かり頂けたかと思います。

ダニは生きていても死骸になっても人体に悪影響を及ぼします。3か月に一度は布団のダニ退治をすることをお勧めします。

定期的な布団の手入れでダニに悩まない快適な睡眠を手に入れましょう!