自分の過去を思い出してみてください。

「あれが反抗期だったかも」と思う時期がありますか?

もしかしたら「あの年齢のとき、確実に反抗期だった!」と言いきれる方もいらっしゃるかもしれません。

反抗期といえば、思春期に多くの人が経験するもので、意味もなくイライラしたり、とにかく親の言うことが鬱陶しく思うなどの特徴があり、親や先生は対処法に悩まされますね。

しかし、反抗期の年齢は思春期の頃だけとは限りません。

一般的には、反抗期は2回あると言われています。

年齢別の特徴と対処法をご紹介します。

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年齢別の反抗期の特徴は?

第一次反抗期の特徴

1回目の反抗期は、幼児期にあります。

年齢は2歳から4歳ごろで、正式名称は「第一次反抗期」といい、一般的には「イヤイヤ期」「魔の二歳児」といわれているものです。

特徴は、母親の言うことを否定したり、自分でなんでもやりたがったり、思うようにいかないとかんしゃくを起こしたり、わがままになったりします。

子どもは2歳を過ぎると自我が芽生え始めます。

「自分でやりたい」と、いろんなことを考えるようになるんですね。

そのため、それまでは母親がやってあげていたことでも「自分でやる!」と行動し、母親がそれをやめさせようとしたり、それまで通り全部やってあげようとするとかんしゃくを起こしてしまうのです。

第二次反抗期の特徴

2回目の反抗期は、思春期のころにあります。

年齢は14歳から16歳ごろで、正式名称は「第二次反抗期」といいます。

特徴は、親の言うことにいちいち反論したり、会話をしなくなったり、親との約束を守らなくなったりします。

思春期になると、子どもは親から自立したいと思うようになります。

親と一緒に過ごすよりも、友達や恋人との時間を大事にするようになり、親と距離を置きます。

親離れのためには、大切な時期ともいえます。

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年齢別の反抗期の対処法はどうしたらいいの?

第一次反抗期の対処法

自我が芽生えて、いろんなことをやろうとしても、まだ幼いのでうまくいかないこともたくさんあります。

うまくいかなくてかんしゃくを起こしたり、母親に八つ当たりをすることもあるでしょう。

そういうときでも「だからママがやるって言ったでしょ!」とか「まだあなたには無理なの!」と怒ってはいけません。

「あなたは、こうしたかったんだよね」「もう一回、やってみようか?」と、優しく受け止めてあげましょう。

危険なことではない場合は、ゆっくりと見守ることが大切です。

また、やってはいけないこともあります。

それは「モノで釣ること」です。

「我慢したらおもちゃを買ってあげる」と、モノで釣ってしまうと子どもは「泣けば欲しいものを買ってもらえる」と思ってしまいます。

モノで釣るというのは手っ取り早く子どもを大人しくさせることができますが、子どものためにもやらないようにしましょう。

第二次反抗期の対処法

子どもが会話をしないからといって、無理やり話しかけたり、嫌がっているのに返事をさせるようなことはやめましょう。

嫌がっているのにしつこくすると、余計に嫌がられるし反抗されます。

少し距離を置いて見守ることが大切です。

そして、子どもを「ひとりの大人」として認めましょう。

「あなたはまだ子どもだから」「子どもは親の言うことを聞きなさい」と言ってはいけません。

子どもが間違ったことをしようとしたり、してしまった場合は、頭ごなしに叱るのではなく、ひとりの大人として意見を聞き、話し合い、考えさせましょう。

第一次反抗期のことは記憶になくても、第二次反抗期の記憶はあるという方も多いと思います。

自分が反抗期だった時のことを思い出して、我が子にどう接すればいいのか考えてみてください。

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