一般的に通常の生理周期は25日から38日とされています。
ここで言う「1週間も生理が来ない」という状況は、生理周期が安定していて毎月決まった周期で生理が来る女性の場合の話です。
例えば、長年毎月25日周期で生理が来ていたのに今月は32日目をすぎても生理が来そうにない、というような場合です。
女性のカラダはとてもデリケートです。
ちょっとした体調の変化や、ストレスなどの精神的な影響からも生理周期が狂うこともあるのです。
妊娠している場合はもちろん生理は来ません。
妊娠する覚えのない人はホルモンバランスが崩れている可能性があります。
妊娠する覚えのある人は、妊娠しているのかもしれません。
ここではどのような場合に生理の周期が乱れるのか、妊娠の初期症状についてご紹介します。
生理が来ない!!1週間以上経ってもこない原因は!?
まず考えられる原因は2つです。
ホルモンバランスの崩れと妊娠です。
妊娠している場合4週目から5週目にあたります。
生理が1週間来ないということはすでに妊娠2か月目に突入しています。
妊娠検査薬は生理予定日の当日から使用できるものと、予定日を1週間過ぎてから使用できるものが大半です。
・胸が痛い、張る
・基礎体温が高温期を保っている
・眠気やだるさがある
・匂いに敏感になる
など1週間生理が来ない上にこのような症状がある人は妊娠している可能性があります。
生理前のPMSの症状と似ているのですが、妊娠している時はなんとなくいつもと違うと感じることが多いようです。
4週目から5週目にかけて胎嚢が確認できます。
心拍の確認が取れるのは早くても6週目頃からです。
心拍の確認ができれば流産の可能性が低くなり、妊娠したと言えます。
妊娠していないのに、生理が1週間も来ないのはホルモンバランスが崩れているからです。
先にも述べましたが、体調によっても変わりますし精神的な影響も受けます。
睡眠不足や食生活の乱れもホルモンバランスを崩し、生理不順を引き起こします。
生理が1週間来ない=妊娠ではない場合
上記のような理由から、1週間生理が来ていないからと言って妊娠しているとは限らないと言えます。
女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが正常に作用することで成り立っています。
どちらか一方が多すぎても、少なすぎてもダメなのです。
そしてこのホルモンの分泌をコントロールしているのは脳の視床下部や下垂体です。
ストレスは脳の機能を低下させると言われています。
ストレスを感じると脳機能が低下し、ホルモンが正常に分泌されなくなる、そして生理不順が引き起こされるのです。
ホルモンバランスが長期間崩れたままだと、不妊の原因にもなります。
なるべくストレスの掛からない、規則正しい生活を心がけてください。
それでも生理不順が改善されない場合は、病院に行くことをおすすめします。
薬でも生理不順は引き起こされる
胃腸薬、吐き気止め、向精神薬、抗うつ薬にはプロラクチンというホルモンを過剰に分泌させる副作用があります。
母乳を作るのには必要なホルモンなのですが、このホルモンが多く分泌されると出産後の母体と同じ状態になるため、排卵が起こらなくなり、生理がとまってしまいます。
胃腸薬などは気軽に服用しがちですが、ホルモンバランスを崩すこともありますので多用しないようにしてください。
しかし向精神薬など精神科で処方されるようなお薬を飲んでいる方は、生理が止まったからと言って急に勝手にお薬をやめてはいけません。
かならずドクターに相談してください。