お子さんの乳児湿疹で悩んでいるパパママは、結構いるのではないでしょうか?
乳児湿疹ができて赤ちゃんが、痒がったり痛がったりしていると可哀想で、早く何とかしてあげたいですよね?
顔にブツブツができると、周りの人から心配されることもあるかもしれません。
顔に乳児湿疹ができると、よだれや食べ残しで悪化してしまうこともあります。
乳児湿疹の原因は何なのでしょうか?
よく「大きくなったら治るよ!」と言われることがあると思いますが、実際はいつまで乳児湿疹が続くのでしょうか?
今回は、乳児湿疹の原因は何か、いつまで続くのか、乳児湿疹に最適なケアは何かについて調べてみました。
乳児湿疹の原因
乳児湿疹は、新生児期から乳児期に現れる湿疹の総称です。
生後6か月頃までの湿疹の原因を特定することは難しいため、この時期にできた湿疹は乳児湿疹と呼ばれます。
赤ちゃんの肌は、新陳代謝が活発です。
特に新生児期から生後3か月頃までは、ママからもらった女性ホルモンの影響が原因で、皮脂が多く分泌されます。
皮脂が多く分泌されますが、毛穴はまだ小さいため、皮脂が詰まりやすく湿疹ができてしまいます。
生後3か月を過ぎると、赤ちゃんの肌の皮脂の分泌は落ち着き、乾燥に弱くなります。
乾燥することにより、湿疹ができる場合もあります。
通常、肌の角質層は、保湿したり、有害物質の侵入を防いだりする役目があります。
しかし、赤ちゃんの角質層は未熟で薄いために、ダメージを受けやすく、おむつかぶれやあせも、何らかのアレルギー反応で湿疹が出やすくなります。
乳児湿疹はいつまで
乳児湿疹は、生後2週間を過ぎた頃から現れ始めます。
いつまで続くかは、乳児湿疹の原因によって異なります。
生後1か月で治るものもあれば、1歳を過ぎても続くものもあります。
乳児湿疹は、皮膚科受診をしてきちんとケアをしていれば治ります。
ケアをしているにも関わらず、症状が悪化する場合は、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどの可能性があります。
乳児湿疹が長引いている時は、皮膚科の先生に相談して下さい。
顔のブツブツを早く治したい!乳児湿疹のケア
乳児湿疹のケアの基本は、清潔に保つことと保湿をすることです。
乳児湿疹の原因によらず、この2つを心掛けることで、赤ちゃんの肌の状態は良くなります。
〈清潔に保つ〉
肌の表面には雑菌がつきやすいです。
赤ちゃんは、汗っかきなのでこまめにガーゼで汗を拭いたり、着替えさせてあげて下さい。
授乳後や食事後は、赤ちゃんの口元を綺麗に保つようにして下さい。
入浴時は、赤ちゃん用の石鹸をしっかりと泡立てて、泡でやさしく体を洗います。
泡のすすぎ残しには気をつけて下さい。
顔も泡でしっかり洗い、ガーゼなどで石鹸の成分を拭き取って下さい。
〈保湿をする〉
赤ちゃんの肌は乾燥しやすいため、ベビー用ローションや保湿クリームを入浴後などに塗ってあげましょう。
空気が乾燥しないように、赤ちゃんが過ごす室内の湿度を調節することも大切です。
最後に
乳児湿疹は、適切なケアを行うことで悪化を防ぐことができます。
ただ、原因によっては長引くこともあるので、皮膚科の先生と相談しながらケアを行って下さいね。
お子さんの乳児湿疹が、一日も早く良くなることを願っています。