子どもを授かったら、その子の将来をあれこれ想像するのが親心ですね。

医者や弁護士、公務員や研究者などいろいろな将来がありますが、スポーツ選手になってほしいと願う親も多いかもしれません。

スポーツ選手までいかなくても、運動神経の良い子だといいなぁ~と思いますよね。

しかし、運動神経が良くなかった母親と父親にとっては、自分の運動神経の悪さが遺伝するのではないかと心配ではありませんか?

「運動神経は遺伝する。主に母親からの遺伝だ」と言われていますが・・・本当でしょうか?

父親からの遺伝はないのか、運動神経が本当に遺伝するのかを調べてみましょう。

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運動神経は遺伝するの?

結論からいうと、運動神経が100%遺伝することはないと考えられています。

筋肉や骨格など持って生まれた性質は遺伝によるものといわれていますが、運動神経そのものは遺伝ではなく、環境によるものだといわれています。

例えば、トップアスリート同士の子どもでも一切スポーツをさせなかったら、その子は運動神経が良くなることはありません。

トップアスリート同士の子どもが、両親のようにスポーツの世界で活躍をしているのは、幼い頃からスポーツをする環境が整っていたから・・・といわれています。

父親も母親も運動神経が悪くても、幼い頃からスポーツをする環境が整っていれば、運動神経が良くなることは十分にあるのです。

母親から遺伝するといわれているのはなぜ?

両親から遺伝するものは、運動神経ではなく筋肉や骨格などの体の特徴です。

そして、その体の特徴は主に母親から遺伝し、父親からはほとんど遺伝しないそうです。

そのため「運動神経は母親から遺伝する」という誤解が生まれたそうですよ。

また、運動神経が悪い母親は、子どもと一緒に運動をしたり、体を使う遊びをさせないので、スポーツをする環境が整いません。

スポーツをする環境がなければ、子どもがどんなに素晴らしい能力を持っていても、それを伸ばすことはできませんよね。

子どもと過ごす時間が長いのは主に母親なので、誤解が生まれてそのまま広まってしまったのかもしれませんね。

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運動神経を良くするためにはどうしたらいい?

父親も母親も、子どもが幼いうちから、公園などで一緒に体を動かしましょう。

親子で遊ぶだけではなく、公園ではほかにもたくさんの子どもたちが遊んでいるので、自然にいろいろな遊びを覚え、公園の遊具を使ってさまざまな運動をすることになります。

「このスポーツ選手にしたい!」と意気込んで、幼い頃から特定のスポーツだけをさせるよりも、公園などでいろいろな遊びをして体を動かしたほうが、運動神経が良くなるともいわれています。

運動神経を良くする(発達させる)には、小学生くらいにいろいろなスポーツを経験させるといいそうですよ。

運動神経が悪い父親と母親だとしても、スポーツをする環境を整えてあげることで、子どもの運動神経は伸びて行きます。

しかし、子どもが嫌がっていることまで無理にさせてはいけません。

子どもが自ら「やりたい」と思わないことを、無理に続けさせても良い結果は得られないようです。

運動神経を良くしたいのなら、子どもがやりたいことを見守るのも大事なことなのかもしれませんね。

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