女性にとって一番身体を心配する期間といえる「妊娠期間」。
約10ヵ月の間、毎月が始めての事だらけで、過ごし方や運動の事など、すぐに不安になってしまいます。
そんな妊娠期間も臨月になると「正産期」「正期産」となんだか分からない言葉をよく耳にするでしょう。
今回は、臨月の過ごし方と、正産期の過ごし方の違い、そして進められるそれぞれの運動方法の違いを調べてみました。
正期産で元気な赤ちゃんを出産するために、臨月、正産期の過ごし方や運動方法に気をつけて、最後の妊婦生活を楽しんで下さい!
「臨月」「正産期」「正期産」
まず、「臨月」とは最後の月経開始日を妊娠0週0日として数え、そこから数えて36週0日から39週6日の時期をいいます。
そして、「正産期」とは、赤ちゃんがいつ生まれても大丈夫といわれる期間で、妊娠37週から41週までの間をいい、その間のお産の事を「正期産」と呼びます。
臨月の一週目はまだ「正産期」ではないという事です。
この「正期産」より早いお産が「早産」、遅いお産が「過期産」と呼ばれます。
正産期を過ぎて過産期になると、過期産となるため、人によっては陣痛促進剤を使って出産を促さなければならないケースもあるようですが、できれば自然に正期産で出産したいというママが多いのです。
安心して健康な赤ちゃんを産むには、この「正産期」に出産する事が理想なようですね。
出産時期は赤ちゃんが決めるものという意見もありますが、ママの妊娠期間中の過ごし方によって、赤ちゃんの手助けができるという意見もありますので、運動方法など、参考にしてみて下さい。
臨月の過ごし方、運動方法の注意点
臨月に入ると、お腹も自分のつま先が見えない位に大きくなってきます。
そのため、お腹が重くて何をするのも億劫になりがちです。
でも、臨月は、赤ちゃんが生まれてからはできない事をしてこそ有意義な過ごし方と言えるのではないでしょうか。
例えば、夫婦二人だけでのお出かけや雰囲気の良いレストラン等、赤ちゃんが生まれると当分はおあずけです。
他にも映画館や美容院へも行くのも出産後は難しくなります。
カフェで一人でゆっくり時間を過ごす、そんな過ごし方も良いですね。
ただ、出産が近くなっていますので、母子手帳や携帯電話は忘れないよう注意して下さいね!
出産準備も万全に整えておく方が、急な破水で入院となってしまった時にも対応できます。
一方、産院ではそろそろ出産にむけた体力づくりの運動がすすめられます。
運動によっては出産を促す効果がありますので、まだ臨月一週目は正産期ではない事を頭にいれておき、急に運動量を増やさないよう注意が必要です。
普段運動をしていなかった方や、お腹の張りやすい方は、軽いウォーキング程度で様子をみましょう。
あくまで、正産期への準備期間ととらえておくべきでしょう。
正産期に入ってからの運動や過ごし方
いよいよ正産期に入ったら、股関節・骨盤まわりのストレッチなど本格的に出産に向けての体力づくりをはじめましょう。
運動により股関節を柔らかくする事で、子宮口が開きやすくなり、赤ちゃんが通りやすくなるのです。
身体を冷やさないよう、ゆっくりお風呂につかり、血行促進とリラックスするのもいいですね。
これも、赤ちゃんが生まれるとできない事です。
とにかく出産に向けて体調を整え、いつ陣痛がきても良いような心の準備、そしてスクワットなどの適度な運動をしておく事が大切です。
お腹が大きいので、転倒に気を付け、骨盤まわりや股関節の筋肉を柔らかくする運動と、体力をつけるための有酸素運動も、激しく息切れしない程度に取り組むと良いでしょう。
心も体も準備万端で、正期産に臨んで下さいね!